Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

「麒麟が来る」~能「箙(えびら)」

2020-08-31 | 能楽
 いよいよ「麒麟が来る」が再開された。新型コロナウイルス感染予防のため撮影が中止になっていた。その間、NHK、民放を問わず、テレビでもラジオでも、歴史番組で足利時代、室町幕府をとり上げた番組が多く結構楽しませてもらった。
 「麒麟が来る」は桶狭間の戦い後光秀が福井で牢人(浪人)生活を送っている場面から再開されたが、先日のNHK BSP「英雄たちの選択」で、新田義貞の墓所の目の前に住んでいたとのコメントがあり、さらに興味が増した。

 さて、30日(日)の「麒麟…」では、13代将軍足利義輝が「観能の会」を催し、光秀が呼ばれ久しぶりに京へ上る場面から始まった。能は「箙(えびら)」。箙とは、矢を入れて右腰につける武具のこと。
 👇 ようこ姫さんのブログから。数年前の「伸謡会」の「箙」より。梅の枝がはっきり見えます。
   

 👇は、テレビの録画映像から。シテ(梶原源太景季・かじわらのげんだかげすえ)



 👇 能を見つめる将軍義輝。
 
 
 👇 将軍を見つめる光秀。


 👇 ネットの映像より。


 《あらすじ》
   西国方にいる僧が都見物に出て、須磨の浦生田の川に着くと、若き里人が現れる。僧が梅の木を見て、これは名木かとたずねると、昔 源平の時代に梶原源太景季がこの梅花一枝を折り、箙にさして笠印とし名を挙げたので、この木を「箙の梅」と称すると話し、昔の一の谷合戦の様子を語る。その後、実は自分がその景季の幽霊だと名乗って消え失せる。
 僧が花の木陰で寝ていると、若武者姿の霊が現れ、修羅道の苦しみ、戦いの様子を再現して見せ、僧に弔いを頼み消え失せる。

 《みどころ》
 「八島」「田村」とともに、勝修羅物と呼ばれる能。物語は平安時代の末期、主人公の梶原源太景李は源氏方の武将で、源頼朝に重用された梶原平三景時の嫡男である。多くの合戦で、若武者ながら父ともども奮戦し、武名を上げている。その一つ、一の谷の合戦で、生田川付近で戦った景李が、色の異なる花をつけた梅の枝を箙に挿したというエピソードが物語のもとになっている。
 みずみずしい若武者と盛りの花をつけた梅の枝。その取り合わせは、血みどろの陰惨な戦闘の場であるからこそ、際立って美しく輝く美を感じさせる。昔の侍はただ、戦闘に没頭する武骨なだけの存在ではなく、和歌や管弦に秀でる者もあり、風雅な心を解し、美への感受性も高かったようだ。武将の位にある者たちは、深い教養と独特の美学を持っていた。この能でもそんな侍の美学が陰影深く描写されている。(以上ネットより抜粋)

ホウチャクソウの実

2020-08-30 | 茶道
 8/29(土)、8月最後のお茶のお稽古だった。まだまだ残暑が厳しい。茶々姫先生は冷房をガンガンにつけて待っていてくださった。私は、明け方に目が覚めてしまい、新聞やパソコンを見ていてまた眠くなり2度寝。すっかり寝坊。午前中はだるくてボーッとしていた。一昨日、昨日とシルバー人材センターから溝掃除や草むしりに来てくださり、私は何もしていないのに疲れたのかもしれない。お稽古の時間にすっかり遅れ申し訳なかった。

 姫さんと二人だけ。お点前は私だけで、ほとんどお喋りをしていて写真も撮らなかったが、帰る頃に床のお花の名前を先生が教えてくださった
 先生宅は、長い年月車庫や畑にして野菜や花を育てておられた土地が最近ようやく売れたのだ。私たちは駐車場がないと騒いでいるが、先生にしてみるとお花がすっかり無くなり困っておられる。お茶花だけは自宅の裏庭に移されたそうだが、やはり足りない。土曜日と月曜日の2回持たせなくてはならず…と、悩みはつきぬようだ。玄関と居間、それと床の花である。
 茶道って、心配り、気配り、準備作業などなど大変手間のかかるものなのだな~。
 👇は、花がなくて…と工夫して活けられたもの。真ん中は金水引、その前に花ミョウガ、葉っぱと実はホウチャクソウ。


 👇は、ホウチャクソウの黒い実。葉っぱの付け根から実が出ている。

シルバーくらしのお助け隊

2020-08-29 | 日記・つぶやき
 昨年、高岡市のシルバー人材センターから👇のようなチラシが各家庭に入った。毎年庭の木々の剪定や雪吊りはお願いしているが、他にもいろいろな仕事を頼めるのだな~と思いながらチラシを保管していた。

   
    年寄りの一人暮らしが増え力仕事や高所の作業ができなくなったせいだ。私もできるだけ工夫して、時間をかけても自力で家事をこなしてきた。4月の町内の溝掃除も、4,5日かけて自宅の前だけは済ませた。が、ここ数ヶ月で体力がガタっと落ちた(コロナのせいもあるかも)。

 除草も溝掃除もお願いすると言う近所の方に勧められて、シルバー人材センターに電話をしたのはお盆前。きっと9月だろうと思っていたら、先日電話があり、担当の方が下見に来られ、27日(木)に溝掃除、28日(金)に家の周りの除草を済ませてくださった。

 雑草は根っこからむしり、枯れた鉢植えをいくつも整理してくださった。残すものは残し、無理なものはあっさり処分。来春粒状の除草剤を撒くことも勧めてくださった。

 庭もスッキリ、気持ちもスッキリ。「草むしりせんならん…。溝掃除せんならん…。」とストレスをためていた。
 👇 玄関に向かって左横、保育園の駐車場側。

 👇 家に向かって右横、道路側フェンス内。


 👇 上の写真の反対側。アジュガだけ残してある。

 さすが、プロの仕上がりでした。

本 「歳月」

2020-08-27 | 
 川越の渡〇〇さんから月に一度の割合で、メールか葉書か電話がある。彼女の気分や時間で使い分けているのかな~と思うが、意外と受け取る私の気分や時間とぴったり合うことが多く、電話の場合は長くなってしまう。
 1ヶ月ほど前に聞いたのが茨木のり子さんの詩集のことだった。この方は、15歳で日米開戦を、19歳で終戦を迎えられたそうだが、「わたしが一番きれいだったとき」と言う詩は、国語の教科書にも載って、当時読んで感動した。    
    わたしが一番きれいだったとき
    街々はがらがらと崩れていって
   とんでもないところから
   青空なんかが見えたりした

   わたしが一番きれいだったとき
   まわりの人達が沢山死んだ
   工場で 海で 名もない島で
  わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

・・・・・・・・・・・・・・・

 と言う風に続くのだが、渡〇〇さんが言うには、のり子さんが亡くなられた後、亡き夫のことを書き綴った未発表の詩が出て来たそうだ。子どもさんはいらっしゃらなかったので、甥御さんが整理して出版されたそうだ。
 それが、👇の詩集「歳月」である。 さっそく図書館で借りた。



 夫婦二人の日常生活が目に浮かぶような詩がいくつも綴られている。
 その中から「歳月」を紹介します。

 「歳月」
 真実を見きわめるのに
 二十五年という歳月は短かったでしょうか
 九十歳のあなたを想定してみる
 八十歳のわたしを想定してみる
 どちらかがぼけて
 どちらかが疲れはて
 あるいは二人ともそうなって
 わけもわからず憎みあっている姿が
 ちらっとよぎる
 あるいはまた
 ふんわりとした翁と媼になって 
 もう行きましょう と
 互いに首を締めようとして
 その力さえなく尻餅なんかついている姿
 けれど
 歳月だけではないでしょう
 たった一日っきりの
 稲妻のような真実を
 抱きしめて生き抜いている人もいますもの

秋の主菓子~「初雁」

2020-08-26 | 茶道

夏の主菓子~8月

 8月最後のお茶教室 夏休みのお茶教室~茶箱 8月はお茶教室も夏休みなのだが、それぞれのお孫さんたちが成長され帰省されなくなったからもあって、今年は12、19日の2......

 
 👆は、昨年の私のブログです。今年の8月のお茶教室は、お盆の前後だけお休みで月曜組も土曜組もほぼ毎週お稽古があった。コロナ休暇の分だけ励んだと言うことか?
 しかも、少人数の生徒に週2回も先生が準備されるのは大変だろうと、24日(月)は合同でお稽古をしとても賑やかだった。やはり大勢で集まるのは楽しい。が、思いがけないことに駐車場が足りず困った。と言うのは、今まで使用していたガレージやその前後の空き地が売れたのだ。茶々姫先生はかなり前から不動産屋さんに頼んでおられたそうだ。断捨離の一環だろう。なかなか売れずほぼ諦めておられたが、最近運よく買い手がついたのだらしい。

 👇は、主菓子「初雁」。


 今年初めて雁が群れをなして北から渡って来た…鉤になり棹になり…、そんなイメージか。ようこ姫さんは迷わず青い紙を取り出して、雁が空を飛ぶ様を表現。5人の弟子に5個の主菓子があり、よかった。
 立秋はとっくに過ぎたのに、まだまだ残暑は厳しい。暑さとコロナ禍のためどこの家も庭は夏草におおわれている。我が家もしかり。
 が、明日はシルバー人材センターから溝掃除に来てくださるそうでホッとしている。

映画「ガス燈」

2020-08-25 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 BSプレミアムで平日午後1時から、かつての名画を放送している。氷見へ行った日は「ガス燈」だった。以前どこかの名画劇場で見たはずだが、中身を全く覚えていない。1944年の作品で当時のポスターつきのパンフレットだけが印象に残っている。もしかしたら家のどこかに保管しているかもしれない。

 なぜかヘップバーンの「暗くなるまで待って」とこんがらがり…、でも霧の中の街燈や家の中のガス燈がゆらめく様、不安げな女性はバーグマンで…。と言うわけでともかく録画をした。

   

  夕暮れロンドンの街をランプライターがガス燈に灯をつけて回る、一つずつ。雨の中、ある家の前に静かな人だかりが…。家の中から、一人の少女が年配の男性に付き添われ現れて馬車で去って行く…。 有名な女性歌手が殺され、高価な宝石類が消えてしまった。事件はそのまま迷宮入り。その少女は歌手の姪のポーラだった。

 時は過ぎ、所は変わり、ポーラは美しく成長し叔母の後を継ぐべく歌の練習に励んでいる。が、全く身が入らない。伴奏者であるピアニストに恋をしているのだ。二人は結婚し、ロンドンの元の家に戻って生活する。楽しい新婚生活が始まるのだが、ポーラは物忘れをしたり、他人の物をいつの間にか持っていたり、した覚えがない事を責められたり、だんだん自分を見失っていく。夜、上の階で物音がし、ガス燈が急に暗くなることがあっても誰にも恐怖を打ち明けられない。
 「君は病気だ」と言われ外へ出なくなると、ますます気がおかしくなり、とうとう入院することになるのだが……。 夫が毎夜、作曲の仕事だと出かけ、霧の夜の街にスーッと消えるのも不気味だ。
 無邪気で華やかなポーラが、だんだん精神を侵されて行く様子をバーグマンが魅力的に演じ、ドキドキする。 彼女は、アカデミー賞主演女優賞を受賞している(一回目)。

 監督:ジョージ・キューカー 出演:イングリッド・バーグマン、シャルル・ボワイエ、ジョセフ・コットン

福光「柿の華」 & 友達の誕生日

2020-08-24 | 日記・つぶやき

 私の実家は南砺市城端、が家はもうないい。お墓の掃除などすべて2軒の分家のお世話になっている。小さい頃から可愛がってもらった分家のKIちゃん(と言っても私の一回り上で93歳)が数年前からグループホームに入られた。脳出血で倒れ、歩行器がないと歩けなくなったのだ。昨年から福光の「柿の華」へ移られた。

 ちょうど1年前、お盆の墓参りの後一度訪ねた。パンフレットの簡易地図を頼りに城端から304号線を北上し、縄蔵を過ぎた頃にひょいと左折したらすぐに見つかった。
 今年はもう一軒の分家のMI子さんと一緒に行くことにし、福光「萱笑」でお蕎麦を食べ、304号線を南下したのだが…。カーナビを入れたのが失敗で、個人の農家の庭のような所を突っ切って、ようやくたどり着いたのが👇です。平屋建てで入所者10名くらいの家庭的なホームと聞いている。
 
 予め電話で伝えていたので、係りの方がにこやかに出迎えてくださった。狭いホームなのでKIちゃんもすぐに部屋から出てこられ、玄関の中と外に椅子を置いてお話しする。KIちゃんは幸い耳は遠くないので、離れていても大きな声を出さずにお互いよく聞こえる。でも、手を伸ばしても触れない距離と言うのは寂しいものだ。 顔の色つやもよく元気そうに見えるが、ご本人は誰も来なくなって寂しい…と涙をためられる。制限時間はわずか5分間。同級生のSEさんが送ってくれた和紙の傘を、飾ってね、と渡してきた。
 皆さんによくしてもらい、何の不足もないのだが(本人の言葉)、寂しい、と何度も仰る。
 城端へ戻り、MI子さんと一緒にお墓のお花を片付けた後高岡へ帰った。

 そこへ東京のasaちゃんからラインが入った。
 「昨日私も18歳になりました!!」と書いてある。私の誕生日には早朝からおめでとうメールをくれるasaちゃん。うっかり忘れていた。悪いことしたな~。「あ、ごめんなさい。18歳になられましたか。おめでとう!」と返信しながら、ウ~ム、18歳? ちょっと気になる~。昨年は「4回目の成人式おめでとう」とユーモアたっぷりのメールをくれた明るいasaちゃんだ。

 でも先日SAさんがカフェの名前をちぐはぐに教えてくれたことを思うと、うっかり入力ミスか思い込みか? 同年齢の者同士心配になった。「18歳はわざと書いたんだよね?」と送ったら、娘さんがカレンダーに「母、18歳誕生日」と書いていたんだって。「来年は28歳だよね」と笑って言ってくれたとのこと。ともに機知に富んだ親子の素敵な会話だ。
 「ごめん。安心しました」と送ると、「もうシャレにはならないね~」だって。いえいえ、まだまだシャレで通したいです。

福光「萱笑(かやしょう)」へ

2020-08-23 | 食物

 福光のグループホームに入所中の分家のKIちゃんを訪ねると言ったら、すかさず「じゃ”萱笑”でお蕎麦を食べてくれば?」と、私の思いもつかないことを提案してくれるようこ姫さん。と言うのは、今まで何度か寄ったが、満員だったり時間が遅かったりで一度もその美味しいお蕎麦に縁がないいわくつきのお店なのだ。

 私が城端へ行くのは、ほとんどがお墓参り。たまには友人と会ったり分家を回ったり、「じょうはな座」のイベントに参加したり、ともかく福光は常に素通り。今回のグループホーム訪問は良い機会かもしれない。お店の前に行列ができるほどの人気のお店だそうだ。コロナの時期でもあるし、まず電話をした。11時半には来てくださいとのことで予約をする。

 8/22(土)まず城端へ行き、もう一軒の分家のMI子さんを乗せ福光へ戻る。場所はだいたいわかっている。近くの図書館に共同の駐車場があることも聞いた。いつも素通りの福光だから、小矢部川を渡るのはホントに久しぶり。高校の同級生の家の前を何軒か通る。懐かしいな~と思う間もなくすぐに着いた。ほとんど人通りのない静かな町で、そのお店の前だけが人だかり。信号を渡る人も皆そのお店へ。それが、「手打そば 萱笑」だ。  

     

 👇 MI子さんは鰊が美味しそう…と温かいおそば「にしんそば」を注文。1190円。


 👇 私は、冷たいおそば「わさびとろろそば」を注文。1270円。 薄めの大きな丼にお蕎麦、せん菜(わさび菜)、とろろ、鰹節、千切り糊。つゆ、ねぎ、天かす。

 最初、せん菜を高菜かと思った。つゆ入れがないのは忘れたのかと思った。「つゆ、上からかけるんだよね~」と言いつつ食べ始めたが慣れないので食べにくい。最後にはレンゲかスプーンが欲しいな、と思った。途中で蕎麦湯とつゆ入れを持って来てくださったので、それに流し込んだ。向かいのMI子さんが丼を傾けてくれて「三々九度みたいだね」と二人で笑っていた。

 お味は上々、固さも具も評判通り。お店の方に菜っ葉のことだけ聞いた。「せん菜です。わさび菜のことですよ」 緑色の涼し気なワサビ田の風景が目の前に浮かんだ。夏のメニューだな。

 家に帰ってから写真に撮ったメニュー表を読むと、せん菜のことも、「冷たいつゆをかけて食べるぶっかけ蕎麦」との紹介も載っていた。初めての店へ行くと面白いことがいろいろある。さあ、これから「柿の華」だ。

 萱 笑:(そば、天ぷら、懐石・会席料理)
      
南砺市福光6771 
      0763-52-5033 

      11:30~14:30(L.O 14:00)
      17:00~20:00(L.O 19:30)




星乃珈琲

2020-08-22 | 食物

  8/20日、氷見でのランチの帰りに、大門車は軽い夕食をとの話の流れになった。かと言ってお腹はまだいっぱい、そうめんがいいね、とは言うものの今どき麺類だけのお店は郊外には少ない。結局、8号線沿いの「星乃珈琲」に入った。                     

 あれやこれやと迷った挙句に選んだのが、蜂蜜豆乳と 👇

 👇 ダブルのパンケーキ。                          

 さすがに全部は食べきれず、半分は翌日の朝食用に…。


氷見三昧御膳「魚恵」~その2

2020-08-21 | 食物

 「小さな隠れ味宿・魚恵(ぎょけい)」とパンフには書いてある。入り口の灯篭には「民宿・磯料理」とあった。温泉があり宿泊もできるのだろう。

 さて、氷見三昧御膳キャンペーンのお料理は?

 👇 先付け。左から赤鯛のみぞれ和え、蛸、くらげ。

 👇 夏野菜の冷製茶碗蒸し。     

 👇 刺身。                                

 👇 シイラの南蛮煮。                          

 👇 エビのフライとアメリケーヌソース。

 👇 鯛の釜めし。               

 👇 ご飯を盛る茶碗。 絵付けがユーモラス。               

 食後のコーヒー付きだった。プラスアルファでお風呂にも入れたのかも? が、最初からランチのつもりだったので、この後「ひみのはな」まで遠征して入浴した。皆が「日帰り入浴券」の無料券を持っていたからもある。その後ロビーでゆっくり休んで帰途についた。

 魚恵 : 氷見市北大町7-38
      0766-72-3744


氷見三昧御膳「魚恵」~その1

2020-08-20 | 温泉・小旅行

 「氷見三昧夏編スタート」の新聞記事の切り抜きをようこ姫さんに見せてもらい、お茶教室で「行きたいね」と話していた。平日昼を中心に氷見漁港で水揚げされた魚介類、氷見牛、氷見うどんなどを提供する。26の店が自慢の料理を提供し参加している。夏編の利用者には秋冬編で使える食事券の抽選応募券を配布すると言うのだ。

 8月初めに息子が出張の帰りに高岡へ寄ったので、先に私が「ひみ浜」へ出かけたことを前に書いた。お茶教室からは、お盆過ぎに「魚恵」へと決めていた。皆がそれぞれお墓参りなどのお盆行事を済ませた20日(木)、車2台5人で出かけた。姫さんは茶々姫さんを、私はSE子さんとなはさんを乗せて氷見番屋街の駐車場で待ち合わせした。160号線経由で、氷見市内に入ってからカーナビを入れたのだが同じ場所を何度かグルグル回り、なかなか番屋街に着かない。自分の思い込みが強くカーナビの指示に従っていないのだ。

 ともかく駐車場へたどり着き、姫さんを待つ。後は彼女の後をついて「魚恵」へ。 👇は、お店の横の五重塔。個人のお宅のお庭に建っているそうだ。右に見えるのは「比美乃江橋」。 

 👇 木々に囲まれた民宿・磯料理「魚恵」の入り口。         

 

 👇 案内された部屋の床の間。             

 👇 薄端に活けられたお花。        

 和室にテーブル椅子席が設けられていた。仕切りを払うと大広間になるらしい。


劇団民藝「送り火」制作の上本さんを囲む会

2020-08-19 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 高岡演劇鑑賞会の例会が半年ぶりに上演されたのは8月初めだった。会員数はずいぶん減ったが、10月に2度目の公演、劇団民藝の「送り火」が予定されている。

 制作の「上本浩司さんを囲む会」が高岡ウイングウイングで開かれると言うので出かけた。私にとっては「囲む会」も久しぶりだった。ずっと体調が思わしくなかったので鑑賞会そのものもそろそろ潮時かなと思っていたからだ。が、コロナ感染予防のための外出自粛が始まると家にいることが多く、運動不足に精神的な鬱が加わり認知症の始まりが心配になってきたため、無理しない程度に外へ出るようにしている。

 👇は、上本さん。テーブルに一人ずつ座る会員を前に、「民藝」の歴史に始まり、過去の役者さんたちのこと、このお芝居の作者、演出者、出演者さんのこと、物語を要領よく興味深く語ってくださった。                                

 8月16日、お盆の最後の日の夕刻、日色ともゑさん演ずる一人暮らしのおばあちゃん(吉沢照)が、明日ケアハウスに入ると言う前日。親戚の人が訪ねてきて戦時中の話を語りかける。そのうち兵役を逃れて逃亡した兄の亡霊が現れる。照はたちまち5歳の少女に戻り…。  「送り火」公演ちらし第46回(44回)例会 送り火 - ちた半島演劇鑑賞会ホームページ
 一人暮らしで認知症が始まりかけ、ケアハウスに入る…。 今、あるいは数年後の自分の姿だな~と思った。一幕で戦中戦後の70年を振り返るとは、これこそお芝居のだいご味だと思う。


イギリスだより

2020-08-18 | 自然・海山草花

 娘婿のマークが時々ラインで写真を送ってくれる。イギリス南西部、コーンウオールに住んでいるのでその近辺の海の写真が多い。

 4,5日前に届いたのは、作家のダフネ・デュ・モーリエの住いの近くとの説明があったので、誰かなと調べてみた。最初、モリエールかと思ったが彼はフランスの人のはず。ダフネは女性だった。女流作家と言うわけだ。なんと「レベッカ」や「鳥」の作家だそうだ。「レベッカ」は帝劇ミュージカルで見て面白かったので、翻訳本で読んだ。「鳥」はヒッチコックの映画で何度も見ている。

 👇 入り江。家族連れが遊びに来ている。

 👇 後ろがモーリエの住宅か?                      

 👇 マークが描いた水彩画。捕鯨船? 飛び上がっているのは2頭の鯨。なんとダイナミックでユーモラスな!


今年のお盆は~

2020-08-17 | 日記・つぶやき
 
お盆の準備

 コンサートやらシネマ歌舞伎やらと何度か城端へ行きながらお墓掃除もしていなかった。実家の墓である。コンサートを聴きに行った日、お参り方々様子を見た時に親戚の墓の隣がかなりひどいのを......
 

 👆は昨年の私のブログです。今年よりもずっと元気で、早めに実家のお墓掃除も済ませています。今年は、コロナと暑さと体力の低下とで、何もかもが遅れ遅れ…。義妹の誘いも断って15日夕方、ようやく二上霊園の我が家のお墓参りだけ済ませました。

 城端の実家のお墓は今年は掃除にも行っていないので、分家の方が除草剤を2回撒いたと電話で言っておられるのを聞き、感謝の言葉もありません。
 16日午後出かけました。暑い日ですが外へ出れば風もあり、家の中で鬱々しているよりは思い切って出てしまえば気持ちもスッキリするのです。 念のため、軍手、鎌、ハサミ、箒、ゴミ袋など掃除道具も持ちました。親戚や友人への手土産のお菓子は前の日に買いました。

 城端の街に入る前に、トイレとお花をと思いスーパーセフレに寄りました。駐車場に車を止めたとたん、「あら、Rちゃん」と声をかける人がいます。同級生のToちゃんです。狭い町です。彼女の家に寄る用事があったので、店内のテーブル席で自販機の紅茶を飲みながらしばらく話しました。

 お墓に行く時間がちょっと遅れました。我が家のお墓に参り、分家の墓、すぐ隣の母の叔父さんにあたる人の墓に参ります。この辺りは無縁仏の墓が多く、分家のMi子さんが除草剤を撒き掃除をしてくださったお陰で去年よりはずっとスッキリしていました。でも枯れた草や枝を始末しゴミ袋に詰めると汗だくになります。持ち物も多く、足がふらふら、お墓を4つ周り2軒の分家に寄りました。今年は時間が遅くなったので、玄関で失礼することに…。それでも2軒とも、顔を見ながらお話しできてよかった。年に一度のことなのです。グループホームに入居しておられるおばさんを訪ねる日取りも決めました。大きな行事を一つ終えた気分です。

 高岡へ向かう西の山に夕日がきれいでした。青い東の空の雲がまた美しく、車を止めてカメラを向けましたが、日の沈むのは早く…。


認知症の始まり?(その2)

2020-08-16 | 日記・つぶやき

 外出自粛から来る「コロナボケ」か、それとも連日の猛暑日から来る「熱中症ボケ」か、お盆前の8/12,13日の両日に集中して起きたボケ症状…これはまさに認知症の始まりではないか? ヘマやドジでは済まされないぞ、と憂鬱になってくる。

 12日スーパーで財布を忘れたことを昨日書いた。気づいたのは13日、午前中は寺のお盆参り、午後は平米公民館のお稽古だった。出かける準備をしていて気づいたのだ。後でゆっくり探そうとひとまず家を出たが…。
 太鼓は中の舞で「西王母」、お謡は「胡蝶」、「須磨源氏」、「西行桜」の三曲、9月の「三派能楽大会」と延期になっていた「芙蓉会」の練習である。無事に終了し、もう一つ用事があったが財布が気になり帰宅。

 👇 着替えようとして、アレっと思った。タグが右手についているのだ。 なんで? しかも外側に?

 え~っ? 裏返し? そう、裏返しだった。頭からすっぽりかぶるタイプのブラウスで、裏も表も色の変わらないプリント柄。縫い目も目立たず、袖のリボンも結べばわからない。

 お稽古の間は三蜜を避け離れて座るとは言うものの、太鼓は先生の前で打つし…。先生方3名と生徒が7名、誰も気づかなかったのだろうか、それとも気づきながら言えなかったのか? あ~あ、嫌になってくる…。 老化とはこういうものなのか。財布でパニック、一つタガが外れると次々と狂ってくる。