Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

金沢へ みたび~チャイコフスキー三大交響曲

2015-07-30 | 音楽

 7/26(日)、夫の月命日である。いつもお寺さんは8時すぎにお参りに来られる。それより早く、金沢のKAさんから電話が入った。「明日夜、県立音楽堂でチャイコフスキーの3大交響楽のコンサートがあるのだけど、聴きに来ませんか?」とのお誘いだった。聞けば、4番、5番、6番を一気に演奏するのだと言う。オーケストラは、ロシア国立交響楽団。指揮はポリャンスキー。そんな、シンフォニーを3つも演奏するなんて、そんなコンサートって今までにないのでは?とまず思った。
 金沢ウインドアンサンブルの事務局長の知り合いの誰かからチケットをもらったと言う。A席、7500円の券だそうだ。ウ~ム、金沢へ夜のコンサート? 7500円、チャイコフスキーね~。何時に終わるだろう? あいの風に乗っていく? それとも新幹線? などと考えて・・・「ちょっと待って、今お寺さん来られたし」といったん電話を切った。が、結局聴きに行くことに決めた。その日の午後、高岡文化ホールに「葛の会」の絵画展を見に行ったら、↓のチラシが棚に置いてあった(↓は、横浜と東京の会場だが)。           

  娘にメールで知らせると、「お母さん、お能を3つ続けて観るようなものだよ」と言う。わかってます。演奏者も聴衆も、体力勝負でしょう。
 チラシにいわく、「日本ではなし得ないプログラムである。と言うのも、まず楽団の労働組合が認めない、またよほど自信がない限り、どんな指揮者であってもこの3曲を通して演奏しようなど、まったく考えようもない。」

 27日(月)夕方、あいの風鉄道で金沢へ。県立音楽堂は、1週間前にマンドリンアンサンブルを聴きに来たばかり。↓ ホール前のカフェ。会場を待つ人たち。ここで、KAさん夫妻と待ち合わせだ。

  ↓ 前回同様のコンサートホール。7,80名(もしかして100近く)の椅子が並んでいる。フルオーケストラだ。A席と言うものの1階のかなり後方。回りはKAさん夫妻のお友達でいっぱい。昔の合唱仲間もおられるらしく、すぐ後の男性は、オペラ「滝の白糸」のおじいちゃん役だったそうです。

 楽団の希望で、会場の温度設定を低くしてあるのでご了承を、とのアナウンスが入る。膝掛けは一人1枚。
 指揮者も、演奏者も、皆さん大柄。女性もしかり。さぞ、ダイナミックな演奏なのだろうな~と想像される。
 まず、第4交響曲。私には、ちょっと聴いたことのあるメロディかな?と言うことくらいしかわからない。弦楽器は前に座っているのでわかるが、トランペットやトロンボーンはわかっても、木管楽器の音はフルートしかわからず、きれいだな、これ何の楽器?という程度の人なので、重厚な音色に浸っているだけ。メリハリの効いたうねるような迫力のある演奏だ。第4楽章が終わった途端に「ブラボー」の声と共にすごい拍手。これで、演奏会はオシマイ、と言わんばかりの熱狂的な拍手だった。途中の楽章ごとの短い休憩も、指揮者の手が降りるまでは余韻に浸り、手が降りて初めて咳や吐息が聞こえるほど。音楽と一体になっている金沢の聴衆はさすが大したもんだ。

 20分の休憩の後、次に、第五交響曲。これは聞きなれたメロディだった。クラリネット、オーボエ、ファゴットの音色も少しはわかるようになった。ティンパニーやシンバルも、音も動作も大きい。ロシアの寒い風景、暗い空などを勝手に想像しながら楽しんで聴いていた。

 次も20分休憩、いよいよ最後の「悲愴」第六交響曲だ。静かな重苦しい始り。そしてよく知られる「悲愴」のテーマが何度もくり返される。ティンパニーが女性に変わっていた。管楽器も曲ごとに奏者が変わっているようだ。
 3楽章と4楽章の間の休憩がほとんどなく、私などまだ3楽章では?と思っているうちにおわった。嵐の後の静けさと言うような最後で、指揮者の手が垂れ下がっても拍手はない。指揮者は客席を向かずに退場し、再登場。ここで初めて拍手が起きた。「悲愴」の最後は拍手のタイミングが難しいのだそうだ。

 時計は、9時40分過ぎ。最初、KAさんに、「家に誰か待っているわけはないから11時の電車にすれば?」と言われ、「そうやね、12時までに帰らないと、と言うわけでもないし」と言っていたのだが、今なら10時の電車に間に合う、と思い直し、スタンディングオベーションで拍手喝さいをしてから皆さんと別れを告げた。舞台はまだまだ熱狂中だった。

 ↓は、金沢駅前。鼓門。

  ↓は、高岡駅 万葉ロードの行燈。市内の保育園児の作品です。

 

 駅を出ると外は雨。源栄パーキング(日帰りは400円)が近くて助かった。思いきって出かけ、素晴らしい演奏会を聴いた。


涼しげな「葛の会」小品展

2015-07-29 | イベント

 ルビーの会誕生会の翌日、高岡文化ホールへ「葛の会洋画小品展」の鑑賞に行った。実はこの日は最終日だが、ゆっくり出かけられるのはこの日しかなく、決めていた。たくちゃんにもそう言っていた。以前、SAさんが所属しておられ、講師の越谷先生と、退職後同じ職場にいたこともあり(あちらは忘れておられるだろうが)、ほぼ毎年見に行っていた。特に、この小品展が私は好きだ。   

 26日(日)、この日も朝から気温が高い。8時過ぎにお寺さんがお参りに来られた。夫の月命日である。ほぼ同じ頃金沢に住む同級生から電話があり、「チャイコフスキー3大交響楽演奏会」に誘われた。多忙な月末だし、夜だし、と迷っていた。文化ホールへ行くと、チラシの棚にその演奏会の案内もあり、内容がかなり詳しく書いてあった。

 さて、3階ホールの展覧会。滋賀県長浜の余呉湖へスケッチ旅行に行った時の作品、モデルさんを呼んで人物がを描いた時の絵が中心だそうだ。ちょうどおられたたくちゃんからいろいろ説明を聞いた。

 ↓ 美しい後ろ姿・ウルゲンキのモスク              

 ↓ 太閤山ランド・琵琶湖のしじま。 

 ↓ 画室にて・華 

 ↓  余呉にて・桜 

 ↓は、たくちゃんの「桜」。ああ、コレだね。何でも高校時代の先生の有角先生(数学担当だったが今は日本画教室を開いておられる)が、見に来られ厳しい批評をしていかれたとか。偶然一緒にいた姫ちゃんも、同級生のよしみで、タイトルが平凡すぎるなどとコメントしたのだそうだ。確かに彼女の写真のタイトルはいつも凝っている。が、枝が垂れるほどの見事な桜と右奥の深緑がすてき。  

 ↓ きさらぎの水辺に・月出峠眺望 

              

 ↓ 遥か遠く・無心

                                

 ↓  太閤山の桜・朝に           

 ↓  風光            

 ↓ バラ。これもたくちゃんの作品。今までのたくちゃんの作品らしい抽象的な作品。バックの色との対比が鮮やかだ。              

 ↓ 春の余呉

↓ 越谷先生の「湖畔」

 もう終わった展覧会なので、ガラスケースの作品以外はほとんど紹介した。上手く撮れていませんが、都合で見に行けなかった方もご鑑賞ください。
 会場も涼しく、木々や水辺の絵が多いので深緑や水色の色彩の心がいやされ、ゆったりとした楽しいひとときだった。


ルビーの会誕生会~「わはく」

2015-07-28 | 食物

 茶々姫先生が茶道の教室を開かれてから、ン十年、師匠も弟子もそれなりに年を重ねた。口は相変わらず達者だが体が言うことを聞かない。かつては、初釜はもちろん、「月見の茶事」や「夜咄の茶事」などと趣向を凝らしたお茶事を計画してくださったものだ。
 今も続けているのが、初釜のランチと誕生会のランチである。この時ばかりは月曜組と土曜組が合同する。今年の初釜のランチは、砺波・「草の家」で、オリジナル寸劇「平成桃太郎」(auのCMみたいな)を参加者総出演で行い、とても楽しかった。

 さて、誕生会はどうする?メンバーに7月生まれが4名もいるので始まった「ルビーの会」、他の月に生まれた人はお相伴に預かる雰囲気だったが…。この年になれば一人ひとりが無事に誕生日を迎えたことを、皆で喜びあいましょう、と言うわけでカードとケーキを用意し、セレモニーをすることにした。

 7/25(土)、射水市「わはく」。ちょっと張り込んで3000円の会席料理(トップ写真)。以前もここでしたことがあったが、人数に合わせすべて個室、気兼ねなく大きな声も出せるのが利点。お庭を眺められ、お料理も美味しい。
 ↓ お軸が傾いたが、「春もあり冬もあり 人生またたのし」と読める。お花は緋扇水仙。ボケ写真なのと花の色が壁と似ていてハッキリ写らなかった、見事な葉っぱが印象的。      

  ”Happy Birthday to ○○ 、on July 2nd” と言うような小さいカードをテーブルに置き、座席指定とする。なんと言っても茶々姫先生がおられればこその会、先生を上座に、新入りで唯一の男性お弟子のたくちゃんをその向かいに、後時計回りに1月の案山子さん、4月のKakiさん、7月の私と姫ちゃん、最後にまだ誕生日を迎えておられない11月のなはさんは先生の左隣だ。
  ↓は、姫ちゃんに準備してもらったケーキ。なぜか7  8 のろーそくに火を灯す。 皆で、 ♪ Happy Birthday  ♪ を歌い、最後の ♪ dear ○○さん ♪ を右隣の人の名前を言いましょう、としたのだが上手く行ったかどうか? 「せーの」で、全員一斉に息を吹きかけ火を消した。以上でセレモニーはお終い。

 茶々姫さんの乾杯の音頭、たくちゃの自己紹介兼ご挨拶があり、後はお喋りしながらの食事会だ。
 まず、八寸。右のガラス皿の中は茄子のぬた和え?       

  ↓ お刺身。

  ↓ エビと冬瓜の吉野仕立て。       

  ↓ 真上から撮り、よく見えないが焼き茄子の上に焼き豚。

  ↓ 赤魚の酢物だったかな?        

  ↓ トリ肉と野菜の煮物。       

  ↓ グリーンピース飯。   

 他にお吸い物と香のもの。最後にデザート。〆て3000円+消費税。女性には多すぎるほど。でも、全部食べましたよ。この後、久しぶりに ”at you” へ行き、モカ君に会って来ました。 


つれづれな日々 30~暑い日の外出・イギリスだより

2015-07-25 | 日記・つぶやき

 日々の生活の中でのちょっと気になる小さな出来事。いくつかたまったそんな記事を、”つれづれな日々”として書いています。今日は30回目です。

 《暑い日の外出》
 去年もこんなに暑かったかしら?7/24(金)は、朝からむんむんしていた。隣の保育園の外壁の工事がかなり前から始っていたが、今朝は足場を外す日らしく、朝早くから話し声が聞こえる。我が家のキッチンのすぐ下が集合場所なのだろう。そのうち、ガ~ン ガ~ンと物凄い音。

 こんな日は外出するに限る、と思いつつも先日の立山の疲れがまだ残っている。平米のお稽古でも正座ができなかった。外は暑く、外出するにも勇気が要る。午後になり、ようやく腰をあげた。まず、かかりつけの医院へ行き高血圧と心房細動の診察、ついでに特定検診も受けた。その足で、「くすりのアオキ」に寄り、いつもの薬を5種類もらう。

 暑さでグッタリ参っていたが、この頃からだんだん元気を取り戻し、次に、高岡イオンの「ライトオン」へ。4月にマークがブルーのジーンズを買ったのだが、とてもはき心地がいいので、今度は白色のを買って来てほしいと娘からメールが届いた。タグやバーコードの写真と、マークの手書きメモの写真が添付されていた。そのままお店へ電話で伝えると、ちゃんとわかるのですね。数日後、注文品が届いたからと電話が入った。

 ↓ ”Right-on” (ライトオン)の店。

 ↓ 買って来たジーンズ。柔らかな素材で、真っ白。すぐ汚れそうだけど…。           

 帰りに、京田のサンコーに寄った。夕食の買い物客が空いた頃の時間。入り口で米ちゃんの奥さまとバッタリ。お孫さんを連れて忙しそうに帰って行かれた。店内で、金森先生の会のAさんに声をかけられ、立ち話。お二人ともお住まいが駅南だからこのスーパーを使われるのね。久しぶりに入った店で珍しい方たちと会え、嬉しかった。

 《マークのプロジェクト》
 ブリストルの地方新聞に、マークが今手がけている学生向けアパートのプロジェクトについて紹介記事が載ったそうだ。マークが、「お母さんに送ってあげて」と言うので、と娘からURLと写真が送られて来た。
 ↓は、URLです。試しに開いてみてください。

 http://www.bristolpost.co.uk/Wealthy-Bristol-students-live-high-life-city/story-27464799-detail/story.html#6

   ↓は、新聞に掲載された写真から。                

 ↓ 学生向けとしては贅沢なアパート。1DKでしょう。  

             

 今の日本の学生達は、どんなアパートに住んでいるのが私はさっぱりわかりませんが。


金沢へふたたび~マンドリンアンサンブル・コンサート

2015-07-23 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 

 
七夕間近の金沢駅前&「マンドリン演奏会」
  7/5(土)、金沢の県立音楽堂・邦楽ホールで、茶々姫さんの姪御さんの「金沢マンドリンアンサンブル」の30回記念北陸合同演奏会が開かれるのでお茶教室が休みになっ...
 

 ↑の記事は昨年、マンドリンアンサンブルの演奏会に行った時のものです。
 今年も、「石亭」へ行った翌々日の7/19(日)、再び同じ電車で金沢へ。今度は、茶々姫さんの姪御さんの「金沢マンドリンアンサンブル・40周年記念コンサート」を聴きに行ったのです。ゲタ姫さんのお薦めで、駅「百番街」の不室屋カフェでランチ。人気のお店で行列でした。

  ↓ 南瓜麩、あわ麩、黒ごま麩などがショウウインドウに並んでいる。

  ↓ 麩とゆばのあんかけどんぶり。

  ↓ 生麩のしぐれ煮。美味しかったのでお土産に買った。

 ゲタ姫さんのお買い物を待つ間、店内を見ると…オヤ、漆器の能作。いつぞや、千葉matsuさんがコメントしていたお店だ。すみませんが~と声をかけると、「ここは、能登作太郎さんの屋号で「能作(のさく)」。高岡の銅器の会社は、姓が「能作(のうさく)」のはずですよ」と、さすが店員さんはよくご存知。

 ↓ 朝ドラの「まれ」に出て来る陶胎漆器なんてあるのかしら?

 駅の傍の県立音楽堂、コンサートホールのポスター。  

 ↓ 正面にパイプオルガン。

  ↓ 第一部。フランス音楽特集。「亡き王女のためのパヴァーヌ」。

 ↓ 楽器の紹介があったのだが、メモをとらなくて。左から テナーマンドリン、アルテマンドリン、ギター、コントラバス。(違っていたらすみません) 演奏には、チェロ、フルート、クラリネット、オーボエ、ホルン、パーカッションが加わります。  

          

 ↓ 第二部。北陸新幹線開業記念ステージ。「いい日旅立ち」、「あずさ2号」、「ぽっぽや」など。 

 ↓ 第三部(マンドリンオリジナル曲ステージ)の後のアンコール。指揮者の東先生と一緒に手拍子。

  今年も楽しい金沢小旅行だった。


金沢「石亭」へ

2015-07-21 | 食物

  北陸新幹線の開通直後、金沢でクラス会をしたいがお世話を頼めないかと東京の友人からメールや電話があった。「卒業後50年目の同窓会」が東京で開かれて以来、何回か開かれたクラス会はすべて都内でだった。私たちのクラスには石川県出身が一人もおらず、結局富山市のYOさんと私で、現地の会場のお世話だけ引き受けた。城端小の同級生で長く金沢に住むKAさんのアドバイスもあり、「石亭」で来年5月(まだまだずっと先だが)に開くことに決めた。

 7/17(金)は下見のため「石亭」へ行き、ランチをいただきながら打ち合わせをする日。「あいの風鉄道」で金沢まで行く。JRの頃より運賃はアップし、820円。3両編成で混んでいた。石動でようやく座れた。YOさんが高岡で空いた席をとっておいてくださったのだが、混んでいて探せなかった。
 金沢駅から広坂までバスに乗る。200円。返りはタクシーで1330円。

 ↓は、「石亭」玄関。2人とも初めてだ。

  ↓ 入ると左側に内庭。

  ↓ 上がり框に、棟方志功の屏風。

 ↓ 隣に、第10代大樋長左衛門作「花と鳥 大皿」。

 ↓ 2人だけなので小部屋に通された。床の間の生け花は ほおずき。写真を忘れたが、きれいなお庭も見える。

 ↓ 一番お安い「石亭弁当」。                       

↓ 天ぷら。

  ↓ デザート。プリンとわらび餅。

 その後、お部屋をいくつか見せていただく。結局、予約をお願いした。ここ「石亭」から歩いて行ける距離に、兼六園、金沢城公園、21世紀美術館、能学美術館、しいの木迎賓館、鈴木大拙館などがある。金沢城公園内の「玉泉院丸庭園」は今年3月に復元されたばかりでお薦めとのことだった。

 私たちは、「鈴木大拙館」へ行くことにした。「中村記念館」の横の「緑の小径」を通ると…             

 ↓ うっそうとした「本多の森」が原生林のようだ。           

 そこを通り抜けると、洒落たモダンな白い建物に辿り着く。回りは水を張った池になっていた。谷口吉生と言う有名な建築家の設計だそうだ。↓ は、正面。          

 鈴木大拙は、金沢市出身の仏教学者。すぐ近くに生家があったそうだ。岩倉政治さんが大谷大学で教えを受け影響を受けられたと聞く。「展示空間」、「学習空間」、「思索空間」、「水鏡の庭」などがある。静かに本に見入る人、黙ってベンチに座る外国人の男女などの傍らを抜けて進むと、「思索空間」に入った。「水鏡の庭」に向かって座っている和服の女性。私たちもその一角に座り、水を眺めた。自然に話が始り、気づいたら夢中で話している私。そう大きな声ではなかったのだが、係の人が来られ注意された。どうも、和服の女性からクレームが出たようだ。その人も向こうで頭を下げておられる。ここは、思索にふける場所なのだ。いつもは私語にはうるさい私なのだが、クラス会の予約がすみホッとしたのと、「大拙館」の真の目的がわかっていなかった。反省。


「南砺市福野3人展」 と おやべクロスランドホテル

2015-07-19 | 日記・つぶやき

 もう、15年ほど前になろうか、退職後「小矢部園芸高校専攻科・園芸コース」に2年間通った。週1日7時間授業だった。卒業後しばらく同窓会を開いていたが、その後しばらく途絶えていた。先日女性だけでも集まろうと言う話が持ち上がり、福野の人たちのお世話で、「おやべクロスランドホテル」に集まった。

 その前に、お世話してくださったSEさんが、北陸銀行高岡支店のロビー展で墨彩画の展示会をしておられると聞き、見に行く。墨彩画とは、水墨画を彩色したものを言うそうだ。淡い色が優しい雰囲気で美しい。北銀・高岡支店は清水町支店より壁面が小さいように思え、天井や窓がガラスに映り、良い写真が撮れず、申し訳ないがいくつか紹介します。この展覧会は、7/31(金)までです。

 ↓ 比美の海。        

 ↓ しだれ桜。        

 ↓ 西洋しゅうめい菊。      

 ↓ 乗馬。     

 ↓ 菊。         

 ↓ 麦秋。        

 ↓ 響 と かわ。      

 ↓ クジャクサボテン。        

 銀行のロビー展の係の方とお話をし、11月にマークの絵も展示してもらうようにお願いした。
 さて、翌16日(木)は、「おやべクロスランドホテル」での同窓会の日。たまたま、「三井アウトレット」のオープン日。8号線が混むらしいとのニュースを聞き、戸出狼経由で出かけた。以前通っていたルートである。スムーズに着けて我ながらビックリ。よく道を覚えていた、と感心する。↓は、ホテルの正面。入り口でSAさんと出会った。「あらァ、お久しぶり」のご挨拶。               

 ↓ 夜高まつりの展示。             

 ホテルの和室を借りてあった。お持ち寄りのお菓子など。シフォンケーキを焼いて来てくださったのは、KAさん。            

 ↓ おこわを作って来られたIさん。その他、きゅうりのビール漬けも。             
 お部屋でひとしきり話した後、食堂へ。SEさんの「おらっちゃ劇団」の話に、みんなは興味津津。 なんと10名全員が集まったのだ。             

 その後、お風呂へ入った。ここは温泉ではないらしい。タワーの湯は温泉。〆て3000円あまり。宿泊は6000円ほどとか。
 帰りは8号線で帰ったが、福岡辺りではまだ渋滞が続いていた。しばらくはこんな状態だろうか。        


我楽堂でお買いもの

2015-07-17 | 日記・つぶやき

 7月は私の誕生月。お祝いセールの葉書がいくつかのお店から届いた。その中の一つが射水市「我楽堂」。ずいぶん長い間行っていないのに、「お待ちしています」の手書きの一言を添えて毎年届く。
 12日(日)、大島の絵本美術館に行く前に立ち寄ることにした。「夏物 70~50%オフ」に惹かれて。先日も、本町の「やまざき」(謡の師匠、山崎先生のお店)で、オーバーブラウスを買ったばかりなのに、今度はスカートがほしいな~と。もはや、夏物大処分なのですね~。
 ↓ 久しぶりの我楽堂店内は、昔とまったく変わらない。まずコーヒーのサービスを受ける。回りに小物が何気なく置いてある。左は、そろばん玉の根付け。そこで思いがけない人に出会った。以前、平米公民館で謡を習い、金沢の住駒先生に小鼓を習っておられた大先輩のSIさんである。若々しい服装で、とてもお元気。今は、茶道の先生だけを続けておられるようだ。最近詩吟をはじめ、声を出すのがとても楽しいと話しておられた。同行したSAさんの友人が、SIさんのお茶のお弟子さんということもわかり、さらに話が弾んだ。やはり出かけないと、こういう偶然の出会いは生まれないな~。

 ↓ 店内は、以前どうよう靴やらバッグやらが雑然と並び、パンツがぶら下がっている。

  ↓ ブラウス、スカーフ、ネックレスも。スカートは? あ、奥にあった。ウエストがゴムのスカートをいくつかはいてみて、2本買った。

  最近、新たにオープンした「内川店」から、ママさんが戻って来られ話を聞く。93歳(?)の実母を毎日必ず1度は病院へ迎えに行き、家で過ごしてもらうそうだ。長い看病の経過の話を、頼まれてあちこちでしておられるようだ。アコーディオンの伴奏で、皆に歌ってもらったりしながら…。「アコーディオン、弾きましょうか?」と言うやいなや、すぐ傍に置いてある楽器をとり上げ、演奏が始まる。続けて4,5曲の懐メロです。一緒に歌いました。 
 ママさんの信条、モットーを書いた紙をプレゼントされ、お店を出て、「琥珀物語」へ。ここも我楽堂さんの経営の店。
 ↓ 日替わりランチの冷やし中華とおにぎり。

  ↓は、SAさんの注文で、オムライス。

 食後は、我楽堂でもらったサービスのホットコーヒー。SIさんに会えたことも嬉しく、また、ちょっと私のイメージではないスカートの買い物にも一人ウキウキしながら、絵本館の「蜻蛉玉展」に向かった。


つれづれな日々 29~いただき物など・イギリスだより

2015-07-16 | 日記・つぶやき

 日々の生活の中でのちょっと気になる小さな出来事。いくつかたまったそんな記事を、”つれづれな日々”として書いています。今日は29回目です。北海道の旅を続けていたので古い記事もありますがご容赦を。

 《豪華客船お土産》
 6/28(日)、富山能楽堂での「富山宝生会 80周年記念大会」の日、帰りの車でKAさんから頂いたお土産の一つ。クイーン・エリザベス号のパッケージのビスケット。まだ封を切らず大事にとってある。どこで披露して食べようかな? 私も、いつかこんな船で世界一周とまで行かなくても、日本一周くらいはしてみたい。            

 《麦屋節の手拭い》
 城端の友人のKUnちゃんからラッキョウ漬をいただいた時、他にもいろいろとオマケの品がいれてあり、コレもその一つ。KUnちゃんの娘さんは書家。先日の映画「稲垣権次郎物語・NORIN TEN」のタイトル文字も書かれた。麦屋節のことばもこの字体もとても好きなので、改めて紹介します。            

          

 

 ♪ むぎや菜種は 二年で刈るが 麻が刈らりょか 半土用に ♪

 ♪ 波の屋島を 遠(と)くのがれ来て 薪(たきぎ)樵(こ)るてふ 深山辺 ♪

 声を出して歌いたくなってくる。ただの手拭いとして使うのはもったいなく、どんな飾り方があるかどなたかお知恵を貸してください。

 《小倉つぶあん》
 先日、「シアター・大都会」へ映画「あん」を見に行った日、なはさんにいただいたもの。「あんこ」の話に、小倉つぶあん、タイミングの良さにまだ使わずとってある。トースト用とのこと。美味しそうだ。         

 《イギリスからのエアメール》
 ときどきマークから届く近況報告。テクストメール(一瞬のうちに、ケイタイ電話に届くCメール)の他に、数日かけてカードが郵便で届く。ほんとに筆まめな人だ。封筒の左上の図案には、よく見ると Air Mail” とカラフルに書かれている。中味のカードの表は、ニースの海岸風景。カードの内側にはぎっしりと文字が書かれています。            

              


喜寿の旅~北海道 ④

2015-07-15 | 旅行

 7/5(日)~7(火)、城端小の同級生と北海道へ「喜寿の旅」に出かけた。参加者は21名。当たり前だが全員が75、6歳だ。1日目は旭川で優佳良織工芸館を訪ね、旭川グランドホテルで宿泊。2日目は、美瑛町、富良野市を経て登別温泉泊まり。最終日の 余市、小樽と言うコースは私にはとても魅力的で楽しみだった。

 朝、登別を出て輪厚(わっつ)PA(広島市だそうだ)で休憩した頃に大雨になった。手荷物に傘を入れていた用心深い人もいたが、私もいれ数人は雨でずぶ濡れになりながらバスのトランクから傘を出してもらう(がその傘を使うことはなく濡れ損だったが)。余市では、昨年の朝ドラで懐かしいニッカウヰスキー工場を見学。マッサンがスコットランドと似ている、と川べりで歓声をあげた場面が忘れられない。北に日本海を臨み、三方を山々に囲まれた余市とはどんな所か興味があった。JR余市駅の正面に工場入り口がある。             

 ↓ 蒸留棟内。ポットスティルが5個並んでいた。石炭直火蒸留を行っている。     

 ↓ 樽にする丸太。コレを板にして組んで行く。    

 ↓ 竹鶴氏の写真の前で、社長(?)が2人、男同士の記念撮影。続いて女性陣も。   

   

 ↓ 「ウヰスキー博物館」。入り口に、銅製のポットスチルとブラックニッカの「髭のおじさん」。このラベルのモデルの人物は昔、イギリスで『キング・オブ・ブレンダー』と呼ばれ、世界一の鼻ききといわれたW・P・ロウリー卿だそうです。我が夫もウヰスキーが大好きな時期があり、このグラスがいくつもあったものだ。             

 ↓ リタハウスと竹鶴政孝氏の胸像。 

 

 ↓ 一番時間をとったのは、試飲会場。最近はどの観光地も、表示は四か国語だ。 

 ↓ 「シングルモルト余市・10」ともう一つ(忘れたが)ウヰスキーがあり、他にりんごジュースも。次から次と同じ質問をするお客ににこやかな笑顔で答えるお嬢さん。 

 試飲がすむと売店に続く。レジの前は長い行列だ。マークへの土産に「シングルモルト余市」の小瓶を手にとったが、もう時間がない。諦めようとしたら、YO子ちゃんが「MAeさんに頼もうよ」。見れば、もうすぐ順番が来る位置にMAeさんが並んでいる。4,5人がそれぞれの品を彼に託した。「え~?」とMAeさんは苦笑い。ありがとう、恩に着ます。

 いよいよ最終見学地小樽。まず、「あぶりやき・運河倉庫」で昼食だ。

 炭火の直火で貝や魚を焼く。焼き肉屋のように紙のエプロンをかけて。これが美味しかった。海鮮丼と味噌汁がついているので、あぶり焼きするのはホタテとバイ貝とジャガイモだけ。値段に応じ、追加するのだろう。↓は、海鮮丼と焼いた貝とじゃがいも。      

      

 お腹がいっぱいになったところで運河と倉庫群を見学。奥は海に続いているのだろう。            

 ↓ バスの中から撮った旭橋。

 ↓ バスで「オルゴール堂」まで、後は自由行動で駐車場まで戻る。北銀勤めで5年間小樽に住んだと言うTOさん、タクシーで友人に会いに。我々は、ひとまずオルゴール堂に入る。

 ↓は、木工品(機関車や家)のオルゴール。     

 ↓ 北一硝子アウトレット。  

 ↓ 「北果楼」と「六花亭」。それぞれ裏口。表の通りまで店内が繋がっている。

 ↓ トイレを借りたくて、「ヴェネチア美術館」に入った。未だ行ったことのないヴェネチア。カーニバルの仮面の展示だ。

 大写しにしたら、なんと「撮影禁止」マークも写った。いくつも貼ってあるのに全然気づかなかった。

 ↓ 「小樽」を逆に読んだと言う「ルタオ」のチェーン店がいくるもある。↓ ガイドさんお勧めのホワイトレアチョコレート「ナイアガラ」。「白い恋人」に対抗しているとか。今日中に食べなくてはならないそうだ。KUnちゃんが一箱買い、バスの中で試食会。 

 私は、「プレミアまあある」と言うのを買った。TAちゃんお薦めの「こぶしや」で花畑牧場の生キャラメルも。

 帰りは羽田空港乗り継ぎで、富山空港へ。高岡組2人は空港バスで帰った。楽しかった喜寿の旅はこれでオシマイ。最後まで読んでくださりありがとうございました。余話編を書くかもしれません。


ガラスに込めた物語~蜻蛉玉展

2015-07-13 | イベント

 「北海道・喜寿の旅」も余すところ、余市と小樽だけになったので、ちょっと一休みをして、15日までの展覧会の紹介をします。

 射水市大島絵本館で、目下「蜻蛉玉丙午・工房展」が開かれています。7/1(水)~15(水)、私は北海道から帰ってからと思っていたので、紹介がすっかり遅れてしまいました。12(日)に、SAさんと見て来ました。

 「蜻蛉玉丙午ガラス工房」は、富山市古沢にある小暮先生と林先生ご夫妻の個人工房です。私も、ようこ姫さんに誘われて数回通いました。が、たまに行くので以前やった過程をすぐ忘れ、一からやり直しです。技術も伴わないので同じことばかり。それでも偶然の美に満足し、いくつも知り合いにプレゼントしていましたっけ(が、娘と工房へ出かける途中に二塚で交通事故に合い、キャンセルして以来足が遠のいたのでした…)。

 姫さんはどんどん上達され、自分でバラのパーツを作り、それをガラス玉の中に入れる過程を説明してもらいましたが、もう理解できませんでした。その後も、年に何回か熱心に通っておられました。
 今回は、小暮先生の工房のスタッフ、卒業生、生徒達、24名の作品展だそうです。即売も兼ねているので、すぐに売れてなくなるので、何度か補充したそうですがもう作品はかなり減っているようでした。

 ↓は、ちょうどデモンストレーションの時間。子どもたちが熱心に手元を見つめています。             

 ↓ コテでガラス玉の形を整えているところ。              

 ↓ 絵本館1階、カフェギャラリーの展示模様です。              

                

                       

 ↓は、姫さんの作品です。南天が可愛いですね。                

                            

 ↓ バラの花が入っています。                

 ↓ メモ書きのように、眼鏡をかけられます。                 

 ↓は、先生ご夫妻の作品。姓が違いますがご夫婦です。             

  ↓ 小暮先生のグラス。

  ↓ 林先生の置物かな?  

 15日(水)まであと2日間ですが、ちょっと足を延ばしてみてください。絵本館内も見学できますよ。


喜寿の旅~北海道 ③

2015-07-12 | 旅行

 7/5(日)~7(火)、城端小の同級生と北海道へ「喜寿の旅」に出かけた。参加者は21名。当たり前だが全員が75、6歳だ。1日目は旭川で優佳良織工芸館を訪ね、旭川グランドホテルで宿泊。2日目はホテルを8:30に出て、美瑛町、富良野市を経て登別温泉へ。

 美瑛町の畑の傍の300円のサクランボ、佐藤錦は大人気だったが、次のお店で7倍の値段のサクランボを買ったMAさん。皆で試食をして、やっぱり値段だけのことはある、と納得していた。
 「ファーム富田」を後にして、「ふらのワイン工場」へ。地下の貯蔵庫の樽を覗き、ここで試飲。地下への階段が膝にきつかった。

 ↓ 試飲のワイン樽。              

 新富良野プリンスホテルで昼食。昼食会場までの階段に「北の国から」の写真パネルがずらりと並んでいた。我々は我が子と一緒にテレビを見た世代。それぞれ懐かしい思いで、写真を眺めた。              

 ↓ 若い頃の黒板五郎(田中邦衛)。         

 ↓ 純と蛍。可愛かったな~。       

 ↓ 今は亡き地井さんも。      

 富良野は、倉本聡さんのこのドラマで一躍有名になった。その後も倉本さんはここを舞台に「優しい時間」や「風のガーデン」を撮っておられる。

 バスは、ぐっと南下して登別温泉へ。ここは江戸時代からの温泉だそうだ。宿から徒歩10分の所に「地獄谷」があり、ここが源泉地。そこからイメージした「鬼」は町おこしのため若者たちが思いついたとか。
 ↓は、バスの中から撮ったもの。登別ICを出たところに「ようこそ登別温泉へ」

 私たちが泊まった「第一滝本館」には、癒しの湯、美人湯、美肌の湯、の湯…など7つの湯がある大浴場があった。↓は、お料理の陶板焼きの蓋。       

 ↓は、時間を告げる時計塔のショウタイム。         

 ↓ まず桃太郎の登場。            

 ↓ 次に、鬼たちのバンド。      

 本館、南館と迷路のような大きなホテル、エレベーターやエスカレーターに乗り、夕食会場、朝食会場、大浴場などなどウロウロして、慣れた頃に出発だ。


喜寿の旅~北海道 ②

2015-07-11 | 旅行

 7/5(日)~7(火)、城端小の同級生と北海道へ「喜寿の旅」に出かけた。参加者は21名。当たり前だが全員が75、6歳である。1日目は旭川で優佳良織工芸館を訪ね、旭川グランドホテルで宿泊。2日目はホテルを8:30に出て、美瑛町、富良野市を経て登別温泉へ。

 美瑛町は「パッチワークの丘」と呼ばれる色とりどりの畑で有名。以前、前田真三の美しい写真に魅せられ札幌かどこかで絵葉書きを買い、大切に持っていた(全部使ってしまったが)。今回はどこでも見当たらず、別の写真家のカレンダーを買った(後でアップします)。お店で聞くと「拓真館へ行くとありますよ」とのこと。

 まず↓は、セブンスターの木(煙草のセブンスターのパッケージに使われたと言う柏の木)。女性6名で記念撮影。木のてっぺんが欠けているが…。       

 ↓ 白一色の畑。ジャガイモの花だろう。
 ↓ 次に、ケンとメリーの木(日産スカイラインのCMで使われたポプラの木)。何でも「親子の木」、「いとこの木」などと言うのもあるとか。

 道路の傍で、サクランボを売っている農家の人。1ケース300円、どんどん売れていた。バスの中ではケースがいくつも回って来た。           

 いよいよ、富良野の「ファーム富田」へ。初代の富田徳馬氏は福井県より入植した人だそうだ。その後、香料としてラベンダーの栽培を始めた。
 ↓ 「青海波」の模様のようなラベンダー。             

  ↓ ポブラ並木を歩く人々。奥にも花畑が続く。       

 ガイドさんは、まだちょっと早いかも、と心配しておられたが充分開花しており、「よかったですね」と喜んでくださった。私たちも皆満足。が、これからもっともっと一面が紫になるのだろう。       

              

      

      

 ↓ ラベンダーの種類の違いが色のグラジュエイションを作っている。   

 ↓は、ポピー。     

 ↓は、インパチェンス。  

  

 ↓は、サルビア。

 ↓ サルビアの花柄摘みの作業。 

 ↓ ファリナセア。

 ↓ マリーゴールド。

 ↓ ベゴニアとアゲラタムか。

 ↓ もう一度、ふり返って眺めファームを後にした。ドライフラワーの舍(いえ)、ポプリの舍、カフェなどもゆっくり回り、お土産を買ったり、あっという間に時間が過ぎた。             

 会長の富田忠雄氏の訃報を、翌日のニュースで知ったが、ガイドさんが一番驚いておられた。    


喜寿の旅~北海道 ①

2015-07-09 | 旅行

 最終日に飲んだニッカウィスキーの試飲のせいかな~。翌日は朝から頭が重く一日中ボ~ッとしていた。
 7/5(日)~7(火)まで北海道を旅した。「城端卯辰会」の喜寿の旅である。地元の幹事さん達が約1年前から計画を練り、いよいよ迎えた旅だった。私自身は、北海道は何度も行っていて、定番の所はだいたい回っている。が、今回は富良野、美瑛、小樽、余市など、初めての場所が多く楽しみだった。
 男性13名、女性8名、計21名の参加だ。城端を出発したバスは、砺波、高岡経由で富山空港へ向かう。高岡勢は2名、TAちゃんと2人、清水町で拾ってもらった。↓は、 富山空港で食べたお弁当。源の「富山湾」はなかなか豪華。しばらく富山産は食べられないので味わっていただく。

 

  新千歳空港からはバスでまわる。 ↓ バスの中でもらったつまみとビールは、北海道限定だ。 

 ↓は、バスは「北都交通バス」。バスの中のルートマップ。まず旭川へ行き、一泊。2日目は、美瑛、富良野を回り、登別温泉で二泊目。最終日は、余市、小樽を回るコースでゆったりしている。

 ↓  まず、旭川の「伝統工芸村」にある「優佳良織工芸館」を訪ねた。

  ↓は、向かいにある「雪の美術館」。ここへは入らなかった。

  優佳良織は、旭川市の染織作家・木内綾さんが創作した染織工芸品だそうだ。北海道の美しい自然をテーマに、羊毛を主な材料とし、染色、手紡・機織などすべての工程を手作業で行う。一つの作品に200~300色の色を使うそうだ。綴れ織りや掬い織りなど高度な技術を用いて油絵のような作品を完成させます。
 テーマは、「流氷」、「ナナカマド」、「摩周湖」、「ハマナス」など。

 

 

 タペストリーの他に、椅子、バッグ、ベスト、財布などの小物もあり、どれもほしいが、値段はかなりします。迷っているうちに時間が来て、結局小さな人形を買っただけ。男性軍は奥さまへのお土産にバッグなどを買っていたような。
 ↓ 私が買った人形。         

 ↓は、織機。

 この日は、旭川グランドホテル泊り。二人ずつの部屋でお風呂は部屋のバスルーム。温泉もあるけど1000円だとか。ホテルだから仕方がないね。
 夕食の写真は最初撮っていたけど、ワアワア言っているうちに忘れたので、途中までです。ホタテの炊き込みご飯が美味しかった。          

 


映画「あん」

2015-07-06 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 映画「あん」は、県内では富山市の「大都会」でしか上映していない。我が家からはかなり遠いし、8号線を走るのはどうも苦手だ。なはさんと二人ではちょっと心配、と思っていたらSE子さんの都合がつき運転してくださることになった。
 やがて打ち切りになると言う7/1(水)に出かけた。途中呉羽の「百万石大伍」でお蕎麦を食べる。この店はSE子さんのご主人のお店で修業を積まれた人が、名前を継いでやっておられるそうだ。よくよく聞くとその店長さんはKUさん、なんと城端出身で私の古い知り合いだった。↓は、そのお店。お昼時でもあって満員御礼だった。ご夫婦でSE子さんに挨拶に来られ、私たちまでオマケのサービスに預かった。     

 百万石大伍 :〒930-0138  富山市呉羽町7026-4  TEL:076-434-0005
          定休日月曜日
          旧8号線沿い 富山に向かい右側です。共同駐車場が広い。

 ↓は、「シアター大都会」。パチンコ店と隣り合わせ。              
 『殯(もがり)の森』などの河瀬直美が樹木希林を主演に迎え、元ハンセン病患者の老女が尊厳を失わず生きようとする姿を丁寧に紡ぐ人間ドラマ。樹木希林がおいしい粒あんを作る謎多き女性を演じ、どら焼き店の店主(永瀬正敏)や店を訪れる女子中学生(内田伽羅)との人間模様を描いている。
 原作は、詩人や作家、ミュージシャンとして活動するドリアン助川。 

       

 桜の花が大好きな徳江(樹木)が花を見上げる姿、ハラハラと落ちる花びらを掬う姿、風に揺れる木々の葉、小さなどら焼き店の回りの街の風景、東村山の療養所「全生園」へ向かう林の道…ともかく映像が美しい。
 また、ぐつぐつと小豆の粒が鍋の中で柔らかに煮えて行くさま、その小豆に向かって「頑張りなさいよ」と言う徳江。             

 刑務所から出所したのち、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎(永瀬)の店に、徳江がやって来る。その店で働くことを強く希望するが千太郎は断る。徳江が自分で作った粒あんを持って来て「コレ、食べてみて」と言う。ケースごと一旦捨てるのだが、重い直して指にとって食べると驚くほど美味しいのだ。徳江が作る粒あんが評判となり、店は大繁盛。そんな中徳江は、つぶれたどら焼きをもらいに来ていた女子中学生のワカナ(内田)と親しくなる。ところがある日、かつて徳江がハンセン病を患っていたことが近所に知れ渡り……。  

 

 

 物語には起伏があるのだが淡々と描かれ、特にハンセン病がどうのこうのと強調されない。が、長い間隔離、差別されていた病気のことを知っている者には深い思いが残る。あくまでも徳江さんの生き方や、仙太郎が変わり、ワカナが気づいて行く過程が、短いセリフを通してしんみりと伝わって来る。
 ちなみに、伽羅さんは希林さんのお孫さんだそうだ。