Ruby の会

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本「名画で読み解くイギリス王家12の物語

2021-01-08 | 
 12月の初め頃、偶然にもBS日テレの「ぶらぶら美術館・博物館」という番組を見た。1/11()まで、「上野の森美術館」で開催されている”KING & QUEEN展”と言う美術展の紹介だった。英国王室のドラマティックな500年を名画で紹介する番組だった。

 ゲストの一人が中野京子さん(👆の写真で右から2人目)。展示された王や女王、王子や王女の肖像画を紹介しながら、王室の歴史だけではなく、描かれた人物の生き様や時代の背景が語られ、こんな時期でなければすぐにでも上野へ行きたくなるような名画の数々だ。

 せめて、と図書館で借りたのが👇の「名画で読み解くイギリス王家 12の物語」だ。

 チューダー家、ステュアート家、ハノーバー家(ウインザー家)の歴史が、肖像画の名画とともに紹介されている。
 👆は、表紙の絵、ポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」。イギリス初の女王、九日間の女王、と呼ばれるレディ・ジェーン・グレイはわずか16歳だったそうだ。

 名画として残されているのはほとんど肖像画だが、中には風刺画や「ロンドン塔の王子たち」のような歴史の断面を覗かせる絵もある。私自身イギリスは2度訪ねたが、ロンドンは初回だけ。ロンドン塔はコースに入っておらず行かなかった。ここで多くの王族や政治家たちが処刑、暗殺されており、イギリスの王室の歴史は血みどろで怖い。日本では戦国時代のようなものか。
 いずれにせよ、コロナ禍で自粛生活中に読む本としては適さなかったかも。

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