サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

2週間ぶりの面会で思う事

2023年05月20日 16時02分10秒 | 今日のサキさん
 前回の面会から2週間。今日もお義姉さんと一緒にサキさんの面会に行ってきました。


 今日のサキさんは、髪の毛を切ってもらったみたいで髪はサッパリしましたが、何となく浮かない表情に見えます。何かブツブツ言っていましたが、目は開けることなく次第にブツブツも無くなり左手にタオルを抱いたままじっとしていました。

 相変わらずアクリル板越しでサキさんに触れることも出来ず、ただ一方的にサキさんに話しかけるだけなので、次第に内容はサキさんへの問いかけから、お義姉さんとのおしゃべりに切り替わってしまいます。ときどき思い出したようにサキさんへの声掛けを行ないますが、それについての反応は全くありません。

 やはり、サキさんのようにしゃべれない人との面会では、直接のふれあいが心を通い合わせる唯一の手立てです。本当はギュッと抱きしめて心を通わせたいのですが、なかなかそんなことは出来ません。

 アクリル板越し、2週間に1回程度、1回15分程度、同時に2名まで、もちろんマスク・手洗い・消毒は必須です。5類に移行したとはいえ、岐阜県では福祉施設、医療機関での面会の状況は以前と全く変わっていません。行政は、各施設の判断に任せるのみで強く働きかけることはしません。「5類移行後も(高齢者は)引き続き慎重な感染対策を」と言われたら、多くの高齢者施設では慎重な(今まで通りの)対応を取らざるを得ないでしょう。

 サキさんに触れたい
 サキさんの部屋でゆっくり過ごしたい。
 アイスやシュークリームを食べさせてあげたい。
 サキさんを抱きしめたい。


 まだまだ、先の話しだね、いつになるのかな?


 サキさん、2週間後、待っとってね。