サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

2週間ぶり、内緒のツンツン

2022年07月23日 18時05分34秒 | 今日のサキさん
 前回の面会から2週間、コロナで面会中止にならないか不安でしたが、無事サキさんに会うことが出来ました。施設の皆さん、ありがとうございました。出来ればこれ以上の制限は設けず、最低限、今の状態を何とか維持して頂けますようによろしくお願い致します。


 目を閉じたまま、ピクリとも動かないサキさん。途中で目を覚ますこともなく、あっという間に15分が過ぎてしまいました。


 「手を握ったり、体に触れたりしないでください」の案内がありますが、スタッフさんの目を盗んで

ツンツン
 それでも全くピクリともしないサキさんでした。

 その後スタッフさん(看護師さん?)がやってきて、サキさんにアレルギーが出たとの説明を受けました。食品によるアレルギーとかは全くなかったサキさんですが、帯状疱疹にかかった経験や、乾燥肌、敏感肌である事は伝えておきました。しっかりした検査はしてないので、アレルギーの原因までは特定できなかったそうです。腫れは数日でおさまり今は何ともないとのこと。
 スタッフさん、状況の報告、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


ちなみにスタッフさんとは、ほとんどお姉さんが話していました。(話し出すと止まらん。大きな声では言えんけど)

 その後、お姉さんと昼食をとってから、快晴の長良公園へ。

 若年性認知症の本人・家族の交流会「笑っとこぐみ」に参加してきました。来週もあるので今日の参加者は少なかったのですが、その分、思ってことをいっぱい話すことが出来ました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。そして、一緒に楽しみましょう。


文句より感謝

2022年07月09日 15時47分51秒 | 今日のサキさん
 今朝、2週間ぶりのサキさんの面会に行ってきました。


 スタッフさんに車椅子を押されてやってきたサキさん。すぐにスタッフさんから説明がありました。
「昨日、夜勤の看護師が、額の赤みに気づき処置をいたしました。」

 サキさんのおでこが、スタッフさんの説明のとおりに赤く、あせものような感じになっていました。あせもなのか何か別の湿疹のようなものなのか分かりませんが、看護師さんが塗り薬を塗ってくれたみたいです。

 スタッフの皆さん、いつもありがとうございます。

 最近の私は、不満ばかりで感謝することを忘れていました。
「何で面会が制限されなきゃいけないんだ。」
「施設には部屋代を払っているのに、部屋に入れないのはなぜだ。」
「総会もすぐに中止にしてしまう。別の方法は無かったのか。介護家族の気持ちは考えているのか。」等々・・・。

 でも、「2週間に1回は会えるように頑張って準備してくれている」「今は非常時でスタッフさんもコロナを持ち込まないように最大限の気づかいをしていてくれる。」「みんなにとってのより良い方向を、知恵を絞って考えてくれている。」と思うようにしました。

 自分の希望ばかりでは進まないこともあります。不満に思えることでも、見えない部分での多くの方の努力によって支えられていることを改めて肝に銘じようと思いました。


 今日のサキさんは、目もパッチリと開き、マスクの下で何かもぞもぞとつぶやいていました。おでこは赤いですが元気そうなサキさんでした。食事も時間はかかるけれど食べられていると言う事でした。水分も何回かに分けてしっかりととれているようです。ありがとうございます。

 コロナもまた増えてきて2週間後の面会も確定ではありませんが、とりあえず日時は押さえてもらいました。

 15分だけではありますがサキさんに会えました。靴の先を「ツンツン」することも出来ました。また2週間後、サキさんに会えるように、いろんな話が出来るように、感謝の心を忘れないようにしていきたいと思います。