サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

捨てられない・サキさんの服

2021年12月23日 17時40分10秒 | 私の日記
 今日もせっせとお片付け。

 2階のクローゼットの中は、もう長い事手つかずのままです。ちょっと私の手に負えそうにありません。
 クローゼットの中身は、ほとんどがサキさんの服です。しかも、もう絶対に着ないと思われるものばかりです。でもサキさんが着ていた時の様子が思い浮かぶものも多い。一気に捨ててしまってもいいのだろうけど・・・もう少しこのままにしておこうかな。それとも、新年最初の仕事にとっておきましょうか。(服のリサイクルボックスは、既にパンパンだったので)

 そのクローゼットの奥に、サキさんの帽子が仕舞ってありました。袋に入れてあったのでほこりまみれにはなっていませんでした。1階に持ってきて、スヌーピーと一緒に壁に掛けておくことにしました。


 そう言えば先週、娘夫妻がサキさんの面会に行ってくれました。

 娘たちは、何を思って急に面会に行ったのでしょうか? あまり細かなことは聞きませんでしたが「ありがとね」と、お礼だけ言っておきました。
 娘の旦那さんとは初対面だ。サキさん、何を思ったかな? 「結婚おめでとうね」って言ってるね、きっと。いっぱい娘に注文つけてそうだ。
「私のような、最高の奥さんになるんだよ」って。

今年最後の面会

2021年12月22日 18時41分58秒 | 今日のサキさん
 この前の日曜日、サキさんの面会に行ってきました。

 12月19日の面会だけど、2週間に1回の面会だから、これが今年最後の面会です。

サキさんは、いつものように目を閉じ微動だにしません。ぐっすり眠っているのでしょうか。最後まで目を開けてはくれませんでした。


前の週、若年性認知症の交流の場「笑っとこぐみ」で作った(ほとんど作ってもらった)クリスマスリースを持っていき、サキさんの部屋に飾ってもらうことにしました。サキさんは目を閉じたままなので、面会の場でサキさんの目に触れることはありませんでした。


施設には「花餅」が飾られていました。もうすぐ正月なんですね。あっという間ですね。



 2週間に1回という面会の決まりも仕方ないとは思いますが、年末年始です。少しの例外は認めてくれてもいいのにな、などと感じています。明日、電話してみようかな、ダメもとで。

 そして、今日はもう22日。今年も残り10日もありません。せっせと掃除、片づけをする毎日です。サキさんに「何でもかんでも捨ててまって。これ私のやでね」って怒られそうです。

流しの下に続いて、食器棚もきれいにしました。箱に入ったままの陶器や古い食器など、思い切って処分してしまいました。子供たちの名前の入ったコップなども。やっぱり、サキさん怒るかな。

 今まで年末の大掃除で、一度も手を付けなかった台所。表面的なところだけは一応してきたけど。流しの下や上の棚。そして後ろの食器棚とその上にのっていたもろもろ。いっぱい捨てちゃったな。今までずっと、そこにあったのだから、これからもそこにあり続けても何も困らないのに。何であせって捨てたのかな。
 家族で囲んだホットプレートも、みんなでつついた大きな鍋も、子供たちが使っていたお弁当箱も、水筒も。みんな、み~~んな捨てちゃった。すっきりとはしたけど、やっぱりちょっと寂しい。


岐阜市の東部の粗大ごみ処理センターに行く途中の藍川橋から。岐阜は本当にすぐそこに山がある。そして長良川。まるで山水画のような私の好きな景色の一つです。。



勇気も根性もない

2021年12月06日 15時38分53秒 | 私の日記
 最近、今までに感じたことのないような強い痛みを感じることがある。今までも体の痛みはよく感じていた(痛がりなので)が、最近感じる痛みはちょっと種類が違うような気がする。

 眼瞼下垂の影響なのか、左目がとてもかゆくなる時があり思わず目をこすったら、何とも言えない痛みを感じた。目の奥の骨から発するような強烈な痛みだった。でも一瞬のうちにその痛みは消えた。余韻みたいなものは残っていたけど。殴られたこと無いけど、まるで金づちで目を殴られたような重い痛み。初めてだった。

 ほかに時々あるのは頭痛。これも今までよく感じていた痛み(締め付けられるような痛み)とは違う痛み。ピンポイントで針で刺されたような痛みだったり、時には鈍器で殴られたような(殴られたこと無いけど)痛み。どちらも今まで感じたことのなかった痛み。

 年のせいだろうか? 気をつけないと、と言っても何に気をつければ良いのやら。

 まあ、救いは心の痛みは感じない事。いいのか悪いのか。そもそも心は痛むほど満たされていないからなのかもしれない。何も考えず、ぼ~~っと過ごしている。考える根気も無くなってきたような。
 自分からもっともっと動いて刺激を味合わないといけないんだろうけど。ひとり家でじっとしているとなかなか前向きな気持ちにならない。いろんな人の活動、活躍を見ても聞いても、素直に喜べずに、ひがんだり妬んだり。

 何かに一生懸命になっていれば、こんなくだらないことを考えている暇もないんだろうけど。本当は、サキさんの為にもっといっぱい動こうと思っていたっけど面会も思うようにはいかず、2週間に1回、15分を待ち通しく思っているだけだ。サキさんを家に連れ帰る勇気もない。そんな根性もない。ぶちぶち文句を言っているだけ。


 サキさんはいろんなとこ痛くなったり、今までと違った異変が体を襲っても、それを訴えるすべはありません。頑張って大声を張り上げる(出来るかな)くらいしか訴えようがありません。ちょっとした変化、異変にスタッフさんは早めに気付いてくれるかな?お任せするしかないのが実情です。

 スタッフの皆さん、よろしくお願い致します。

眼瞼下垂

2021年12月02日 21時52分58秒 | 私の日記
 コロナをいいことにダラダラと過ごしていたら、あっという間に今年ももう12月になってしまった。

 そして、サキさんの大好きだった中村吉右衛門さんも亡くなってしまった。

 月日の流れが早いのか、そう感じる年齢になったのか?

 サキさん、「鬼平犯科帳」が大好きだった。若いアイドル系の人よりも、どっしりと落ち着いた感じの重厚感のある人が好きだった。(私とは正反対の)吉右衛門さんの、あのセリフ回しが好きだったのかな。浮いた話の無いところも好きだったみたいだ。サキさんの理想像だったのかな。

 さて、そのサキさんの現実のパートナーである私は、仕事を辞め早や一年になろうとしているが、相変わらずのダラダラ生活を繰り返している。仕事を捜しもせず「もう今さら仕事は無理だ」などと自分で自分に見切りをつけ、楽なほうに楽なほうにと流されている。


 その付けが目に回ったのか、左目のまぶたが半分ほど下がってきてしまった。

 眼瞼下垂というらしい。

 8月ぐらいから違和感が出てきて、眼科で相談し「気になるようなら手術のできる病院を紹介するよ」と言われ受診、そして1月に手術してもらうことになりました。
 目をこすりすぎたせいなのか、年齢によるものなのか理由ははっきりしません。でも、とても見えずらい事だけは確かです。左目は半分以上ふさがっています。油断すると閉じてしまうくらいです。

 1月までは、出来るだけ頑張って目を意識して開くようにします。車の運転もしずらくなってきましたが、あまり遠出をせずに、慎重に運転するように心がけます。

 ひょっとすると、サキさんの目がいつも閉じているのも「眼瞼下垂」だったのかな?と思ってしまいます。タイトルのサキさんの写真を見ると、左目が私と同じように半分閉じ掛かっているようにも見えます。

 自分が経験することで初めて気づくこともあるんだなと改めて感じた今日この頃です。