サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

7月の「アルトひまわり会」と今日のサキさん

2015年07月26日 20時58分00秒 | 若年認知症のつどい
 今日は7月の「アルトひまわり会」の日。1か月ぶりに皆さんに会えるのが楽しみだ。10時過ぎ、岐阜病院にサキさんを迎えに行く。ベッドで休んでいたみたいで、途中で起こされ、機嫌が悪そうだ。私の顔を見ても反応はほとんどない。ずうーっと、哲学者みたいに固い表情だ。声を出すでもなく、うつむいたまま。
 11時少し前に、アルト介護センターに到着。ひまわり会は、始まって2年と少し。当初は、要介護度の低かった人たちも、当時からのメンバーはだいぶ、介護度が上がっている。サキさんは1から5に、ほかの方も2から5になっていたり。今日のサキさんは、アルトさんでも、表情は厳しいまま。

昼食(近くのお弁当屋さんの親子丼)も、4分の1くらいしか食べれない。口があまり開かなくなった。スプーンを口に持って行っても、ほんの少ししか口が開かず、スプーンにすくった半分も口に入らない。そのせいか、体も(特に足が)細くなった。少し不安だ。
 サキさんは、水頭症ではなかったが、Gさんは、水頭症もあるとのこと。8月に2泊3日で入院し、脊髄液を30cc抜いて症状の改善の状況を看るという。うまくいって、症状が少しでも改善することを願います。もう一人、ひまわり会のリーダー的なMさんは、家族会議を開き「胃ろう」の決断をされた。みんな、次第に次の段階に進んでいる。サキさんもこのまま食が細くなると心配だ。嚥下機能は今のところ大丈夫だが・・・。
 サキさんは、生きようとする意欲が薄れてきていないか?心配だ。今までは食欲は大いにあったのに。感情の変化もあったのに。今日のサキさんは・・・。1年位前、サキさんはよく言っていた。
いつまで生きとらないかんの!疲れた。」
その時はギュッとハグして、「疲れたからもう寝ようか」と言ってあげられたが、今は励ますこともできない。やはり早く退院して、しっかりと介護してくれる場所に移った方が良いのだろう。

昨日、長良川で花火大会があった。サキさんも音は聞こえたかな。(耳はとてもいいもんね)