サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

家事はめんどくさい

2015年07月07日 21時08分37秒 | 私の日記
サキさんが病気になってから、家事は少しずつ、私へ交代していった。料理は、以前から休みの日にやっていたのでそれほど苦にはならなかったが、後片付けや、洗濯、掃除等の家事は、やっぱり嫌いだ

一人暮らしも10年ほどしていたが、それは、それは汚い部屋だった。そこらじゅうに「カビ」は、生えるは、流しは目を覆うようなありさま。食べかけのカップヌードルは、カビの胞子で覆われていた。万年床の布団の下に、何か、きのこのようなものまで生えていた。

サキさんと結婚するために部屋を引き渡すための大掃除を、サキさんと二人で、一日かけて行った。文句も言わずに付き合ってくれたサキさん。でも、あまりの汚さに少し、ビビッていた。

そんな私なので、ほっておくとすぐに汚くなってしまう。すぐにめんどくさくなり、「明日片付けよう」と、すぐにダラダラ生活になってしまう。(ダラダラの実の能力者か?)
洗濯は、ボタンを押すだけなのでいいけど、干すのは大変だ。今の季節はなかなか外に干せないし。外に干したまま仕事に行くのは勇気がいる。部屋干しではしっかり乾かないし。衣替えも大変だ。クローゼットには何年も手を付けていない、サキさんが片付けておいた衣装ケースがいくつもある。よくこんなめんどくさい衣替えを、毎年やってくれていたものだと、つくづく感心してしまう。

ここ1週間ほど、掃除機もかけていない。
ま、ほこりで死ぬことはないで、いいか
サキさん。許してね