ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「緑の呪い」を払しょくできず、分ける ~ホーム東京ヴェルディ戦~

2020-11-01 20:19:36 | アルビレックス新潟

0勝6分け5敗。
なんともヒサンな成績だ。
アルビレックス新潟の対東京ヴェルディの通算成績である。

これが、あのカズとかラモスとかがいた時代のヴェルディが相手なら、勝てないのも分かる。
だが、両チームがJ2に落ちてからの対戦でも、アルビはヴェルディに勝てないのだ。
今季の前半戦での対戦でも、試合終了直前の渡邉新太のゴールで、かろうじて1-1の引き分けに持ち込んだアルビだった。

勝てない。
勝てない。
勝てない。
負けるか引き分けるかしかできないヴェルディ戦のアルビレックス新潟。
「緑の呪い」がかけられているとしか思えない。

前節、首位を争う徳島戦で、0-0の素晴らしい試合をした新潟だから、今節の対戦こそと対ヴェルディ戦初勝利の期待をしていたのだった。

サッカーJ2リーグ第30節、アルビレックス新潟対東京ヴェルディの一戦。

試合が始まると、さっそく主導権を握ったのは、ホームのアルビ。
攻め込んだチャンスに高木が放ったシュートは、ポスト直撃。
この絶好機を逃したことがあとに響くのが、いつもよくあるパターン。

ずっと押し気味だったのに、初めて崩されたような22分、ヴェルディにあっさり先制を許してしまった。
0-1。
「緑の呪い」は、生きているのか!?

これで今日も負けてしまうようなアルビじゃないはず。
そう信じて、手拍子に力を入れて応援していたら、36分、コーナーキックから鄭大世がヘッド一発、見事にゴールを決めた。

1-1、同点に追いついた。

次の1点を取れば、今日は勝てる!
そう思って迎えた後半だった。
ところが、絶対の信頼を寄せるGK小島が、若い藤田に代わっていた。
なぜ?負傷だろうか、いやそうとしか考えられない。
多少の不安に包まれると、案の定、始まって3分で、勝ち越しゴールを決められてしまった。
「緑の呪い」恐るべし。

こうなると、展開は、重い。
2点取らないと、勝てない。
いや、1点取るのも難しい。
速く取り返せれば別だけど…。

その思いは、20分後に実現する。
フリーキックがゴール前に上がり、田上の折り返しを、本間至恩がゴールへ蹴る。
ブロックされたが、ゴールラインを割っていた。

2-2。
あと1点取れば、緑の呪いを解くことができる。

ただ、その後は、若いヴェルディに攻められっぱなし。
スピードと敏捷性でアルビの選手たちを振り切り、ゴール前に迫るシーンの連続。
緑の呪いが、ゴールを連続して襲うが、身を挺して防ぐアルビの選手たち。
GK藤田も、小島の穴を埋めて、よく防いでいた。

チャンスもないわけではなかったが、ヴェルディほどに多くはなかった。
結局、2-2のドロー。

「緑の呪い」は払しょくできなかった。
痛い引き分けに終わった。

それでも頼もしいのは、試合後の場内1周の時でも、選手同士が語り合っている姿が多かったことだ。

向上心を抱えている選手たちでいっぱいなのだ、と思うとうれしかった。
次に期待しよう。

ただ、どんどんJ1への道が遠くなっている感じはする。
首位福岡は敗れたものの、2~4位の徳島、北九州、長岡は順当に勝利した。
5位の新潟にとっては、厳しい結果となった。
けが人が多く、そのうえ連戦が続く。
そんななかで、懸命に戦っている選手たちは、すごいと思う。

俺達がついてるさ 新潟 伝えたい この想い 愛してる新潟 !

勝利に向かって、突き進め新潟!

と歌って応援できないのが、つらい1年だ。
残り12試合、あきらめずにとにかく応援するぞ!

VAMOS NIIGATA !
コメント
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