ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

貴景勝の優勝を称えたい

2018-11-25 20:34:00 | ひと
横綱が3人いながら、2人は場所前から休場を宣言。
残った1人は、4連敗。
ならば、3人の大関に大チャンス。
だけど、そのうち2人は、ケガや途中休場で8勝するのがやっと。
残りの1人が、なんとか2敗のトップタイで千秋楽を迎えた。
だけど、本当に「なんとか」だった。
危ない相撲も多く、相手の自滅や行司や審判の判定に救われたことも結構あった。
そんな大関高安だから、今日の相手御嶽海がすでに負け越しているからって、楽に勝てるとは限らない。
足元をすくわれる形で負けることもあり得る。
そう思って見ていたら、やっぱり強引に行って墓穴を掘って負けてしまった。
相撲ファンが見たかった優勝決定戦にはならずじまい。

小結の貴景勝は、本当によくやったと言える。
師匠だった貴乃花が、いろいろとスキャンダルに巻き込まれたというか、起こしたというかのあげく、相撲界を去るはめになり、場所前に部屋を移籍したばかりだった。
貴乃花親方のスキャンダルも嫌だったであろうが、部屋を代わることはもっと嫌だったであろう。
だけど、聞こえてくる雑音に耳をふさぎ、毎日の相撲に力を注いだ。
その集中力がすごい。
インタビューのたびに、「しっかり準備して」と言っていた。
雑念を入れずにしっかりと戦うことに集中していた。
迷いのない立ち合い、攻撃的な相撲は、毎日見応えがあった。
毎日、一日一番を自分の相撲を取ることだけに専心して、よくがんばった。
誰が見ても、今場所の優勝者にふさわしい内容だったと思う。
地位が高い力士が優勝する方が、相撲界としてのメンツが立っただろうが、相撲内容を見ればわかる。
相撲内容は正直だ。
優勝するに値する相撲を見せていたのは、貴景勝だったのだ。

幕内で最も若いそうだし、史上6番目に若い力士としての優勝だったそうだ。
本当にすばらしい。

優勝したことで、また周囲やマスコミが騒ぎ立てるだろう。
でも、これからも、いい相撲を取ることに集中して活躍してほしい。

貴景勝関、優勝おめでとうございます!
コメント
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