ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

ATペースを上げる

2017-09-25 22:50:39 | RUN
今年から、新潟シティマラソンはコースが変わり、制限時間も、5時間から7時間に延びた。
だけど、途中で歩くようなみっともない走りはしたくない。
自己新記録を出したいと思うようになった。

去年までの新潟シティマラソンでは、今までフルマラソン42.195㎞は5時間以内に走らなくてはいけないという時間制限があった。
だから、なんとかゴールすることだけを考えていた。

一昨年の新潟シティマラソンでは、1km6分10秒くらいで行きたいなと考えた。
しかし、25kmを越えると、かろうじて33kmまでは6分台で行けたが、最後は9分台にまでなってしまった。
体がきつくなって、ゴールにたどり着くのがやっとという有様であった。


去年の新潟シティマラソンでは、続くふくらはぎ痛のために、1kmを6分30秒で走ることにした。
1km6分30秒で、30kmくらいまで行ければ、あと残り12kmは、8分30秒くらいで行っても、5時間以内でゴールにたどり着くはずだと考えた。
この速さは、ある程度自分に合っていた。
ふくらはぎに影響も出ず、脚は痛くなったが、結果、30km以降も、7分台や8分10秒くらいまでの落ち込みにとどめることができ、前年と大きく変わらないタイムでゴールすることができた。

去年の経験からして、1km6分30秒は、去年の時分にとって楽に走れるスピードだった。一昨年の1km6分10秒は、フルマラソンを走りきるためには、まだ十分楽に走れるような、自分にあったスピードではなかったのだ。

この楽に走れるスピードを、専門的に言うと、ATペースというのだと本で知った。
「AТ」というのは、要するに有酸素運動と無酸素運動のボーダーラインを指すのだそうだ。
それより速く走ると、血中乳酸濃度が急上昇し、バテてスピードを維持できなくなる。
だから、それを超えないぐらいの負荷で走る練習(休養や栄養も含む)を繰り返すと、乳酸への対処能力が向上し、その値が上がるということが研究からわかっているのだそうだ。

楽に走れるスピード、つまりATペースをしっかりつかんで走ることや、それを上げる練習をすることが必要だったということだ。
それを理解し、今年は、きつくならないが楽に走れるATペースを6分くらいに求め、練習をしてきた。
この1か月、4回の20~25km走では、平均1km5分40秒台で走り通すことができるようになってきた。
今なら、ハーフマラソンの距離でも、練習でバテずに走り切ることができている。
(練習後の疲労感は、もちろんあるけれども。)
だから、少しだけ自信をもって、2週間後の新潟シティマラソンに臨めそうだ。

今日、新潟シティマラソンの要項やゼッケンなどが、届いた。
いよいよあと2週間だ。
今年は、去年まで以上に楽しみだ。
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