もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

190601 180万PV超:「魚(社会)は頭から腐っていく(佐藤優)」 この6年間で日本は頭(政治)が完全に腐り果ててしまった。

2019年06月02日 14時12分18秒 | 閲覧数 記録
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異常な事件は、異常な人間が起こすと考えるより、異常な社会状況(背景)が原因だと考えるべきだ。自己責任論を叫び、犯人の異常性ばかりをあげつらって早く安心したいのだろうが、警察を増やしても、警備会社をもうけさせても、今の日本社会の異常性に目を向けなければ異常な事件による悲劇は抑えられないどころか連鎖的に増え続ける。人間を社会から孤立させ、自己責任論で個人の責任ばかりを追及される社会で、疎外感を深め絶望した人間の自暴自棄による道連れ自殺の突発的事件を防ぐことはできない。

問うべきは、新自由主義的ヘイトに染まり、階級化していく社会状況に目をそらし続けていること自体だ。急がば回れ。社会の変化に取り残されていく人間の数がどんどん増加していく中で互いを疑心暗鬼でじろじろ見ていても悲劇を止めることはできない。どんどん増加する自己の存在に絶望した人間を警察や警備会社や市民ボランティアで押さえることは不可能だ。絶望した人間の突発的な道連れ自殺を防ぐことはできない。今の<日本社会の異常さ>にこそ目を向けて、人間を孤立させ、孤独の中に放置しておかない温かみのあるまなざしを取り戻し、彼らに社会の中の<居場所>を用意する施策を積み上げていくことだ。たとえ難しくても、それこそが真の解決への近道だ。

特に、昨年末に自民党と創価学会公明党が強行採決し、4月1日の新元号発表のお祭り騒ぎの陰に隠れて施行された<新移民法>で、今後、外国人労働者の数は急速に増加する。彼らは日本で子供を産み育てる。彼らや、彼らの子どもたちへの何のサポートもないまま、国民に対して今後の社会変化への何の理解・覚悟も促されないまま、日本の社会は大きく変化していく。ふつうに考えてみて、社会の中で取り残されて孤立し孤独の中で絶望し自暴自棄になる人々の数が今後減るとは到底考えられない。むしろ急速に貧富が拡大し、<階級社会>化の進む日本の中で突発的に道連れ自殺が起こる可能性は高まっていくはずだ。病的なアメリカ社会と同様に今の日本は連鎖的に悲劇が悲劇を呼ぶ社会不安を深めている。

人間の弱さと向き合い、それを支えようという政策は、弱い立場の人間の痛みを知らずに育ってきた世襲政治屋の連中には発想として出てこない。「魚は頭から腐っていく」。今まさに、この6年間の自民党と創価学会公明党のやってきた政治のつけが表面化してきているのだ。今後、このつけは加速度をもって広がり、日本社会を苦しめ続けるだろう。そして、その時にはアベは体よく引退していて、すべての責任は我関せずの他人事にしてしまうのだ。そして、大宰相気取りでますます日本社会の足を引っ張り破滅に向かわせる。

<自己責任論>という言葉は大嫌いだが、自公政権の全有権者に対する得票率は案外高くない。政治の現状に無関心でマスゴミの言うままに自ら考えることを放棄して自民党に入れている無知な国民と、選挙にすら行かない無恥な国民が一緒になって今の日本の現状を支えていることを思えば、自業自得と言わざるを得ない。赤ん坊や幼児も含めて4人家族で3000万円近い国の借金を将来の付け回しをしている。その金で一機100億円の人殺しのおもちゃを100機(1兆円)以上アメリカから購入する。アメリカの人格的に問題のある大統領から刹那的歓心を得るためだけに…。子どもたちにひどい借金とひどい社会を残していかざるを得ないことを本当に申し訳なく思う。
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