もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

171129 日馬富士の引退を残念に思う。貴ノ花と安倍晋三は視野・料簡の狭さがよく似ている。マスコミもずるい。賢くない国ニッポン!

2017年11月29日 19時59分38秒 | 徒然・雑感
11月29日(水): ※炎上すれば、すぐに消します。

帰宅すると夕刊に日馬富士引退の見出し。正直、最悪の展開。今の日本の最も嫌なところが出た事件だ。その中心に、頑なな貴ノ花と弱い者いじめのマスコミがいる。話の内容はよくわからないが、今回の一件は安倍政権下の日本をよく体現していると感じた。

一面的な正義を握った者が、それを金科玉条に振りかざす。そして、周りのマスコミが一斉に弱い者いじめをした挙句にその真の弱者の功績を無視して潰してしまった。

先場所、一人横綱の孤塁を護って優勝して大相撲の看板を護ったのは日馬富士だったではないか!これまで、日本人の上位陣がそろわない中で、白鵬とともに大相撲人気を支えてきてくれた恩人ではないか。それをマスコミはみんなで寄ってたかって外国人横綱の上げ足をあげつらって潰しにかかった。日馬富士を引退に追いやって満足か?!俺は寂しい。

今回の一件の真の被害者は貴ノ岩だけだ。その貴ノ岩が表舞台から隠し込まれて、その声が最後まで聞けないままだった。師匠の貴乃花親方は、被害者の正義という立場にしがみついて、相撲協会も大相撲ファンのことも全く見ようとせず、結局日馬富士の横綱引退に追い込んだ。

貴ノ花が、自分の弟子貴ノ岩のことを本当に考えているとも思えない。貴ノ岩は、日馬富士と同じモンゴル人力士であり、部屋は違えど非常に近しい関係の後輩なのだ。もっと穏便な処理の仕方があったはずだ。いや、貴ノ岩と日馬富士両方の現在から未来につながる良い処理の仕方を探してでも見つけるべきだった。それをしないで、暴力を振るわれたという今回の事実だけをあげつらい、自らの立場の正義だけを振りかざし、周りを全く見ない視野・料簡の狭さと冷酷さには既視感を覚えた。横綱引退という破局を呼び寄せたのも似ている気がして不安だ。

既視感とは、安倍首相と重なるのだ。貴ノ岩を拉致被害者家族、日馬富士を北朝鮮とする。拉致事件が起こるまで、北朝鮮や韓国に対して、韓国併合・36年間の植民地支配、従軍慰安婦、強制労働、関東大震災での朝鮮人虐殺など日本はずっと加害者の立場にあった。その事実は、今もって全く変わらないのだが、ここに北朝鮮による拉致被害者の問題が明らかになるとアベはこの事実にしがみつき、それを振りかざして過去の加害者の立場を意図的に忘れて、「こちらこそ被害者である!」と外交的に攻勢に出た。そして、拉致問題を金科玉条にして、国内、国外の問題を棚上げにできたと思い込んでいる

一見、拉致被害者家族のことを常に気にかけているふりをしながら、現実にはアベ政権になってから拉致問題は、一歩も前に進んでいない。むしろ後退している。アベ政権が被害者家族を政治利用して消費しているだけであるのは、少し意識的に観れば全くもって明らかだが、日本のマスコミはわざとそれを見て語ろうとしない。アベ政権を恐れているのだ。頭の悪い、料簡の狭いアベの尻馬に載って、安全な北朝鮮非難だけを繰り返している。

過去の植民地支配や朝鮮戦争の遠因などに目をつむり、北朝鮮をここまで無策の限りを尽くして、核ミサイルの暴発一歩手前まで追い詰めてきたのは、安倍政権と日本のマスコミだ。北朝鮮に大きな問題があることは事実だが、「人間の国だ!」。そして、実は弱い存在だ。日本が韓国併合をした加害者の立場から拉致被害者の存在によって被害者の立場の正義を奪い返した気になってどんな口汚い悪口でも許される存在に仕立て上げられているのは異常だ。

そもそも北朝鮮とは、日本と比べてはるかに小さい経済規模しか持たないいわば弱い弱い”こびと”のような国だ。それを強大な悪の帝国の印象にすり替えて、北風政策だけで追い詰めてしまっている無策さ。これで核ミサイルがどこかに当たれば、日馬富士のもったいな過ぎる横綱引退と同じだ。

貴ノ花は本当に貴ノ岩のことを思っていない。アベシンゾーも拉致被害者のことを思っていない。自分の信念の手段にしてしまっている。それを無批判に弱い者いじめに加担する堕落したマスコミがいる。戦後日本が、本当に腐り果てて、イヤな時代になったな、と思う。

全くまとまりのない文章になったが、日馬富士がこんな形で引退に追い込まれたことが残念で仕方がない。そして、最大の原因は、貴ノ花の視野の狭い、かたくなな浅慮と、安全なところにいて弱い者いじめをするマスコミの堕落したズルさに腹が立つのだ。そして、貴ノ花とアベシンゾーには、頭の悪さ、知恵の無さで既視感を覚えたのだ。

最後に、日馬富士と貴ノ岩二人の復帰を願って言明した白鵬を支持するし、白鵬を好きである。ある意味、彼が一番ことの真相をよくわかっているはずだ。それを安易に批判するマスコミを全く信用も支持もできない。

乱筆御免。正直な感想を記した。きちんと整理できれば、書き直すかもしれない。炎上すれば、すぐに消します。馬鹿な批判に付き合う気はないので。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 171128 野中広務師の御快復... | トップ | 171129 日馬富士、引退会見... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

徒然・雑感」カテゴリの最新記事