黒い雨の被爆者はたとえ雨にあってなくても、汚染された土を耕し出来た食べ物を食べ、井戸水を飲み、洗濯をし、内部被曝をしたことは容易に考えられる。一人一人の症状で手帳を出せ。要約すればこんな判決が出ました。
国は控訴しないで判決を受け入れると言いながら、菅政権の時「11疾病」の要件を出してきました。
こんなことをするのは福島原発事故の被害者や遺伝的影響は今のところ認められないという被爆二世に対して救済をしなければならなくなる。原発は再稼働できない、廃炉にしなければならない。
大きな決断を迫られる状況だったから「11疾病」を持ち出しました。
先日は関西の被爆二世から、また関東の被爆二世から電話がありました。
「血小板のがん」難病指定がなく治療費が何とかならないか。「悪性リンパ腫」になったこれから治療方針が決まるが52歳なので家族の事、治療費の事・・・」不安を聞いてほしくて電話されたものでした。
東京、神奈川、吹田、摂津などは早くから、静岡は最近ですががん検診医療助成をしていました。私たちはその政策を全国へと国に要望していますがかたくなに、地方自治体でと言い、地方自治体は国の制度でと言いお互いに逃げています。
被爆者が少なくなって、原爆被害者対策費が余ってくるはずですそれを回して救済してほしい。
広島では、原爆ドームの下流に元安橋がありますが、その端のすぐそばに「かき船」が移転してきて、私たちが反対運動をしてきたのは9年前でした。その会社の社長は被爆二世ですが、交渉の席で私たちが「この川では大勢の人が、とりわけ女学生や中学生が亡くなり、未だに遺骨の収集もされていない。その上に建てるのか」と言うと「広島はどこを掘っても骨が出る」と言ったのには唖然としました。
開発のためなら何でもありき!こんな考えが戦争を呼び込みます。人を大切にする国にするため頑張らなければなりません。