広島県被爆二世・三世の会活動日記

広島県被爆二世・三世の会の日々の活動状況を報告します。

暑いアツイ   ~ハプチョンpart4~

2012-04-18 13:15:45 | 日記

今日の平和公園は暖かいのを通り過ぎ暑い暑い、初夏の陽気です。

寒かったハプチョンのことを書こうかと思ったら、遠い昔のことのような気がします。さて、今回の「非核・平和大会」を企画し実行したのは「平和の家」という被爆二世の事務所なのですが、このような活動に共鳴し、応援する(物心共に)ことを表明している2人の有名なミュージシャンが居ます(韓国名が覚えられずすみません)。  この二人の発言に若者がワーッと賛同し、一挙に運動が広まったそうです。 日本と韓国とでは大違いですねー。日本では山本太郎さんが「反原発」を発言したらテレビにも出られなくなったですねー。どんどん色々な人が発言すれば良いのではないでしょうか。

最後の日にはこの2人の「コンサート」がありました。凄いの一言!!!

久しぶり熱くなりました。二人は初めてハプチョンに来たそうです。

少しは顔が判るかな  コンサートの写真です

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暖かです・・・平和公園は花吹雪・・・

2012-04-12 15:42:33 | 日記

昨日は朝から土砂降りで、やっと咲いた桜が散ってしまうのではないかと心配しましたが、残っていました。満開の桜が誇らしげに、そして花吹雪の中大勢の人が観光に、お散歩に三々五々歩いていました。

8日の日曜日は元安橋の上で被爆写真の展示と核兵器全面禁止の署名を集めました。

外国から来ている観光客も大勢が写真を見ながら涙ぐみ、署名をしてくれました。お花見をする人が多くそんな方たちの署名は多くありませんでした。「子ども達の未来のために」懸命に訴えました。

花の下で酒を飲みお花見をしている光景は外国人には珍しいらしく、さかんに写真をとっていました。

署名は30人が参加、1時間で370筆が寄せられテレビニュースでも昼・夕のローカルニュースで放映されました。

「署名をしても核兵器は無くならないじゃないか!」と言う人も居ましたが、2010年のNPT(核不拡散条約)再検討会議に700万人の署名を持って要請に行きましたが、国連のデアルテ上級代表等がその署名の山を見て驚き国連での討議を通じて「核兵器のない世界」が世界中の共通の声になりました。

そして、2015年のNPTの会議は、核兵器をなくすための道筋をつけようとの重要な会議になります。

一人ひとりの力は小さいけれど、コツコツと集まった署名は大きな山に、壁になって人々の心を揺り動かします。決してムダではありません。決して無駄にしません。街角で見かけたらどうか署名をして下さい。

 

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6.9行動

2012-04-06 14:12:39 | 日記

私たちは広島に原爆を落とされた8月6日、長崎の8月9日の6と9の日は毎月6.9行動として「核兵器廃絶」の署名を集めています。広島では八丁堀の福屋横、金座街入り口で12:15から13:00まで立っています。思い出したら来てみてください。

この署名は世界中で取り組まれ、この前行った韓国でも取り組まれています。

2010年私たちは700万人の署名をたずさえて国連で開かれるNPT核不拡散条約会議に核兵器廃絶を訴えるためニューヨークへ行きました。

その後、潘基文国連事務総長が「核兵器のない世界を」呼びかけ、2015年の会議で核廃絶への道筋が討議されるよう働きかける署名でもあります。

私たちは二度と被爆者を、その子孫を作らせないと微力ですが力を尽くしたいと考えて街角に立っています。

写真はハプチョンの被爆二世です。お父さんが広島三菱で徴用工で働いていたとき被爆し大怪我をして、しばらくしてハプチョンに帰り生まれたが、50歳前に目が見えず、耳も聞こえなくなってしまったそうです。後ろの方はお母さんで、足が悪く杖をついて外に出られました。うちに訪問したときの写真です。

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桜が咲きました・・ハプチョンPart3

2012-04-05 15:29:40 | 日記

平和公園の桜が8分咲です。気温は暖かですが、風が冷たく時折雨交じりの突風が吹き思わず震えてしまいます。

修学旅行生に良く質問されます「平和公園には木が多いけど、木は焼けなっかたのですか?」答え:全部焼けてしまいました。平和公園の桜も、たくさんの緑も、平和公園を作るときに全国から、世界から送られた苗を植えたものです。

平和公園の桜の木が大きいと思っていたら、東京の上野に行ってびっくりしました。上野の木の大きさを見て「ああ、広島は70年間人も住めないと言われていたなー」とあらためて感じました。

さて、ハプチョンの続きですが、ハプチョンには被爆二世の家「平和の家」があります。この家はキム・ヒョンニョルさんという被爆二世の方が、関節の骨が壊される病気になり、2002年から痛む体でキョンサンナンドの被爆二世を訪ね歩き組織して、被爆者の子孫の集いの場所を作りたいという大勢の被爆二世の希望から2010年に完成し、平和の活動拠点になっている所です。キムさんは完成を楽しみにしておられましたが30代の若さで亡くなってしまいました。

平和の家の前のハプチョンの被爆二世の方です(事務所に出ている方)

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被爆の影響は遺伝する?

2012-04-04 10:59:38 | 日記

ハプチョンでも被爆二世の方の遺伝の問題が取り上げられているようですが、広島でも早くから被爆の影響は遺伝すると思われています。

「あの星はぼく」で知られるふみきちゃんも白血病で幼い命を奪われました。

また、私たちの周りの被爆者の子も、癌やその他の病気によって若くしてこの世を去っています。

一昨年「放射線影響研究所」の研究員の皆さんと懇談する機会を得ましたが、「現在までの研究では、被爆者の子と、非被爆者の子との間に差異は見られない。今後30年研究を重ねないと結論は出ない」と言われました。

被爆二世は、ことさら病弱を強調するわけではありませんが、被爆者が原爆症と認定される病気にかかる確率は、周りの人に比べて高いと思っています。癌や白血病だけではなく、生活習慣病と呼ばれる病気にも、糖尿病や高血圧などは遺伝の影響があると言われています。

一概に遺伝と言っても、「体質遺伝」ということでしょうが、それでも被爆によって親が受けた影響は、生活習慣ではなく遺伝として子に引き継がれているのではないかと思います。

被爆者の子でなくても、癌にもなるし、さまざまな病気にはかかります。しかし、それまで、癌の家系ではなかった人が、被爆後癌になり、その子も癌にかかるなど、被爆の影響が色濃く出ている人が多いのが被爆者の特徴です。

今後、被爆二世検診などのデータを集計することができたなら、こうした事実も明らかになるのでしょうが、個人情報保護の観点もあり、簡単にデータ化することも困難を伴います。国や自治体が責任を持って調査する必要があるのではないでしょうか。

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