い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

九十四通

2021-08-08 | 便り
ひとり暮らしならきっと寝てる

独り暮らしは悲しいよ
切ないよ 寂しいよ と
自己中な考えがあくびする

何を望んでも
自分にないもので
何を目指しても
限りない欲望で

すべてに無を付けたなら
楽しくない楽さと
苦しくない同じ温度の中
時を刻む音も忘れて
眠気だけが近付いてくる