四十四拍 2022-04-18 | 心音 はじめましての気持ちに戻ったら今と違う関係に気付いたすでに進んでいた時の流れを食い止めようとしても無理なのにましてや戻ろうなんてあり得ないのに不可能の言葉を知りたくなくてありとあらゆる手段を講じオールクリアの夢を見るひとつとして結論に届かぬまま優しすぎる頑固さに甘えて先延ばしと中途半端を繰り返す
四十三拍 2022-04-17 | 心音 恋しい気持ちを言葉にしたら次々あふれ出して止まらない涸れぬ心にどっぷりはまりひとりぐるぐる立ち泳ぎ目の前の視線を外してみてもくっきり残る残像の笑みこの能力を他で活かせたら偉人の枠にも入れたのにぬるま湯の平凡の中にも熱い夢と希望があって冷たい世間の荒波を超え水平線に太陽を見る
四十二拍 2022-04-16 | 心音 時間にしたら30秒言葉にしたらふたつみつ息が止まる時間を除けば立ってるだけで精いっぱい繰り返す妄想の中なら相思相愛のふたりでも魔法も届かぬ心の中はどんなトリックも決まらない思い通りに行かないことが醍醐味だよと諭されてどうせなら楽しみたいけど初心者マークが外せない
四十一拍 2022-04-15 | 心音 あれもこれもと次々に増えて下になるほど取り出しにくい順番を守って抜かりないよう上から責めたら時間切れ優先順位をつけるためあれこれ悩んだら決まらない落ち着け自分出来るぞ自分ひとりの空間に慣れたはず腕時計も付けてないたとえ冬の寒さに戻っても逃げずに春はやってくる
四十拍 2022-04-14 | 心音 動かない表情にもその時の顔がある切り取られた一瞬の前後を知っていても逆さまの映像を脳内で組み立てたとしても他人には見せない本当があったとして飾られた場面が造り物だったとして受け取った時の心の闇が透き通るなら悲しみの涙が心の熱さを伝えてくれるなら思うままに感じるままに飛び込んできた魂の叫びを聞き逃すな
三十九拍 2022-04-13 | 心音 そのさよならが初めから決まっていても出会いのない別れはないし始まりのない終わりもないそこで待っていた運命が途中の喜怒哀楽すべてを手にしてすでに到着地点に向かっていたとしても逆らえない運命とやらを受け入れながら恨んでも拒絶しながら喜んでもひとつの終わりが見えた時自分で決めた人生だと後悔しながら満足し懺悔しながら感謝する
三十八拍 2022-04-12 | 心音 早起きが嫌でも夢見が悪くても数ヵ月後のワクワクに耐えるいつからではなくいつもハッピーになれる入手困難なアイテム欲しいものは違っても望むものはバラバラでも誰の心にもある夢の中の現実一夜の眠りで夢に変わったとしてもまぼろしを繋ぎ合わせて脳裏に留める
三十七拍 2022-04-11 | 心音 思いついた言葉が夢の中で消える直前の出来事が繰り返し起こった様で他人事のように冷静に画面を見つめる確かに降り注ぐ星屑のように連なりながら輝きを見せたなぜか忘れるはずは無いと思ったしたためる程の余裕も無く眠りの中で夢を探した記憶の順番が変わることも知らず
三十六拍 2022-04-10 | 心音 すべてを知るなんて出来ないけどすべてを知るなんて許されないけどひとつひとつは別物でひとりひとりは別人で分かってるけどやめられない分かってるからどうしようもない欲望と願望が競り合いながら不安と躊躇いを追い払いながら小心者と一歩後ろから隠れたつもりで影を映し眩しすぎる人生の糧に一歩でも近づきたくて今日も明日も過去も未来も