まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』14話まで

2022-07-31 16:11:54 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

前回のラストにも書きましたが、ソ・イングクssiの表情の変化が素晴らしいと思いました。

元々、インパクトの強い目ですから、冷たい無表情になると、こちらの心まで凍ってしまうかと思うほどに鋭い眼差しになります。

それが、一旦、愛情や信頼がこもると、同一人物かと思うくらいに柔らかくなるんです。まなじりが鋭く上がっていたのが、元々たれ目だったっけ?と思うくらいに子供っぽい眼差しになるんですよね。

目の表情の変化は、顔のアップが多い韓国ドラマでは、重要な感情表現になると思います。

 

ごめん・・・とドンギョンが小さく言いました。

俺こそごめん・・・と滅亡。イケメンで・・・と。

その言葉でドンギョンの表情がふっと緩みました。

「どうしよう。私たち、どうすればいい?」

と、ドンギョン。自分一人で背負えると思っての選択だったけど、ダメだったわけですから。

「運命を認めて、受け入れよう。」

と、滅亡が笑顔で言いました。

でも、ドンギョンは笑えません。滅亡が自分のために消滅する決心をしていると気付いていますから。

 

ドンギョンと滅亡の記憶が元に戻った時、周囲の人たちの記憶も元通りに修正されていました。

皆の中に滅亡の記憶が組み込まれたのです。何事も無かったかのように。

滅亡はスジャに、ドンギョンと結婚すると宣言しました。

ドンギョンは驚きました。全く聞いていませんでしたからね。

 

結婚の話を聞いたソンギョンは、滅亡に感謝の思いを伝えました。

嬉しいけど、すんなりと受け入れられない思いである事も事実でした。

姉のためには喜ばしいけど、死にゆく姉を引き受ける滅亡の負担を考えると、もろ手を挙げて喜ぶことは出来ませんでした。

それでも、ソンギョンは結婚資金に・・・と通帳を差し出しました。

元々、ドンギョンに渡そうと思って貯めて来たモノでしたが、今、渡すべきだと思ったのです。

「ずっとそばにいてあげて。約束ですよ。」

ずっと大人になったソンギョンが、涙をためて滅亡に言いました。

 

ドンギョンはジナに本当に結婚するのかと聞かれ、そうしたいみたい・・・と他人事のように答えました。

あんたは?と聞かれ、

「彼の望むことは全部してあげたい。」

と、答えました。

気持ちが定まっていないと思ったジナは、はっきりと結論が出るまで結婚しちゃいけないと言いました。

しかし、ドンギョンはその言葉を遮って言いました。

「捨てたくても忘れたくてもどうにもできない。時間も打つ手もない。」

ジナにしがみついて泣きました。

そんなドンギョン、初めてだったのでしょうね、ジナは。

ドンギョンの想いを理解しました。まぁ、ジナが想像する以上に深い意味を持っている言葉なんですけどね。

好きにして・・・とジナは言いました。何であれ、応援するから、あんたが今幸せならそれでいい・・・と。

 

ドンギョンたちの前では、強がって笑顔まで見せていた滅亡ですが、やはり彼も苦しんでいました。

初めて愛した人を救うために、別れなければいけない運命ですから・・・。

逃れられない運命だと分かったのですもんね。

 

ヒョンギュは、ジュイクの部屋を出て行くことにしました。

これまで、ジュイクが如何に自分を守ってきてくれていたかを感じていました。

ジナとのことだけじゃなく、人生の全てにおいて、静かに見守ってくれていたんだと気付いたのです。

いつまでも頼っていてはいけないと思いました。自立しないと・・・。

 

ドンギョンは組織検査を止めたいとチョン医師に言いました。

検査というのは、開頭してするものらしく、それ自体が危険なものなんだそうです。

チョン医師は検査は結婚式以降に延期すると言いました。

「手術はせず、組織検査と治療のみと決めたのは、少しでも長く生きて幸せになるための治療ですからね。」

 

ドンギョンは退院することになりました。

 

ソンギョンやジナはドンギョンの決断を受け入れました。

万が一の時、後悔の無いようにしてあげたいから・・・と。

 

ヒョンギュとジナはきちんと別れました。

ヒョンギュはジナを避けていた理由をちゃんと話しました。恥ずかしい話を。弱かった自分の話を。

最後に握手をしました。

右と左に分かれて歩き出しました。

振り向きたい衝動を、ヒョンギュは必死に堪えて歩きました。

 

カフェの前でジュイクがヒョンギュを待っていました。

その姿を見た途端、ヒョンギュは耐えきれなくなって泣き出してしまいました。

まるで、転んで痛む足を引きずって泣くのを必死に我慢して帰って来たのに、母の顔を見た途端、堪え切れずに泣き出す子供のようでした。

ジュイクは、彼にとって親であり、兄であり、ライバルでもあるのですね。誰よりも信頼している人なんですね。

 

退院するドンギョンの前に少女神が現れました。

助けてあげられず、ごめん・・・と少女神。

「助けて。もう一度だけ。」

と、ドンギョンは少女神の手を取り、必死に言いました。

私の手を離れたことよ・・・と、少女神。

「じゃぁ、私たちはどうすればいいの」

受け入れて・・・と、少女神。

ドンギョンは呆然とするしかありませんでした。神に見放されてしまったのですから。

・・・とドンギョン。世界を滅亡させる・・・と。

「あなたには無理よ。分かってるでしょ。」

それでも、出来ると言うドンギョンを、少女神は静かに抱きしめました。

「私は何度も生まれては死んだ。その辛さは誰よりも分かる。何をしても結局は受け入れることになる。なぜなら、彼が決めたことだから。その選択こそが運命なのよ。だから受け入れて。滅亡を受け入れなさい。それが彼が望む結末。彼が望むハッピーエンドなの。」

誰も幸せじゃないのにと、ドンギョン。

「生きていれば分かる。この瞬間のために苦しんだのか、これがハッピーエンドなのか・・・と。皆が死んでしまったら、気づけない。だから生きて。あなたが幸せに生きること、それが彼の願いだから。」

少女神は、涙がこぼれ落ちるドンギョンの頬を撫でながら言いました。

 

滅亡はその日、露店で花を売る老婆の“滅亡”を見届けていました。

滅亡は、残された花をドンギョンに持って行きました。

離れないで、ずっと一緒にいよう・・・とドンギョンは滅亡を抱きしめました。

その日から、2人は常に一緒でした。

一緒に散歩をし、食事をし、眠りました。

 

滅亡を忘れることはないだろうとドンギョンは思いました。

滅亡が去り、自分の人生が始まるとしても、朝になると、春が来ると滅亡のことを思い出すだろうと思いました。

そんな人生は、滅亡と変わらないのではないだろうか・・・と思いました。

 

そして本来ならば、ドンギョンの命が尽きる予定の前日。

皆にプレゼントが届きました。

ジナには万年筆。

ソンギョンには、彼から渡された通帳と・・・あれは何

スジャにはバッグ。

 

ドンギョンは両親の納骨堂に行きました。

怖いと呟きました。

その瞬間、自分がどんな選択をするのか、自分でも分からないからです。何を選んだとしても、心は痛いと思いました。それが怖いと・・・。

 

外で滅亡が待っていました。

一緒に行こう・・・と滅亡はドンギョンを図書館に連れて行きました。仕事だと言いました。

「単語が消える。」

と、滅亡は言いました。使われなくなった単語たちが猛烈な勢いで消えていっていると言いました。

永遠に消えない単語もある・・・と滅亡。

「憧憬(ドンギョン)、人間(サラム)・・・。」

 

滅亡はドンギョンが眠っている間に、少女神の元に行きました。別れの挨拶に来た・・・と。

ドンギョンが滅亡を願ったとしても、それが叶うかどうかは分からないと少女神は言いました。不確かなものなんだから・・・と。

「だから、それに賭けてみたら?」

いいや・・・と滅亡は首を振りました。確実な方に賭けると。ドンギョンを確実に生かせる方に・・・と。

「守るべきものだったんだ。約束もあいつもこの世界も。」

 

私はもう少し生きることにした・・・と少女神が言いました。

人間の心臓に頼ってもう少し生きてみたいの・・・と。

そう思うのは、神にとっても初めてのことだったようです。

まだ見たいものがあるから・・・と言いました。美しく咲いた花を見たい・・・と。

鉢植えの滅亡だと言ってたヤツ

 

滅亡が戻ると、ドンギョンが不安に苛まれていました。

もう消えてしまったんじゃないかと、パニックになりそうでした。

「誰も愛せない様にして

と、ドンギョンは滅亡に頼みました。ダメな事だと分かっています。

でも、一つ願いを叶えてくれると言うのが、契約の条件だったじゃないかと、泣きながら滅亡に頼みました。

自分だけ生き延びても、何の意味もないと、泣きじゃくるドンギョン。

意味はある・・・と滅亡。

「お前やお前の愛する人たちを失えば俺は空虚な世界で一人きりだ。人間はまた愛せるよ、ドンギョン。」

 

泣き止んだドンギョンは、滅亡に言いました。

滅亡の世界に連れて行って・・・と。

 

そこはドンギョンと滅亡二人だけの世界でした。

街は同じでも、人間はいません。現実の世界から、人間だけが消えてしまった世界でした。

消えゆく者たちによって滅亡は存在していました。だから、全て滅びたこの世界では、滅亡は無でした。

ドンギョンは教会に連れて行ってもらいました。

人間のいない世界には神もいないと滅亡は言いました。

でも今は自分がいるから・・・とドンギョンは祈り始めました。

 

何を祈った?と聞かれドンギョンは答えました。

「誰も愛せない様にしてと祈った。」

そして言いました。愛してる・・・と。

あなたが最愛の人になってしまった、愛してしまってごめんね・・・と。

ありがとう・・・と滅亡が言いました。

そして、キスしました。

滅亡が消えて行きました。

 

お前を幸せにするために俺は生まれて来た、教会でお前の幸せを祈った・・・と。


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『御史(オサ)とジョイ(原題)』2話まで

2022-07-30 17:14:35 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

もうすぐにでもラ・イオンの暗行御史姿が見られるのかと思いきや。

まだまだでした。

そーですよね、事件の取っ掛かりとも言える状況でしたから、全て推察でしか無くて、確固たる証拠と言えるモノは掴んでいませんからね。

 

イオンは、自らが先頭に立つのではなく、ユクチルを漢城府の判官に仕立て上げ、自分とグパルがその従者と言う体を装いました。

そして、口実を設けて、郡守に近づき、事情を探ろうとしました。

 

一方、ジョイは死んだポリの遺品の片付けをし始めました。

ポリにはそう言う事をしてくれる家族という者がいません。だから、ジョイがやってあげなくては・・・と思ったのです。

ジョイの目の前に現れたポリの霊は、全て燃やしてくれと言いました。

ジョイは、その意思を汲み、服を燃やし始めましたが、ポリが縫っていた赤ちゃんの肌着だけは燃やせませんでした。せめて、棺の中に一緒にいれてやりたいと思ったのです。

 

当時も、王宮内での権力争いは相変わらずのようで。

領議政と大提学が張り合っているようです。

今のところ、大きな事件等は起こっていませんが、領議政が何やら裏で懐を肥やしているように見えます。

 

領議政の庶子パク・テソという人物が登場しました。

領議政の手先となって、汚い仕事を引き受けているようですね。

郡守がポリに預けた帳簿は、どうも死んだ暗行御史が不正をまとめ上げた物のようですね。要するに悪事の証拠です。

それを郡守もテソたちも探しているのですが、まだ見つかっていません。

テソの仲間がポリが持っていると踏んで、脅して白状させようとしたとき、誤って転落し、死んでしまったというのが、実状のようです。

テソはどんな手を使っても帳簿を探し出すよう手下に命じました。

 

その帳簿、ジョイが見つけていました。

ポリの遺品を燃やしている時、他の本の間に挟まっていたのを見つけ、火の中から拾い上げたのです。

かなり燃えてしまっていましたが、難しそうな漢字が書かれていて、郡守の印が押されているのが分かりました。

大切なものに違いないとジョイは察しました。

 

イオンたちは、ポリの遺品も調べようと思い、やってくると、そこにいたのはジョイ。

口がたつジョイに、イオンたちは散々に扱われてしまいました。なにせ、恰好が恰好なだけに、怪しい者だとしかジョイには思えなかったのです。

生まれてこのかた、人に頭や口を叩かれたりなんぞした事の無いイオン。

口を叩かれた時など、いったい今、自分に何が起こった・・・と事態を把握できないほどに混乱するのが笑えました。お坊ちゃま然としたテギョンだけに、余計に面白かったです。

 

追い帰そうとしたジョイなんですが、3人が都から来た両班で、学識が高いと言うのを聞いて、協力してもらおうと思い立ちました。

離婚のための訴状を添削してもらおうと思ったのです。

ジョイは、離婚したいと思った理由を話しました。

姑の酷い扱いや、夫の頼りなさを説明しました。

丁度その時、ジョイを連れ戻しに来た姑とジョイのやり取りを見て、イオンも状況は理解したようです。

「でも、姑のせいだけじゃありません。」

と、ジョイは言いました。

「少なくとも、今よりは幸せになりたいんです。」

 

イオンたちは、ジョイにポリの話を聞きました。

ますますポリの行動に不審を抱きました。

しかし、遺品を燃やしてしまったとジョイが言ったのを聞き、がっくりしました。

 

イオンはユクチルとグパルに聞き込みを命じました。

死んだ暗行御史とポリに関する事だけじゃなく、村の事情というのを、詳細に村人たちから聞いたのです。

そして、いよいよ、役所に乗り込みました。

真っ白な衣服に改め、馬牌を示し、手勢を集めて役所に向かう様は、なかなかのもんです

 

イオンたちが役所に到着した時、そこではジョイの離婚訴訟の判決が降りた所でした。

実は、ジョイはあの燃え残った書類が郡守にとって重要な物だと気付いていたので、それをネタに郡守と交渉していたのです。

渡してほしかったら、離婚を認めるように・・・ってね。

ジョイ、やり手です

 

判決文書にジョイと夫の手形を押し、あとは郡守の印が押されるだけ・・・となった時、イオンたちが乗り込んで来たってわけ。

 

「暗行御史、出動

という、ユクチルとグパルの掛け声とともに、一斉に手勢の者たちが駆け込んできて、郡守をはじめとした役人、兵たちは、皆、その場に平伏させられました。

で、郡守の不正をイオンが宣言しました。

イオンが問題視したのは、富の不正蓄財より前暗行御史とポリの殺人についてでした。

郡守は必死に殺人は自分がしたことではないと訴えました。

 

その時、郡守の視界の隅に、男が自分に向かって矢を番えているのが見えました。

郡守は殺されると思ったのか、すぐさま不正の罪は認めましたが、殺人は違うと言いました。

 

あれは・・・テソの手の者

 

ジョイは、それどころじゃありません。

自分にとっては自由がかかっているのですから。

それをイオンに訴え出ると、ジョイの姑は、ジョイが持っていた判決文書を取り上げ、破り捨てたのです。

呆然とするジョイ。

でも、そこでイオンが差し出したのは、ジョイが添削を依頼していた訴状。

それに、印を押し、ジョイに差し出しました。

ジョイ、離婚が無事成立しました


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『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』13話まで

2022-07-29 14:14:29 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「タク・ドンギョン。お前は誰だ。」

と、滅亡。

自分の名前を知ってることが謎なドンギョン。同じように聞き返しました、あなたは誰だと。

 

滅亡は少女神を知っているのかと、ドンギョンに聞きました。

少女神がドンギョンに何をしたのか、滅亡は聞き出そうとしました。

しかし、ドンギョンが少女神と関わったのは、ほんの少しだけ。全く手掛かりは得られませんでした。

さっき誰に電話したんだ?と、滅亡が聞きました。

あれ?携帯を持っていたわけじゃなかったのね、滅亡は。着信音と共に滅亡が現れたと思ったのは私の勘違いでした

ドンギョンは答えました。

理由も分からず泣いてしまい、その時、“あなたに電話しなきゃ”って思った・・・と。でもそれが誰なのか、分からないと。

「もう一度かけてみろ。」

と、滅亡が言い、ドンギョンは再度『サラム』と記された番号にかけてみましたが、誰も出ません。

 

帰宅した滅亡は、テーブルの上の携帯に気づきました。

なんと、ドンギョンからの不在着信が2件入っているじゃありませんか。

そして、待ち受け画面の写真は自分とドンギョンの写真・・・。

すぐさま、少女神の元に行き、ドンギョンとの関係を問いました。

しかし、少女神は何も答えませんでした。

滅亡は、自分の力で調べると宣言。

ドンギョンの周囲をうろつき始めました。

 

ジュイクとヒョンギュは初めてちゃんと向かい合いました。

「10年前にあいつとキスしたのか?」

と、ヒョンギュが問いました。

ジュイクはあっさり認めました。

理由は、ジナをヒョンギュに合わせないため、追い払うためだったと言いました。

ヒョンギュは当時、数か月で留学先から帰国していました。それを恥ずかしいと思い、ジナに合わせる顔が無いと思っていたのです。だから、ジナが毎日会いに来て、あの場所で泣きながら座っているのを知りながら、全く行動を起こさなかったのです。

ジュイクはヒョンギュが好きでした。あまり人に心を開くような人間じゃないのに、ヒョンギュのことは気に入っていたのです。

ヒョンギュの気持ちを察していた一方で、いつしか一途なジナにも心が揺れていたのでしょうね。これ以上放っておくと、いつまでも待ち続けるかもしれないジナを思うと、やはり早くけじめをつけさせたいと思ったのかもしれません。

ジュイクがあまりにも正直に話したことで、ヒョンギュはいっそう自分が惨めになったようです。

 

ドンギョンのお見舞いに行ったジナは、そこでジュイクにバッタリ出くわしてしまいました。

避けようとしたジナを、ジュイクは追いかけました。

何時から私を好きなの?と、ジナが聞きました。

「最初から。」

と、ジュイク。

それって、いつ?と、ジナ。

「最初だ。」

・・・それは、ジナが泣きながらヒョンギュを待っていた時或いは、ヒョンギュがジナと付き合ってる時

それほど長く、真剣に想いは続いているということです。だから、今更、ヒョンギュに知られたからと言って、諦めることは出来ないわけです。

ジナは、あまりにもはっきりと想いを告げるジュイクに戸惑いながらも心が揺さぶられているのも事実でした。

 

ジナは、ヒョンギュに会いに行きました。

お酒を飲みながら、ジナは正直にこれまでの事を話しました。

ヒョンギュに会いたいから同窓会に行ってた・・・と。ヒョンギュの家に行ったり、近くのカフェに行ったり、最寄り駅でもしかしたら会えるかもしれないと、期待しながら待ってたと。

それほどずっとヒョンギュに片思いし続けて来たと。

「最近会って思うの。私が愛してたのは18歳の時のあんたよ。」

俺も同じだ・・・とヒョンギュ。

「でも構わない。もう逃げない。」

しかし、もう遅かったですね、ヒョンギュ。ジナの中でヒョンギュへの片思いは決着がついてしまっているのです。

 

ドンギョンの治療が始まろうとしていました。

チョン医師は、その前に、剃髪を勧めました。

放射線治療等で脱毛がすすむのは分かっています。ショックを受けるだろうから、先に・・・と。

ドンギョンは、一人で美容室を訪れました。

そして、剃髪する前に、精一杯オシャレな髪形にしてもらったのです。芸能人のように華やかにしてくださいと言って。

とてもよく似合っていました。

美容師が写真を店に掲載したいと言うほどに。

ひとしきり写真を撮ってもらった後、ドンギョンは言いました。

「剃ってください。」

美容師はその意味をすぐに察しました。

 

美容師がハサミを入れようとしたとき、突然鼻血が。

倒れそうになったドンギョンを抱きかかえたのは滅亡。

そのまま、ドンギョンは意識を失ってしまいました。

 

ドンギョンは夢を見ました。

夢の中で、滅亡が泣いていました。葬儀場です。

滅亡が泣いていたのは、ドンギョンの遺影が飾られた部屋でした。

 

滅亡は泣きながら眠るドンギョンを見つめているうち、ドンギョンとの記憶が断片的に蘇って来ました。

笑顔のドンギョンがたくさんいました。

それでもドンギョンとの関係が分かりません。

 

滅亡は夢の中でドンギョンを“滅亡の世界”に連れて行きました。

あの、何も生きていないモノクロの無意識の世界です。

ドンギョンとの会話と笑顔は、滅亡に小さな既視感を生みました。

ふいに滅亡がキスしました。

滅亡の脳裏をたくさんの記憶が明滅しながら通り過ぎました。

 

驚いたドンギョンにも、一つの記憶が蘇りました。

少女神にした自分の選択を。

 

その瞬間、目が覚めたドンギョン。

すぐさまチェックした手帳の空白のページに、自分が記した本当の記録が浮かび上がりました。

消されていた記憶たちが一斉に甦ったのです。

ドンギョンは病室を飛び出して行きました。

慌てて行ったのは自分の部屋。でも、滅亡の部屋は消えていました。

滅亡から着信が。

後ろに立っていました。

 

ドンギョンの記憶が戻り、目が覚めた瞬間、彼の無意識のモノクロの世界に、色がつき、記憶も戻ったのです。

 

この時の滅亡の表情がねぇ。

ついさっきまでの表情とは別人なんですよ。

鋭く冷たい目だったのが、悲しみをたたえた柔らかな目になってるんです。

ソ・イングクssi、素晴らしい表情の変化だわと思いましたよ、あたくし


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「御史(オサ)とジョイ(原題)」より素敵なプレゼント♬

2022-07-29 10:33:41 | イベント、プレゼント関連

衛星劇場で放送が始まった「御史(オサ)とジョイ(原題)」

テギョンssiのコメディ演技に注目してる私です。

この放送を記念して、視聴者さんにステキなプレゼントが発表されました

 

プレゼント品:テギョンサイン入り写真・・・2名

        

        衛星劇場オリジナルクリアファイル・・・30名

応募締め切り:9月11日(日)23:59

※放送の中で発表されるキーワードの記入が必須となっています。

 

詳細、申し込みは、こちらから。


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IN THE SOOP BTS編シーズン2撮影邸宅で1泊2日!(ノД`)・゜・。

2022-07-27 15:01:37 | イベント、プレゼント関連

何と言う企画でしょう

あの・・・あの・・・素敵な邸宅にお泊りだなんて

それも、7米ドルという破格の料金で

日程は、8月29日からの1泊2日ってこと

ホント

 

予約リクエスト受付:8月2日(火)11:00~(日本標準時)

料金:7米ドル(税金、手数料別)

予約数:1組(2名まで)

 

詳細は、こちらの記事から。

そして、申し込み詳細は、こちらから。

あまりにも素敵過ぎて、ちょっと不安になったので他もググってみました。

こちらにも出てました。

 

この記事を見た瞬間、なぜかおろおろしてしまった私

7米ドルっていくら?円安だから・・・1000円未満じゃんパスポートは切れてるし、その辺りは野暮用ひしめいてるし・・・って

落ち着け、私・・・ですよ。

で、冷静になった今、ようやくこうやって記事にしていると言うわけです。

先着順とかいう謎の話もあるようで、どーいう混乱が起こるか分かりませんな。

とにかく、一瞬でしたが、夢のような妄想を抱くことができ、幸せでした


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「キャラクター」

2022-07-26 21:29:13 | 韓国以外の映画、ドラマ、番組のエトセトラ

菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)出演のサスペンス。

 

“もし売れない漫画家が、偶然目撃した殺人犯の顔をキャラクター化して漫画を描いて、売れてしまったとしたら・・・”

という設定に興味を惹かれました。

 

画面が血まみれと言っても良いほどのシーンが多々あり、狂気に満ちた作品です。

救いなのは、高畑充希演じる極々普通の感覚を持った人の存在。そして、小栗旬と中村獅童の刑事コンビ。

狂気と平凡の対比がはっきりしています。

ただ思ったのは、Fukase演じる連続殺人犯が生まれた経緯が、今、リアルさを持って感じられるということ。

決して、創作物の中だけのものではないのではないかと。

秋葉原事件の犯人の死刑執行ニュースを聞きながら、ふと、思いました。

 

この事件は本当に解決したんだろうかと、ラストを見た瞬間、思いました。

もしかしたら、第二、第三の“両角(Fukase)”がいるんじゃないかと、不安を感じるラストでした。


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見てますか?(*'ω'*)

2022-07-26 11:08:20 | 韓国以外の映画、ドラマ、番組のエトセトラ

フジTVの今クールの月9。

「競争の番人」です。

予告を見て、予約を入れました。

で、昨晩、第3話。

面白かったですね~っ

最初見た時から、何だか、大河メンバー多いな・・・と思いましたよ。

昨晩初めて見たアルフィーも同じ感想を呟いていました。

「踊る大捜査線」を彷彿とさせます。

これからも、楽しんで視聴できそうです。

詳細は、HPの、こちらから。


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やっとゲット♪

2022-07-25 22:34:17 | 食べ物関連

この季節、この辺りはブルーベリーを摘み取りできる農園があちこちにオープン。

だったら、農産物直売所には、さぞかしお安く質の良いブルーベリーが置いてあるんだろうと期待したのですが・・・。

それはそれ、これはこれ・・・なのか。

シーズン到来するや否や、あちこちの直売所やスーパーをチェックしたのですが、おめがねに適うブツが見つからず。

いえね、決して上等な物を探していたわけじゃありません。

定番のジャムを作るために、安くて量が多いものが欲しかっただけ。

勿論、それに質が良ければ越したことはありません。

でも、置いてあるのは、上品にパックされた高額少量品か、見た所少々品質に難ありのお買い得品ばかり。

『ジャム用』と書いて大袋で並ぶ四国の直売所に行きたいと、思ってしまいました。

 

そろそろ“コーヒージャム”が無くなりそうなので、早く次のジャムを・・・と思う今日この頃だったんです。

で、今日、ラーメンを食べに行ったついでに、お初の直売所に行ってみました。

最近オープンしたばかりの小さなお店。

そしたら、ありましたよ

で、小躍りしてゲットしたと言うわけです。

帰宅して、すぐに作りました。それが上の写真。

 

あ、その直売所には、手作り食パンも置いてありましてね。最後の1斤だったので、それもゲットして来ました。昼過ぎの時点で30%引きでした

明日の朝ごはんが楽しみです。


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二度目

2022-07-25 22:14:27 | 食べ物関連

この日以来、二度目の一風堂さん訪問。

今回チョイスしたのは、『極からか麺』の海苔&味玉プラス・・・ちょいと正確な名称を忘れてしまいました

思い切り麺をすすったら、咳き込みそうな刺激

でも、右の胡麻団子を加えると、幾分まろやかな味になりました。

辛さの中に、甘さがあるスープです。

天かすの甘さなのか、玉ねぎの甘さなのか。

 

美味しゅうございました。

 

でも、正直なところで言うと、前回食べた赤丸の方が、私は好みです


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『御史(オサ)とジョイ(原題)』視聴開始

2022-07-24 16:22:57 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ラ・イオン=テギョンssiは、弘文館の新入役人。

でも彼の興味は出世でもなく結婚でもなく、ただひたすら食。

朝早く起きて自らの手で調理し、毎日豪華なお弁当を持って登庁しています。

上司や先輩も彼のお弁当は注目の的になるほど。

 

そんなイオンが、何の因果かある日突然暗行御史に任命されてしまいます。

 

実は、暗行御史は他のドラマであるような颯爽と現れて悪人を退治するような役職ではありませんでした。

徒歩で任地まで歩き、職務に励むわけですが、ろくに食べ物にありつく事も出来ず、飢えて都に戻ってくる御史もいるほどでした。

御史の中には死んでしまうモノもいたようです。

当時、忠清道へ派遣された御史は、行方知れずのままでした。

だから、先輩たちは、暗行御史に選ばれたということは、人生も終わった事だと噂していました。

 

今回、一人の御史が帰京したので、次の御史を決めなくてはいけなくなりました。抽選だそうです・・・

ところが、当たった先輩たちは、皆見え見えの口実をもうけて、断り続けましてね。

結局、回り回ってラ・イオンに回って来たと言うわけです。

 

キム・ジョイ=キム・へユンさんは、忠清左道のケファ村に住む女性。

役所に離縁を許可してほしいと申し出ています。

法律にのっとれば、夫婦が望めば許可されることになっているそうです。

ジョイは、ぐうたらな上に賭博をする夫と、そんな夫を猫かわいがりして嫁のジョイをこき使うばかりの姑に嫌気がさし、離縁したいと思っているのです。

 

夫はどーにか丸め込めそうな感じなのですが、姑がね~

ある事無いこと並べ立て、ジョイが如何に酷い嫁かと訴えたのです。

そんな嫁でも、離縁してしまうと、使用人のようにこき使える者がいなくなるわけで、惜しいわけです。

だから、離縁には絶対反対だと声高に主張。

平行線を辿る主張を聞くのが面倒になったのか、郡守は夫が賭博をしたと言う証人を連れて来いと言いました。

それによって仕置きを考えると。

 

ジョイは友人のポリに証人になってもらおうと考えました。

ポリは郡守の子を宿していました。

ポリが証人なら、郡守もちゃんと話を聞いてもらえそうだと思いました。

ポリ居酒屋を経営しています。そこに泊まった男たちが賭博をしていたのを、ポリは目撃していたのです。

そこに夫がいたと証言してほしいと頼みました。

最初は躊躇したポリですが、ジョイが自由になりたいと言うのを聞き、承諾したのです。

 

ところが、約束の日にポリは役所に現れません。

約束を破ったと怒ったジョイが、ポリの家を訪ねると、姿がありません。

慌てて出て行った形跡がありました。

 

そこに来合わせたのが、ラ・イオンたち一行。

イオンは暗行御史の任命を受け、従者のユクチルとグパルと3人で都を発ってきたところでした。

暗行御史の仕事など適当にこなし、各地の名物を食す旅にしようと気を取り直したのです。

ポリの店の郷土料理が名物だと耳にしていたので、お腹を空かせてやっとのことでたどり着いたところだったのです。

ところが、店は閉店と言う札がかかっています。

ガックリと力なく座り込んでしまいました。

 

ジョイは怒ってポリの行方を探しました。誰も見た者がいません。

そんな時、ポリの遺体が川で発見されたのです。

 

ジョイは泣きながら遺体に縋りました。

なのに、役人が来て、ポリの遺体を乱暴に筵に乗せて役所に運んで行くじゃありませんか。

何の捜査もしない感じです。

おまけに、その直後、今度は遺体を担ぎ出し、弔いもしなければ調べもしないで、火葬にしてしまおうとしたのです。

 

血相変えて役所から出て来た郡守にジョイが抗議すると、郡守は一瞬足を止めました。

でも、そのまま部下たちと行ってしまったのです。

ポリのお腹には・・・とジョイが呟いたのを、イオンは聞き逃しませんでした。

イオンは、ポリの料理がどうしても食べたくて、ジョイの後をついて回っていました。だから、遺体発見の状況や、その後の役人たちのドタバタも見ていました。

何か不審なものを感じました。

本当は、管轄外だとそのままスルーしたかったイオンなんですが、やっぱり気になりました。

「気になるから一つだけ調べて行こう。」

そう言って、ジョイの後を追いました。

 

郡守たちが行ったのは海岸。

漁師が暗行御史の遺体を偶然発見していたのです。

 

行方知れずになっていた暗行御史でした。

これには郡守たちが関わっていたようです。

国に治める物資をくすねていたようですね。それが見つかって、御史を殺してしまったようです。

遺体は船と一緒に沈めた筈でした。

 

物資を記した帳簿は、郡守がポリに預けていました。

ポリを殺したのも、彼らのようです。

郡守はその帳簿の在りかをポリから聞き出すのを忘れていたようですな。

 

ジョイがこの様子を見ていました。詳細は分からないまでも、何かあると感じました。

そして、イオンも、運ばれる遺体が馬牌を持っているのを見ました。

イオンはユクチルとグパルを従えて、役所の門前に立ちました。

カッコ良いラ・イオンのお裁きが見られる


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「御史(オサ)とジョイ(原題)」あらすじ

2022-07-23 16:55:03 |   ★「あ」行

2PMテギョンssiとキム・へユンさん出演のドタバタ史劇。

テギョンssiは、お初の時代劇だとか。どこかで時代劇スタイルを見た気がするのは、私だけでしょうか。

キム・へユンさんは、私は「偶然見つけたハル」でお初にお目にかかりました・・・多分

美食家という設定のテギョンssi。「三食ごはん」で調理する姿を見かけたこともありますから、料理はお手のもんかもしれませんね。

 

     1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで  7話まで  8話まで

     9話まで  10話まで  11話まで  12話まで  13話まで  14話まで  15話まで  16話(最終話)まで


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『MIRACLE/ミラクル』10話まで

2022-07-23 16:33:05 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「ソリンに何をした。」

と、シウが言うと、ルイスは冷静に言いました。

「ソリンが好きで殴ったなら何発でも受ける。」

そして、自分が何をしたのか俺にも分からないと答えたのです。

お前は知ってるな?とルイスが聞きました。しかし、シウは何も答えませんでした。

 

この様子を撮られた事が、キム代表の耳に入りました。

ワン秘書、ああ見えてかなりの腕利きのようで、情報を掴むのが本当に早い。

キム代表も対応が早いし、的確。

 

事の発端は、コインランドリーに入って来た客が、ルイスに似た人を見たとSNSにアップしたこと。

やっぱり顔見てたのね。

それを読んだ記者の一人が、周辺を探っていて、ルイスとソリンが外出したのを目撃し、尾行したのです。

挙句に、ハプニングが起こり、そこにシウという超人気アイドルまで加わって、暴力沙汰になりかけたわけですから、超特ダネですよね。

で、一報をネットに載せたのかな?それとも、載せる前に確認の連絡が事務所に入ったのでしょうか

 

キム代表は、別の特ダネを渡すと言い、何かの情報を記者に渡しました。

勿論、お金も・・・。

ルイスを罠にかけたドナルドの事かしら

芸能面ではなく社会面のトップに・・・と言ってましたから。

 

キム代表は、ルイスとシウを呼びました。

今回の記事の内容は、ルイスとシウの喧嘩の原因がソリンにある・・・なんて言うスキャンダラスなものです。これではソリンに迷惑がかかることは間違いありません。

すぐにソリンの家を出て、シウと一緒に住むようにとキム代表は指示しました。

そして、例の企画にルイスが出演することと、シウはそれをサポートするようにということも。

シウが作った曲で参加するようにと言う事も付け加えました。

 

ルイスは勿論、プライドを傷つけられた感じ。

自作の未発表曲も多いのに、何故他人が作った曲を歌わなくちゃいけないんだ・・・ってね。

でも、もうこれは決定です。

コラボをすることは決定しているわけですから、会社の指示は絶対ですわな。

 

その夜のうちに、ルイスはシウの家に移りました。

 

ソリンは、今回の企画に参加するルイスと、それに協力するシウというコンセプトで、二人のコラボに関する動画制作を許可してもらいました。

すぐさまソリンとイェスンはシウの家に向かいました。

自然な様子を記録しようとしたのですが、まぁ、なかなか順調には行きません。

 

ルイスはここ最近は、曲がマンネリ化しているとソリンたちに指摘され、すっかり気分を害してしまいました。

シウは、作詞が毎回似た内容になっていると指摘され、これまた落ち込んでしまいました。

でも、2人とも自分の足りないところを補い合いながら、歩み寄りながら、曲を完成したのです。

新しいルイスの一面が見られる曲となりました。

この作業で、ルイスとシウは一つのチームとなったようです。

 

イベントの当日となりました。

ルイスは最終選抜メンバー3人に残っていました。

最終日は、実際に舞台上で歌い、競うことになっていました。

現れたルイスを見て、ヨンファは感激と興奮でパニックになりそうでした。

何故なら、高校時代、ソリンと同じようにルイスの大ファンだったのです。そして今でもファンを続けているのですから。

そりゃぁ、パニックになるのも当たり前です。

 

ルイスが舞台に登場すると、一気に皆の心を鷲掴みにしました。

流石です。

 

ルイスを見つめるソリンを、シウは切なげに見つめています。

今回の曲は、ソリンをずっと想い続けて来た自分の正直な心を歌詞にしていました。

それを歌っているのがルイス・・・。やっぱり複雑ですよね。

って言うか、それより、シウ、あんな帽子だけで正体隠せると思ってるの


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『MIRACLE/ミラクル』9話まで

2022-07-23 15:33:03 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ルイスは、血相変えて家を飛び出していくソリンを見て、後を追いかけました。

耳を抑えてうずくまってるソリンを見て、声をかけました。

大丈夫か?と言っても、ソリンには聞こえていない様子。

ルイスは両手でソリンの耳を覆ったのです。

 

ソリンは驚きました。

でも、こういう時でも、立場は忘れませんでした。

ルイスがここにいると世間に知られてはいけないということです。

コインランドリーに客が入って来たのを見て、慌てて自分の上着をルイスの頭からかぶせました。

 

耳鳴りだとソリンはルイスに言いました。

ソリンはそれ以上答えませんでした。言いたくない・・・と。

ルイスは気になって仕方がありません。

最初にあった時、ソリンはアイドルを目指していると言っていました。なのに、今は別の道を歩んでいます。

何があったのか、気になりました。

 

ルイスは、ソリン母に聞いてみました。

交通事故に遭ったの・・・とソリン母。

それでアイドルの道を諦めたのかとルイスが聞くと、

「ソリンは打ち勝ってきたから大丈夫。心配しないで。」

と、ソリン母も話を途中で打ち切りました。

事故でサイン会に来られなかったのかもしれないと、ルイスは思いました。

 

シウにドラマの主役の話が入りました。

既にグループのリーダー、ドウンがドラマの仕事を始めていまして、その評判も良いことから、メンバーは皆ドウンへのオファーだと思い込みました。

でも、作家がシウを名指ししてきたんだそうです。

一瞬気マズイ雰囲気が流れました。

ドウンは、仕方が無いとはいえ、やはり悔しく思ったようです。

 

ドウンは常々シウを羨ましく思っていました。

同じグループとはいえ、人気の差はあるようで。シウが一番人気のようですね。

それだけじゃなく、同じ会社に幼馴染のソリンとイェスンがいると言う事も理由の一つでした。

激しい競争社会の芸能界を乗り切るために、お互いを分かり合ってる仲間がいるということはどれほど力になるでしょう。苦しみも楽しさに変えてもらえそうです。

それは、ウン・ジュアも同じでした。

同じ高校の同級生とはいえ、シウとソリン、イェスンの関係とは違います。

彼らを見ていると、やはり羨ましく思えて来るでしょう。

そう言う意味で、ドウンとジュアはお互いの気持ちを理解できるかもしれません。

ドウンは、成績優秀だったシウが何故芸能界を目指したのかが、気になりました。

ジュアは、勘づいているようですが、聞かれてもドウンには言いませんでした。

シウがソリンのためにアイドルを目指したなんてこと、意地でも口にしたくはないのでしょうね。

 

ルイスは、自作曲を録音し、ソリンに送りました。

それを聞いて、ソリン、いい案を思いつきました。

ヨンファから協力を依頼されていた声でアイドルを目指すと言う企画へのルイスの出演です。

声だけなので、純粋にルイスの実力を示すことが出来ると思ったのです。

キム代表、乗り気になりました。

で、ソリンに説得しろと命じたのです。なにせ、プライドの高いルイスですからね、こういうイベントへの出演となると、文句を言いそうですもんね。

 

ソリンから企画の話を聞いたルイス。

自分が出たら、声だけでも正体がばれて1位になるに決まってると大きく出ました。

だからプログラム的に面白くなくなるから出ないと。

そう言われるのは想定内だったソリンは、泣き落としにかかりました。

出たくても出られない人もいるのに・・・とか、ボーナスも返さなきゃいけないかも・・・とか。

見え見えの手に引っ掛かるんですよね、ルイスは。

で、条件を出しました。

外出がしたいと言う事です。

 

翌日、ソリンはルイスと一緒に外出。

人混みの中を歩くなんて、ルイスはいったいいつ以来でしょう。

ゲームセンターでゲームに興じるルイスを、ソリンは必死に正体がばれないように庇いました。

洋服などの買い物も、全てソリンがお金を出してあげました。

ルイスは、夕食くらいは自分が驕る・・・と素敵なレストランに食事に行きました。

 

ちょっとソリンが席を外した時、シウから電話が入りました。

ルイスは、シウだと分かると、自分が出ました。

ルイスはシウの気持ちを逆撫でする様なことを、敢えて言いました。

デート中だ・・・なんてね。

 

ルイスはソリンを公園に連れて行きました。

フィナーレはここだと決めていました。

5年前、ソリンと初めて会って、お弁当を食べさせてもらった場所です。

やっと、あの時の白い帽子の男はルイス本人だったと打ち明けようと考えたわけです。

ところが、話し始めた途端、ソリンが倒れちゃった。

眠っちゃったのかと思いきや。疲れとストレスから意識を失ってしまったようです。

 

救急搬送されたソリン。

ルイスは、病院の入り口でおろおろ。

そこに、シウが駆け付けて来ました。

そして、いきなりルイスを殴りつけたのです。

「ソリンに何をした。」

 

その様子を激写されちゃった

まぁね、シウのような売れっ子アイドルがあんなに堂々と出歩くなんて、気づかれない筈、無いよね。


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『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』12話まで

2022-07-22 22:27:46 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

一瞬、理解するのに時間がかかりました。

時間が巻き戻された?と思いましたが、そうじゃありませんでしたね。

ドンギョンと滅亡の中から・・・いえ、この世に存在する全ての人から、滅亡の存在が削除されてしまったのです。

 

滅亡は、本来の役目を果たしていました。

冷たい目をして、哀れみも憐憫も感じず、この世に存在するものの“滅亡”を見守っていました。

それを邪魔する者に対しては、一切の恩情を施しませんでした。

悪事を働く人間も少女神は愛している事が、滅亡には理解出来ませんでした。排除してしまえばよいのにと、常に思っています。

 

ドンギョンは余命短い編集者です。

入院して治療をする予定になっています。

それでも明るく、誰にでも優しく生きています。

 

滅亡もドンギョンもお互いの記憶は全くありません。

ただ、ドンギョンは何か思い出せない記憶があることは感じているようです。

病気のせいで忘れてしまっていると思っています。

 

病院の廊下で、ドンギョンと滅亡がぶつかりました。

以前も同じ事がありましたよね。でも、2人とも全く覚えていません。

そのまますれ違って行きました。

 

ドンギョンと滅亡の記憶は操作されていますが、周囲の人たちの記憶は時の流れを正確に刻んでいるようです。

例えば、ガンが見つかった女性作家は、ドンギョンの表情が少し変わったと気付いています。

以前に比べて暗くなったと感じました。

「生きるのが楽しいと言ってたじゃない。どーしたの?」

ドンギョンは、そんなことを自分が言った事も忘れていました。

 

ソンギョンも、滅亡のことが頭のどこかに残っているようです。

元カレのデハンの事は覚えています。でも、もう一人いた気がする・・・と呟きました。

 

滅亡は、深夜0時少し前になった時、思わず立ち上がってどこかに行こうとしました。

でも、立ち止まりました。

何処に行こうとしていたのか、何のためなのか、全く分からず、無意識の行動だったからです。

ドンギョンに充電する習慣でしたよね。

 

ドンギョンは入院しました。

その日、滅亡は一人の男の元を訪ねていました。

男は自分の息子を暴行で殺したにもかかわらず、罪を逃れようとしていました。

息子は事故死とみなされたようです。

病院の葬儀場でお葬式が行われていました。

滅亡を強請屋だと思った男は、スルーしようとしました。

が、滅亡は男の足と肋骨を折りました。念じるだけでそれは可能でした。

男は必死に逃げ、駐車場に向かいました。

「滅亡は俺の権限だ。それを乱用されたお返しをしたい。」

そう言った滅亡が男の首を絞めようとしたとき、滅亡は誰かが見ている事に気が付きました。

ドンギョンでした。

 

ドンギョンは入院の手伝いに来てくれたジナを見送って駐車場まで来ていたのです。

その時、右手首の赤い腕輪が切れちゃって。それを探していたのです。

 

面白いのは、こんな状況を目撃したにもかかわらず、ドンギョンがコーヒーを驕ったこと。

普通の友人同士の様に、話を始めたこと。

俺は何も飲まない・・・と滅亡。

ドンギョンは、先日病院の廊下でぶつかった人だと気付きました。

そう言うと、滅亡は驚いたようにドンギョンを見つめました。

普通の人は、滅亡を見分けることは出来ないからです。同じ顔、同じ容姿に見える筈が無いからです。

噂の幽霊かとドンギョンは思いましたが、それとも違う様子。ドンギョンの心の声を聞くことが出来るのですから、普通の人間じゃないですよね。

それに、ドンギョンがもうすぐ死ぬと言う事も知っていましたし。

ドンギョンは一人になると、恐怖がこみ上げて来ました。

 

滅亡から一旦は逃げ出した男ですが。逃げ切る事は不可能でした。

結局死ぬほどの恐怖を味わわされた挙句、耐えきれずに自首しました。

 

ジナの新作をジュイクもヒョンギュも読みました。

ジュイクはそれが自分の事だとすぐに分かりました。

ジナに会いに行きました。

「あの主人公は俺だろ。読むのも分かってただろ。」

ジナは否定しました。

「俺が好きか?はっきりと答えてくれ。身の振り方を決める。奪うか、片思いでいるか・・・。」

諦めることは無いと言う事ですね。

 

ヒョンギュはジナの作品を読み、ペンネームが自分の名前由来だと気付きました。

嬉しくなりました。

そこにジナから食事のお誘いが。

いそいそと出かけて行きました。

 

ジナとヒョンギュの話題は、昔の思い出の話しかありませんでした。

別れて以来、いろんなことが変わり、知らない事が多いと言う事を改めて気づいたジナでした。

2人の間には、予想以上に距離があるということです。昔の2人じゃないということです。

 

アイドルになった青年作家がお見舞いに来ました。

なんだかんだと言いながら、青年作家はドンギョンを信頼しています。

青年作家が聞きました。

「あの話、どうなった?」

最後に会った時、ドンギョンがした話の続きがどうなったか気になっていたのです。

“愛する人を選べば世界が滅亡し、世界を守れば愛する人が死んでしまう”という設定の物語をいかにすればハッピーエンドに出来るかとドンギョンが問うたことです。

ドンギョンはやはりこれも覚えていませんでした。滅亡の記憶と共に、契約も消えてしまったのですから。

青年作家は、自分が考えたストーリーを話しました。

「時間を巻き戻して選択の瞬間を避ける。でも、結局運命の恋に落ち、再び選択を迫られるかも。」

 

滅亡は少女神に、ドンギョンが自分を見分けたと告げました。そんな人間はいなかったのに・・・と。

少女神は何も言いませんでした。

鉢植えの植物が芽を出し、蕾を付けています。でも、しおれそうです。

「あなたよ。」

と、少女神が滅亡に言いました。

 

ドンギョンは廊下で会った同じ入院患者の少女に、屋上からの景色が綺麗だと聞き、夜になって上がってみました。少女神です。勿論、ドンギョンは覚えていません。

そこで、また滅亡に会いました。

あー言えばこー言う・・・という感じで言い争う2人。まぁ、腹を立てているのはドンギョンだけで、滅亡は何処か面白がっているように見えますが。

「どうでもいいけど、喧嘩を売らないで。今、世界なんて滅んじゃえって気分なの。」

と、ドンギョン。

気に入った・・・と滅亡。

揶揄われていると思ったドンギョンが、戻ろうとエレベーターに乗り込むと、滅亡も乗り込んで来ました。

 

「すぐに痛くなる。」

と、滅亡。

すると、本当にドンギョンを激しい頭痛が襲いました。

崩れるように座り込んだドンギョン。

お願い・・・助けて・・・。

滅亡に縋ろうとしました。

「助けたら、何をしてくれる?」

と、滅亡。

滅亡が手を握りました。痛みが嘘のように消えて行きました。

「俺に世界の滅亡を願え。死ぬついでに悪党どももこの世界も道連れにしよう。」

 

ドンギョンは、そんな事できる筈が無いと、信じられません。

そりゃそーですわな。

すると、今度は滅亡、ドンギョンをあの海岸に瞬間移動させました。

ドンギョンが好きな場所だと察したのです。

いったいあなたは何者・・・とドンギョン。

「滅亡。お前が望んだじゃないか。」

 

滅亡はまた契約を提示しました。

「死ぬまで痛みを消してやる。代わりに、死ぬ前に世界の滅亡を願え。」

どーして自分が?と、ドンギョン。

「ただなんとなく、そんな気がする。」

と、滅亡。

ドンギョン、この時は、滅亡の手を取りませんでした。

 

ドンギョンの話を聞いているうちに、滅亡は何かを感じました。

そして、無意識にそっと手を伸ばし、ドンギョンの頬に触れようとしました。

ドンギョンも不思議な気持ちになりました。

2人が見つめ合った瞬間、別々の場所に瞬間移動。

滅亡は自分の家に。

ドンギョンは、エレベーターの中に。

 

いつの間にか、涙がこぼれている事に滅亡は気づきました。

すぐに少女神のところに向かいました。

 

「俺に何かしただろ。言え、何をした。」

あなたじゃない、あの子、タク・ドンギョンによ・・・と、少女神。

 

ドンギョンは携帯の中に知らない番号があるのに気が付きました。

ダイヤルすると、呼び出し音がすぐ近くに聞こえました。

エレベーターのドアが開き、着信音と共に現れたのは、滅亡。

「タク・ドンギョン、お前は誰だ。」

「あなたは、誰?」

 

切ない・・・


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『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』11話まで

2022-07-21 23:01:19 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ドンギョンが1人で住み始めた家は、叔母のスジャが残しておいたものでした。

愛する人たちから離れて、一人で・・・と思ったドンギョンですが、ここしか行くところが無かったのです。

忘れられる筈ありませんよね。

 

ドンギョンは滅亡と過ごしながら、思い出を一つ一つ話しました。

大切な思い出を話すことは、愛する人たちを近くに感じる事です。

 

ヒョンギュはジュイクのジナへの想いを確信していました。

しかし、ジナの気持ちは、まだ分かりません。

ジュイクとの関係はぎくしゃくしたままです。

そんなある日、突然ジナがカフェにやって来ました。

「私たち、付き合いましょう。3回だけ会おう。好きなのか未練なのか、この気持ちを確かめたいの。連絡は私からするわ。」

一方的に言いました。

ヒョンギュ、面食らいましたが、徐々に嬉しさがこみ上げて来ました。

 

ジナは、すぐにジュイクに連絡しました。ヒョンギュと付き合う事にしたと。

ジュイクは、個人的な指導の契約は解消すると言いましたが、ジナはそれを拒否。小説が人気トップ10に入りたいからと言いました。

ジュイクは、それだけが理由か?と、問いました。

自分を引き留める口実じゃないかと、期待したのです。

でも、ジナは、きっぱりとそれだけが理由だと言いました。

 

ドンギョンが滅亡と家に戻ると、そこには愛する人たちが待っていました。

スジャ、ソンギョン、ジナ、そしてスジャの夫ケビン。

滅亡が知らせたのです。

 

何事も無かったかのようにスジャはドンギョンを抱きしめました。

皆も、ドンギョンを責めることは無く、皆で別荘に遊びに来たかのように振舞いました。

ドンギョンも、今までと同じように振舞いましたが、心の中の迷いや混乱が消えたわけではありません。

自分が生き残れば滅亡が死に、滅亡を生かせば皆が死ぬわけですから・・・。

 

スジャは、双子の姉ドンギョン母が死んだ時、自分の半分を失った気がしました。

だから、ドンギョンとソンギョンのためなら、全てをなげうつ覚悟は出来ています。

なのに、ドンギョンは昔から泣きたいときは、一人で海岸に行って座るだけで、涙を見せてはくれませんでした。まるで、家の無い子のように。

そんな話を滅亡にしました。

滅亡は言いました。

「今は帰る家がある。ここに帰ったでしょ。」

スジャはほっとしました。

 

ジナもドンギョンの性格を分かっていました。

元気なフリ、平気なフリを見せてはいるけど、皆に心配かけたくないから、一人でここに来たんだと分かっていました。

ソンギョンは初めて姉の気持ちを知り、泣けて来ました。

ジナの言うとおり、ドンギョンの心のケアも含めて見守っていこうと思いました。

 

皆で食事をしました。

スジャも、ジナもケビンもソンギョンも、次々にオカズをドンギョンのご飯の上に乗せました。

皆の愛情が積み上げられました。

ドンギョンはそれを黙って食べました。きっと口をひらいたら涙がこぼれ落ちそうだったのでしょう。

滅亡はそれを嬉しそうに温かな笑顔で見つめていました。

その時、スジャが、滅亡のご飯の上にもオカズを乗せたのです。

初めてだったでしょうね、滅亡にとっては。

滅亡はそれを・・・愛情を一口食べました。

 

ドンギョンはジナに言いました。皆にとても会いたかった・・・と。

全てを捨ててここに来たのに、来てみたら大切な思い出は全部ここにあったと気付いた・・・と。

「一緒には逃げないけど、戦う時は味方だから。」

と、ジナが言いました。

 

ドンギョンはジナがヒョンギュと付き合う事にしたと聞き、怒りました。

ジュイクが好きなくせにと言って。

でも、ジナは認めません。

ドンギョンは勿論、ソンギョンにも見抜かれたし、ヒョンギュも薄々勘づいているし、第一、ジュイクにも気づかれているのにね。

 

少女神がまた倒れました。

滅亡はそれを感じ、病院に急ぎました。

滅亡はここまで病状が悪化しているとは知らなかったのです。

 

愛すまいとした理由は、愛すれば傷つくからだと思い出した・・・と滅亡。

愛するものが消えるのはあまりにも辛いから・・・と。

「愛するべきじゃなかった。」

と、俯く滅亡の手に自分の手を添えて少女神が言いました。

「大丈夫よ、心配しないで。」

私はまた生まれ変わる。神は人間のために生きる。人間のために生き、人間のために消える。私たちの役目よ・・・。

滅亡は反発しながらも、神を愛しているということですね。

 

病室から出た滅亡が見たのは、ドンギョン。

ドンギョンも駆け付けたのです。

そっと滅亡の手を取りました。

その意味を聞いた滅亡に、ドンギョンが言いました。

「慰めよ。あなたもしてくれる。」

 

2人で歩いていると、目の前で男の子がバイクにはねられそうになりました。

滅亡がいるから・・・ですよね。

でも、この時、滅亡は彼本来の役割を果たしませんでした。それどころか、反対に男の子の命を救ったのです。

ドンギョンは呆然とその様子を見ていました。

大丈夫なの?と、不安そうに聞きました。

「ダメだ。ダメだけど、助けた。お前が見てるから。」

ドンギョンを愛してからというモノ、滅亡の目には、他の人間もドンギョンと同じくらいに大切に感じるようになったようです。

「少女神が何故人間を愛するのか、今は少しだけ分かった気がする。」

 

ジナは行き詰っていた小説を再び書き始めました。

それまではヒョンギュとのことがテーマでしたが、今回書いているのは、ジュイクとのことのようです。

 

スジャがドンギョンの嘘に気づきました。

以前、2人して滅亡扮する“主治医”から、病状と治療についての説明を受けたことです。

会いに行くと、病院に、そんな医師はいないと受付ではっきりと言われてしまったのです。

まさか・・・とスジャは不安が募りました。

ショックのあまり、倒れてしまいましたよ。

 

駆け付けたドンギョンに嘘を突きつけました。

そして、今すぐ入院して治療を受けてと言いました。

「入院してもどうせ死ぬの。手術しても死ぬのよ。」

ドンギョンが言いました。こんな事、ドンギョンも言いたくは無かったでしょう。スジャを苦しませたくないからついた嘘ですから。

 

ドンギョンの前に少女神が現れました。

辛いの・・・とドンギョン。お願い、どうしたらいいの?・・・と。

「助けてあげる。」

と、少女神が言いました。

「生かすことは出来ない、あなたの運命だから。その代わり、2人の運命を変えてあげる。」

ドンギョンと滅亡の運命からお互いを消すと言う意味です。記憶も契約もなくなります。

そうすれば、ドンギョンは何も知らないまま死ぬことになります。普通の患者のように・・・。

契約も無くなるのだから、世界の滅亡や愛する者の死は免れることが出来ると少女神は言いました。

呆然と立ち尽くすドンギョンに、少女神が言いました。

「時間があまりないの。選んで。」

その時、少女神が吐血。

 

滅亡はドンギョンを待っていました。

あと少しで12時になろうとしていました。

遅いドンギョンを探しに行こうと立ち上がった時、あのガラス玉のようなモノが落ち、粉々に割れました。

ドンギョンが少女神から貰ったものです。滅亡に渡していたのです。


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