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スヨンは、起き上がり、ベッドから出ました。
気付いたソンフンが、銃を向けました。
でも、スヨンに幼い頃の自分の姿がかぶり、傷つけることはありませんでした。
ソンジュンは、ミレに今思い浮かんだシーンを話しました。
でも、どー考えてもソンジュンの年齢で、ミレを妊娠中のミレ母の姿を見るなんてことはあり得ません。
その時、彼らを監視する人物がいることに、ドゥクチョンが気付きました。
闘犬場で見た顔だとドゥクチョンはすぐに思いだしました。
で、待ち伏せして、男を捕まえようとしたのですが、逃げられてしまいました。その時、男がソンジュンに何らかの薬物を注射したので、ソンジュンはそのまま意識を失ってしまったのです。
それにしても・・・。
毎回毎回、ドゥクチョンたちは敵に逃げられてしまうよね。銃を持っているんだとしたら、足なんぞを撃って動けなくしてしまえば良いのにと、思いましたよ、あたしゃ。
え?過激
ドゥクチョンたちは、後を付けられた形跡は無かったのに、何故居場所が分かったんだと不思議に思いました。
そう言えば、これまでも、ソンジュンの行く場所には必ず監視がついていたわけで。
あまりにも都合がよい展開だと、突っ込み入れたくなる事があったのですが。
その理由が分かりました。
ソンジュンの手の傷、あれは、GPSを埋め込まれた手術の痕だったのです。
だから、難なくソンフンたちは後を付ける事ができたってわけです。
それが分かったのは、ソンジュンを担ぎこんだ病院で検査した結果でした。
普通の病院に連れて行く事は出来ません、指名手配かかってますから。
そしたら、ミレが思い付きました。知り合いの人物がやっている病院で、つい数日前に業務停止になったばかりという都合のよい病院があったのです。
ソンジュンに注射されたのは、毒物ではありませんでした。
でも、こんこんとソンジュンは眠り続けていました。
ドゥクチョンはこのまま意識が戻らないのじゃ無いかと不安になりました。スヨンを救うには、ソンジュンの記憶が必要ですから。
そして、ミレも、母の過去を調べるためには、ソンジュンが必要だと確信した今、やはり一刻も早く目覚めてほしいと願っていました。
病院での検査の結果、もう一つ分かった事がありました。
ソンジュンは一見したところ、どんなに年を取っていたとしても30代にしか見えません。
でも、内臓機能は70歳くらいの数値を示していたのです。普通じゃ考えられないモノだったようです。
報告されたミレは、驚きました。
そしてふと、母が関わっていたクローンの研究が頭を過ぎったのです。
まさか・・・と思い、打ち消しましたが。
その頃、ジョヘは、闘犬場で見た男の表情が気になっていました。
人を殺しておいて、何の動揺も無かったからです。
先日逮捕した男とは違う印象を受けました。
その時、ドゥクチョンが言っていた、“双子”という話を思い出しました。
でも、DNAも指紋も同じ双子など、存在する筈がありません。
そして、予告状を送りつけるなんて、逮捕してくれと言わんばかりの行動です。その意味も分かりませんでした。
ジョヘたちの捜査によって、多数の死者が出た事で、部長検事は、ジョヘをキツク叱責しました。
でも、ジョヘはそんな事、全く気にかけません。この精神力、凄いです。
ソンフンがジュシクから奪った“リスト”を、ボスと呼ばれる男が、ただちに持ってくるようチャ・キルホに命じました。
監視役の男です。
ところが、キルホの目の前で、ソンフンはそのリストを燃やしてしまったのです。
全て自分の頭に入っているから・・・とね。
そうしたら、ソンフンは殺されることはないと言う事ですね。用が済んだら消されてしまう恐れがあると踏んだのかも知れません。
ソンフン手出しする事は出来なくなりました。
ところが、ボスが一番上の人物じゃなかったのですよ。
その上にはソジンという“お嬢さま”と呼ばれる女性がいます。臓器を集める・・・とかなんとか言ってますよ
そして、彼女の父や兄の関係した研究所には、密かに一体の遺体が保存されていました。
ソンジュンとソンフンと同じ顔をした男性です。きっと、ミレが持ってる写真の男性でしょう。
その頃、ドゥクチョンは、一人、キルホをおびき出していました。
例のソンジュンに埋め込まれていたGPSを使って罠にかけたのです。