大学の同級生で今でも付き合いがある放送作家、植竹君が作った番組を見です。
連絡があったのに初回放送を見逃してしまっていて(笑)、今回初めて見る事ができました。
同世代なので資料として出てくる写真が懐かしい!
ドラマーとエンジニアのインタビューがとても面白かったです。
私のドラムチューニング方法はとても変則的なのですが、それは若い頃一口坂スタジオのレコーディングエンジニアに習った方法です。
ひょっとすると、青山純のチューニング方法を僕に教えてくれたのかも?
それとも彼が青山純に教えたのか、、、、
とにかくそのチューニング方法を、当時一時間10万円ぐらいした一口坂スタジオのでかいスタジオの中で、一日中そのチューニングと格闘させてもらったのです。
支払いはその時のプロデューサーの方が上手くやってくれたと思います(笑)
もちろんエンジニアさんも2名付き合ってくれました。
ずっとチューニングしてきたので呆れられていたとは思いますが(笑)
オリジナリティあるチューニングを掴んだ私は『プロの音』を知ることになるのです。
才能の限界もあって(笑)その後私は華々しい活躍はできませんでしたが、プロの音を掴めた事はとてもおおきな経験になりました。
一つ一つの音が明確ででかい、熱のある音。
その音が出せないプレイは人前では一切しない。
お金を取れる音ではないからです。
お金を取れない音で稼いじゃダメでしょ(笑)
それが私の『プロ』の規範の一つです。
いつでもどこでも誰の挑戦でも受ける!と、アントニオ猪木ばりの気持ちもありますが(笑)、時間をかけない事も心がけています。
100%は出せなくても、80%の結果を出せるなら、その場でGOします。
アマチュア時代は時間かけて100%を目指しましたが、私は時間をかけずに最低80%のクオリティを死守することにしています。
ということで、昨年まで教えていたドラムも教えることをやめました。
もう80%のクオリティを保てなくなったのです。
寂しいけれど、練習する時間もないですし、あまり練習してしまうと、筆を持つ手にも影響出ちゃいますから、、、、。
ドラムで掴んだわたしのプロの規範は、今でもわたしの大切な規範です。
もちろん、作品作りするときは200%を目指します。
準備を含めて、時間かけられますからね。
青山純とは直截関わった事はありませんでしたが、同時代を音楽とドラムに情熱をかけて過ごせた事は、私にとってとても幸せなことです。
そんな事を感じさせてくれる、とても良い番組でした。
いい仕事したね、植竹君!
流石です。
感謝!