575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ちぎってはちぎっては水のからくり師   遅足

2015年07月29日 | Weblog
視点の妙、水の動きに意志あるが如く、と鳥野さん。

水からくりは、江戸時代のからくりの一種。
水を利用した仕掛けで人形などを動かしてみせるもの。
夏の季語にもなっています。

  さびしさや水からくりの水の音   白水郎

私は、今の噴水を水のからくり師に喩えてみました。
音楽に連れて、強さや色まで変わる、まさに水のマジック師です。

  噴水の水をちぎつて止りけり  山田弘子

            

応答の一日一句

  思案してやはりいつもの散らし鮨  孝

  食道を病んで七年稲荷寿司     亜子

ますます暑くなるという予報。熱中症になる危険が高いそうです。
お互いに注意しましょう。


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