575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

新蕎麦メール句会の結果です。

2020年11月18日 | Weblog
「新蕎麦句会」はご覧のような結果になりました。
圧迫骨折でまた辛い日々をお過ごしの遅足さんが見事トップ賞に輝きました!おめでとうございます。
新蕎麦を打つ野武士のような指の動きが見えるようですね。麗子

題詠「新蕎麦」
① 木曽に来て至福の香り走り蕎麦 (亜子)等 遅足
② 新蕎麦や開田高原の風匂う (能登)竹葉 泉 遅足
③ 新蕎麦やすすりて後の善光寺 (千香子)能登 麗子 智恵 すみ 等 泉 亜子
④ 思い切りすする新蕎麦一口目 (竹葉)佐保子
⑤ 新蕎麦をすすりて友の生返事 (郁子)結宇 麗子 すみ
⑥ 新蕎麦を 音なくすする 異邦人 (殿)紅 能登 智恵 郁子
⑦ 新蕎麦やライダー集う道の駅 (麗子)結宇 晴代 郁子 泉 佐保子
⑧ 新蕎麦だぜ老爺(ロウヤ)指差す峠かな (結宇)千香子
⑨ 歩をのばし新蕎麦手繰る小昼かな (晴代)竹葉 殿 紅
⑩ 新蕎麦は明日きょうはお詫びに大盛を (等) 
⑪ 新蕎麦や野武士のごとき指が打つ (遅足)殿 紅 能登 麗子 晴代 
  智恵 すみ 等 亜子
⑫ 新蕎麦の香の恋しかり夫の病む(佐保子)竹葉 結宇 千香子 郁子 亜子
⑬ 口に笑み新蕎麦ありのお品書き (すみ)
⑭ 新蕎麦や 山水食らう 峡<かい>の宿 (紅)殿 千香子 佐保子
⑮ 新蕎麦の湯気につつまれリズミカル (泉)晴代 遅足


自由題
① 神無月輿に乗る神乗らぬ神  (遅足)殿 能登 麗子 智恵
② 賑わいは目地(メジ)のコスモス伊勢街道 (結宇)等 遅足
③ 山と川黒部のトロッコ秋深し (泉)
④ ドンドスン森かとつぐみ朝の窓 (千香子)結宇 佐保子
⑤ 月明り爺と老犬とぼとぼと (等)竹葉 千香子 すみ
⑥ 天高し何年ぶりのスキップか (晴代)すみ 郁子 亜子
⑦ 椎の実や こつんと打ちし トタン屋根 (殿) 紅 結宇 泉
⑧ 冬構え庭木ハサミの音高く (郁子)竹葉 晴代 佐保子
⑨ 臭木の実爪先に落つ風強く  (佐保子)遅足
⑩ 我待ちて裾に縋るる牛膝(いのこづち) (竹葉)殿 紅 能登 晴代
⑪ ビルの上鳩一列に秋の昼 (すみ)
⑫ 立冬や迎え撃つ気の近江富士 (麗子)竹葉 結宇 能登 晴代 千香子
  郁子 すみ 泉 亜子 佐保子
⑬ 冬来る破れ羽の蝶蟻が引く (能登) 紅 麗子 智恵 泉
⑭ みかん剥き 黄ばむ新聞 斜め読む (紅) 殿 郁子 亜子
⑮ 面会の叶はぬ夫よ火の恋し (亜子) 麗子 千香子 智恵 遅足
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