575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

雪払えば音の聞こえる寺の路  結宇

2017年02月27日 | Weblog
雪の降る時は静かです。音が雪に吸収されるため。
いつもと違う世界が、現われて静寂を感じます。
作者が身を置くのは寺町。街の騒音も聞こえぬ場所です。

傘の雪を払いました。その瞬間に、雪の音を聞いたのです。
とても良い句です。
中七の音が雪の音と読めるような言葉を選ぶ必要がありそうです。

             

青空ですが、冷たい風です。高層ビルのむこうに伊吹山が。
まだ真っ白です。御岳も雪を冠っています。
句は春の雪でしょうか・・・        遅足
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