575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ニホニウム発見までのビール断ち    静荷

2016年06月28日 | Weblog
元素周期表。水素・ヘリウム・・・。高校生の頃に学んだような記憶。
宇宙がシンプルな元素から出来上がっていることの不可思議を感じました。

「113番の元素」を発見したのは、日本の理化学研究所。
リーダーは、九州大学の森田浩介教授です。

特別な加速器を使い、9年間の実験で作れたのはわずか3個。
実験中、周りから本当に正しいことをやっているのか
と言われて、疑心暗鬼になったことのが一番つらかったそうです。
好きなビールを断ち、113円の御賽銭を入れて成功を祈ったことも。
一番の支えは、「大丈夫、あなたならできるよ」という奥さんの声。
その奥さんも8年前に亡くなられたとのこと。

ニホニウム発見にはどんな意義があるのか?
命がわずか0.002秒というニホニウム。
あっという間にほかの元素にかわってしまうため
今のところ、何かの役に立つ可能性は全くないとか。

チームの実験費用は9年間で3億円。
久しぶりのビールはきっと最高の味だったでしょうね。 遅足

コメント
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