575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

切り切って椿一輪客迎へ   結宇

2015年03月06日 | Weblog
茶室の渋めの焼き物の中に、長さを調節しつつ活け、
接待準備を整える女性がイメージされました、と智恵さん。
一輪だけでも凛とした花の美しさは感じられ、
愛らしい咲き姿に心を魅了されます。

茶席で椿が好まれるようになったのは秀吉の頃から。
秀吉はことに椿を好んだようです。
その秀吉と利休は茶の湯の弟子と師匠。
ある時、秀吉が利休の茶室に、朝顔が咲いていると聞いて出掛けます。
しかし庭には朝顔の花はなく、茶室に一輪だけが・・・
この二人、美意識が全く逆。最後には衝突して、利休は切腹となります。
その真相は分かっていませんが、先回の大河ドラマでは利休が
朝鮮出兵に反対したためとしていました。

             

応答の一日一句

  地下道に佇立の法師春寒し    孝

  一画の欠けたるネオン春寒し   亜子

いまごろになって夫婦ともどもインフルエンザに。
久しぶりです。
                      遅足


コメント (1)
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