百島 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

分杭(ぶんぐい)峠。

2022年10月12日 | 日本の百々巡り。

長野県の分杭峠、この場所をご存知ですか?

老若男女、持病ある方は健康である事を願い、健康な方は幸運を求めて、分杭峠まで全国各地からひっきりなしにやって来ます。(冬季以外)

ここ10年、人気急上昇。

磁場ゼロの気場(中央構造分離線上)として、今や、日本の三大パワースポットの1つと言われています。

長野県県伊那市分杭峠まで行って参りました。

伊那市と言っても、伊那市内の高遠エリアヘ。

伊那市中心街、高遠城跡界隈は、とてもオシャレな街です。

その高遠エリアと言っても、旧長谷村(現在、伊那市)ヘ。

その旧長谷村(伊那市)は、山の中にあります。

その山の中の、さらに山の中の、そのまた山の中に、分杭峠があります。

分杭峠には、車の駐車スペースが無いので、先ずシャトルバス停留所に行きます。

この場所さえ、かなり山深い所にあります。

ここから分杭峠まで約5キロ、バスで約15分程度ですが、細いくねくねとした山道の登り坂、歩くとなると、かなりハードな道程です。

分杭峠には、トイレ以外、売店一軒も無い、何にも有りません。

磁場ゼロの気場があるだけです。

バスに乗り合わせた方々と少し会話をしましたが、平日の朝早くから、兵庫県、茨城県、愛知県、東京都、そして沖縄県からも来ていました❗

僕以外は、全員カップルでした❗

僕のように、太った持病のあるタイプが多い気がしました。

気場で、お互いに写真を撮りました。

皆さん、指先がピリピリするとか、気を体感したとか、本気で言っていました。

僕個人の感想は、ノーコメント。

パワースポット、うーんです。

分杭峠から眺めた北側。

古道 秋葉街道が、現在の静岡県秋葉神社本庁まで続いていたようです。

分杭峠から見る南側。

もしも、また今度来るならば、南側の大鹿村に行くかなぁ。

此方の方が、より強力な気場が存在するみたいです。

磁場ゼロなのにね❗

帰路は、伊那から権兵衛トンネルを抜けて、木曽路、開田高原、ドーンと鎮座する木曽の御嶽岳さんを眺めながら通り過ぎて、飛騨路ヘ。

飛騨の高山の街中は、観光客で大賑わいでした。

高山市街地以外は、郡上白鳥まで、ほとんど信号機が無い快適なドライブコースです。

油坂を越えて、福井県入り、恐竜街道ヘ。

昨夜、無事に帰福帰宅。

今日は、大きな病院で、大動脈の太さを測る定期検査受診でした。

太くなれば、人工血管を挿入です。 

しかし、1ミリほど縮んでいるという、まさかの受診結果となりました。

分杭峠参りの御陰様だ、と思うように感謝であります。


神無月

2022年10月12日 | 空木宝剣

神在の 出雲にゆけぬ さみしさよ

終活を知って、生活を実感する、この悲しさよ。

若い時は、生活という言葉は宙に浮いていた。

それが、古稀を過ぎ、傘寿を目指す高齢者ともなると、生活問題よりも死活問題が、命題となる。

人は、どこから来て、どこへゆくのかの、明快な解答もなく、遅かれ早かれ、この世を去ってゆく。

生老病死、四苦36八苦72の煩悩108は、紆余曲折の阿弥陀マラソン。

愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦が、こころを攻めたてて、人生を総括する。

第二次世界大戦の、生死を潜り抜けた世代を親とする団塊も、はや晩年。その日没(ゴール)を百まで伸ばそうという時代。

かたや、ウクライナとロシアの戦争は、賢明な仲裁役もなく報讐の泥沼化。

鬱屈したコロナ禍と戦争。

全ては、人の心根の、四苦八苦から噴出した吹出物。

不透明な心の問題を浄化するには、光明真言を天高く唱えること。

その事こそが、世界の空を遍照するに違いない。

「オン アボキャ ベイロシャノウ マカボタラマニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン 」。