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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

どう生きるのか?

2017年11月10日 | 千伝。
秋の紅葉が、里にも色づくこの頃です。



最近、かなり驚いたのは、引退表明を撤回したジブリの宮崎駿監督が、3~4年かけて新作を制作中という発表。

さらに驚いたのは、題名が「君たちはどう生きるか」。

もう80年程昔、吉野源三郎氏の名著と同タイトルでした。

宮崎駿監督曰く、「その本が主人公にとって大きな意味を持つという話です」との事。

・・非常に楽しみです。

ジブリの映画は、子供から大人まで幅広く支持されていますが・・最近はどうだろう?

映画は七色のファンタジーでも、職場はブラックという現実を超えられるのかな?

「世間には、他人の目に立派に見えるように、見えるようにと振舞っている人が、ずいぶんある。そういう人は、自分がひとの目にどう映るかということを一番気にするようになって、本当の自分、ありのままの自分がどんなものかということを、つい、お留守にしてしまうものだ。僕は、君にそんな人になってもらいたくないと思う。」
(吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」より)

今日は、越前陶芸村のある宮崎村(現丹生郡越前町)まで出かけて参りました。



福井で暮らし始めた頃は、よく出かけたものです。

日本で一番美しい道並み、家並みのある村として、国から表彰を受けていたはずです。

それぐらい美しい宮崎村でした。

当時、日本最高齢の首長であった宮崎村村長さん、越前焼の重鎮であった木村先生・・。

時の流れを懐かしみながら・・公園内を歩いてみました。





・・秋の気配を感じます。



「孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の「間」にあるのである」

「人は、軽蔑されたと感じる時によく怒る。だから自信のある者は、あまり怒らない」

・・と教わったのは、三木清氏の名著「人生論ノート」からでした。

春満開に咲く桜並木にも紅葉が始まりました。



これから、僕たちは、どう生きるのか?






 
もう一度、「君たちはどう生きるか」「人生論ノート」・・読み直したいものです。

宮崎さん、宮崎村にて。