東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

日本数学オリンピックの簡単な問題(79)

2016-11-22 12:38:20 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

予報が外れて、晴れの暖かい日になりました。明日の祝日は曇りのち雨、明後日は最高気温が6℃だそうで、こちらのほうも外れてくれると嬉しいですが、そんなに上手くはいかないでしょう。いずれにしても、明後日は真冬並みの寒さになるかもしれないので、十分暖かくして過ごしましょう。

さて、今回は2016年日本数学オリンピック予選に出題された場合の数の問題を取り上げます。

問題は、
「11×11のマス目をマス目にそった5つの長方形に分割する。分割されてできた長方形のうちの1つが、もとのマス目の外周上に辺をもたないような分割方法は何通りあるか。
 ただし、回転や裏返しにより一致する分割方法も異なるものとして数える。」
です。

早速、取り掛かりましょう。

下図のように、11×11のマス目の外周上に辺をもたない長方形(赤色で塗りました)を調べましょう。


▲図.11×11のマス目の外周上に辺をもたない長方形の例です

縦方向の2から11のうち2つ、横方向の2から11のうち2つを決めると、条件を満たす長方形が決まります。

この決め方は、
10C2×10C2=2025通り
です。

あとは、図の長方形のそれぞれの角にある2本の青色の線分の選び方、
2^4=16通り
を、乗じてお仕舞いです。

つまり、
20025×16=32400通り
で、これが答えです。


簡単な問題です。

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