こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
この時期なりの寒さですが、今日も快晴で風もなく過ごしやすい日になりました。湿度は40%ほどで乾燥しているので、うがいをして風邪などひかぬよう気をつけましょう。
さて、今回は2002年日本数学オリンピック予選に出題された立体図形の問題を取り上げます。
問題は、
「一辺の長さが1の正八面体の体積は、一辺の長さが1の正四面体の体積の何倍か。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
正八面体と正四面体の体積をそれぞれ計算してもOKですが、4つの正四面体を積み上げて一辺の長さが2の正四面体を考えるのが簡単です。
まず図1のような一辺の長さ1の正四面体を、図2のように、4つ積み上げて一辺の長さが2の正四面体を作ります。
▲図1、一辺の長さが1の正四面体です
▲図2.図1の正四面体を4つ積み上げて一辺の長さが2の正四面体を作りました
すると嬉しいことに、図2の中央部分の空間は、図3のように、一辺の長さが1の正八面体になります。(8つの面がすべて一辺の長さが1の正三角形になっています)
▲図3.中央部分は一辺の長さが1の正八面体です
そこで、一辺の長さが1の正四面体の体積をV、一辺の長さが1の正八面体の体積をUとして上記の関係を立式しましょう。
図2の立体図形は一辺の長さが2の正四面体なので、その体積は8Vです。(一辺の長さが1と2の正四面体の相似比は2なので体積比は2^3=8になります)
したがって、
8V=4V+U
が成り立ち、
U=4V
から
U/V=4
です。
以上から、一辺の長さが1の正八面体の体積は、一辺の長さが1の正四面体の体積の4倍で、これが答えです。
因みに、一辺の長さが1の正八面体の体積は√2/3、一辺の長さが1の正四面体の体積は√2/12です。興味のある人は計算してみてください。
この時期なりの寒さですが、今日も快晴で風もなく過ごしやすい日になりました。湿度は40%ほどで乾燥しているので、うがいをして風邪などひかぬよう気をつけましょう。
さて、今回は2002年日本数学オリンピック予選に出題された立体図形の問題を取り上げます。
問題は、
「一辺の長さが1の正八面体の体積は、一辺の長さが1の正四面体の体積の何倍か。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
正八面体と正四面体の体積をそれぞれ計算してもOKですが、4つの正四面体を積み上げて一辺の長さが2の正四面体を考えるのが簡単です。
まず図1のような一辺の長さ1の正四面体を、図2のように、4つ積み上げて一辺の長さが2の正四面体を作ります。
▲図1、一辺の長さが1の正四面体です
▲図2.図1の正四面体を4つ積み上げて一辺の長さが2の正四面体を作りました
すると嬉しいことに、図2の中央部分の空間は、図3のように、一辺の長さが1の正八面体になります。(8つの面がすべて一辺の長さが1の正三角形になっています)
▲図3.中央部分は一辺の長さが1の正八面体です
そこで、一辺の長さが1の正四面体の体積をV、一辺の長さが1の正八面体の体積をUとして上記の関係を立式しましょう。
図2の立体図形は一辺の長さが2の正四面体なので、その体積は8Vです。(一辺の長さが1と2の正四面体の相似比は2なので体積比は2^3=8になります)
したがって、
8V=4V+U
が成り立ち、
U=4V
から
U/V=4
です。
以上から、一辺の長さが1の正八面体の体積は、一辺の長さが1の正四面体の体積の4倍で、これが答えです。
因みに、一辺の長さが1の正八面体の体積は√2/3、一辺の長さが1の正四面体の体積は√2/12です。興味のある人は計算してみてください。