私はこのケント・ギルバートが昔から好きでした。
この人の書籍は何冊目かですが、いつも面白いです。
この「私が日本に住み続ける15の理由」もやっぱり面白かったです。
私自身も自分が日本人であることに今はとっても誇りを持っていますが
一昔まえまでは、中学の時から刷り込まれた自虐史観で
日本人であることを恥ずかしく、できればヨーロッパに生まれたかったと本気で思っていましたから。
この本の帯には「日本人は、世界一の楽園に住んでいることを、知っていますか?」と書いてあります。
かく言う私も「世界一」だとは思っていませんでしたけど
読後には「なるほど!世界一だわ」と思いました。
その15の理由とは
①日本人が不思議な親切心を持っているから
②将来的に世界の文化の中心になる国だから
③世界に誇る多様なエンタメがあるから
④アメリカが失った自由があるから
⑤間違いなく世界一の食があるから
⑥都会の近くに海と山の自然があるから
⑦世界が憧れる歴史的な遺産があるから
⑧天皇を中心とした国体があるから
⑨日本人が世界一の道徳心を持っているから
⑩子どもが一人で電車に乗れるほど治安がいいから
⑪貧富の差が極端に少ない社会だから
⑫アメリカが失った公の精神があるから
⑬宗教のしがらみがないから
⑭バラエティに富む安心の住環境があるから
⑮外国人にもチャンスをくれる国だから
そして最後にまだ日本に住んでいる理由があるというのです。
それは「日本人が気づいていないことを広める」ためだとありました。
こんなに褒められて、それだからいい気持ちになってこの本を薦めているのではなくて
普通に日本に暮らしていて「当たり前」だと思っていることが
日本以外の国では全然「当たり前ではない」のだということが分かったのです。
ニュースや新聞をみていると、日本社会の嫌な面、腹が立つ面などばかりです。
だけど、それらを差し引いても今の日本はおそらく世界で一番住みやすい国なのだろうと
この本を読んで思いました。
なんとありがたいことでしょうね ("⌒∇⌒")
それだけで幸せなのだと思えます。
そして、もう一冊は昨日手元に届いたので
まだ少ししか読んでいませんけど、これです。
表紙の右上に「10の思い込みを乗り越え
データを基に
世界を正しく見る習慣」と書いてあります。
まず最初に13の質問が出ていて、三択クイズになっています。
質問1「現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?」
A 20%
B 40%
C 60%
質問2「世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう?」
A 低所得国
B 中所得国
C 高所得国
などの質問に自分で答えてみて後で答え合わせをします。
そしてその結果が自分でも驚いたのですけど
正解は2問だけでした。
そしてこの正解率は何と世界中の人達とほぼ同じでしたので
私が特に劣っている訳ではありませんでした。
ところがこの正解率はチンパンジーより低いのだそうです。
ある方法でチンパンジーにどれを選ぶかを試したら
正解率は30%だったのです。
では、なぜ殆どの人が2問しか正解しないのか?
これがこの本のテーマなのですけどね。
300ページ以上を使って、正確なデータとグラフ、図表などを使って
地球上の人間の思考回路を解き明かして行きます。
そして、この本が何の役に立つか?
それは読んだ人の心の癒しになる・・・と書いてあるのです\(◎o◎)/!
殆どの人が世界はどんどん悪い方に向かっていて
貧困と病気と飢餓と争いに溢れていると思い込んでいます。
なぜそう思うのか?そして現実は全然それとは違うのだと
書いてあるのです。
読み終わるのが楽しみですヽ(^。^)ノ