TVでも「GyaO」 USENが年末にSTB販売 産経新聞(10/21 02:23)
USENの宇野康秀社長は20日、産経新聞のインタビューで、パソコン専用だった無料動画配信サービス「GyaO(ギャオ)」が、家庭のテレビでも視聴できるテレビ用セットトップボックス(STB)を、年末商戦に投入することを明らかにした。GyaO事業は営業赤字を続けるが、“お茶の間”への進出で、視聴登録者数や視聴時間の拡大を狙う。一方、視聴登録者1000万人超のGyaOは、テレビ局には脅威となりそうだ。
宇野社長はSTBについて、「今年のクリスマスまでには出す」と言明した。家電量販店などで2万円前後で発売する。自社の光ファイバーサービスとのセット販売も行い、需要喚起を図る。
STBは、モデムとテレビの間につないで使用する。テレビにGyaOの映像が配信され、パソコンよりも気軽に通常のテレビ感覚で視聴できる。ソフトバンクなどもSTB型動画配信を行っているが、月額有料の事業モデル。GyaOはCMで収益を稼ぐ無料モデルのため、民放テレビ局との競合は必至だ。
11月1日から、CSスカパー!720チャンネルで「CSGyaO」を開局して、インターネットからテレビ界へ進出と思っていたら、パソコン専用だった無料動画配信サービス「GyaO」を、家庭のテレビでも視聴できるSTBを年末にも販売をする。
要するに、家庭用のテレビで簡単に視聴できる無料チャンネルが一つ増えたというコトである。
家庭用のテレビで視聴できる放送局など、その昔は簡単に実現できるものではなかったが、意外な方法でやってのけるUSENに拍手を送ります。
県域免許に守られている既存の民放局も、ソロソロ考えを改めないと時代の変化に押し潰される可能性もあり、放送業界だけが再編を免れることなど許されないことです。
テレビ局の形態は、固定されることは必要ないと思います。