通信と放送、融合へ加速 「見逃し視聴」をねらえ asahi.com 2007年03月18日13時25分
ニッポン放送株買収を巡るライブドアとフジテレビの攻防、楽天によるTBSへの統合提案で注目を集めた「通信と放送の融合」。新興ネット企業が狙ったメディア支配は思惑通りに進まず、動きは一見下火になったかに見える。だが、ブロードバンド(高速大容量通信)の普及と動画配信技術の進歩を背景に、NTTが映像配信の強化に乗り出すなど、融合に向けた現実は急速に進みつつある。
地上波を直接受信していたテレビは、難視聴対策という名の元にCATVが全国的に普及し、BSとCSの区別はよくわからないが、想像を絶するほどのスピードで、一般家庭の多チャンネル化が図られた。
ソレでも自由にならなかったのは、自分の好きな時に好きなように好きな番組を視聴するというコトだった。
ソンナ究極の願いをかなえてくれるブロードバンド回線、一部では「オンデマンドTV」、「4thMEDIA」等で実施をされているが、著作権法が改正されてCATV並になったとはいえ、地上波の再送信については今だ実験段階である。
そして、その次に来るものが、地上波放送の「見逃し視聴」、既に押収などでは開始されているというコトだが、HDDに録画するのはアラカジメ情報のある番組で、放送された過去の番組をすべて見ることはできない。
過去一週間の番組が、全て視聴可能というコトになると、テレビ視聴の手段が一変されることは間違いない。
そうなると、既存のCATVの行く末は悲惨なものになるかもしれないが、幸いに我が家には川一本隔ててサービスエリアになることはなかったので傍観するだけである。