サムライ左近法務事務所の事件帳

本業の法律事件の他、考古学、歴史学、戦国山城等を、その実証から紹介します。

司法書士・調査士・測量士の3士の肩書

2008-11-10 09:30:28 | Weblog


毎年、その年の新米を届けてくれる友人がいる。
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今日、わざわざ私の事務所まで
新米を持って来てくれた。
有難いことである。

私の事務所は、平日来られない
お客様の為に土日、営業している。
午後、出掛ける予定であった佐久市の
所用は、そんな訳で明日に延ばした。

この友人には、私が事務所を開業するにあたって
色々なアドバイスを頂いた。
友人の父上(故人)は、司法書士・土地家屋調査士
・測量士の3つの肩書を持つ士業でもあったので
その日常をつぶさに見てきた体験に基づく
貴重なアドバイスであった。

今、事務所の書棚に並ぶ専門書の一部は
その先生が使われた大切な本である。

使いこなされた専門書。
沢山の附箋がされ、中は
その時々の注意書きがびっしり
鉛筆で書きしたためられている。

本当は、彼自身がその本を引き継いで
使うのがふさわしかったのであろうが
残念ながら、その道を選ばなかった。

その村の云わば法律家としての顔を持つ
友人の父上のところには、様々な相談事が
来ていたようである。
土地の問題、お金の問題、相続の問題等々。

今、友人の顔は、その村の「法律家としての顔」
を継承しなかった分、何故か幸せそうな
穏やかな表情をしている。

本来、日常生活では垣間見れない
お客様の素顔に接し、真実を聞き、その問題の
解決を図るとは、並な気持ちでは務まらない。

司法書士・調査士・測量士の3士の肩書を
持った父。
それを敢えて継ごうとはしなかった友人。

今の自分には、おぼろげながら
彼の気持ちが分かる。

青木法務事務所
http://www.aoki-houmu.com/


「家系図」の真贋

2008-11-08 21:36:15 | Weblog
明日9日は、平成20年度の行政書士本試験が全国一斉に行われます。

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受験生の皆さんは体調を十分に整えて
今まで学んだ成果が発揮できるよう
頑張っって欲しいと思います。

1 試験期日 平成20年11月9日(日) 
         午後1時から午後4時まで

2 試験場所

試験地 試験場 所在地

長野県 JA長野県ビル(長野会場)
長野市南長野北石堂町1177-3

松本歯科大学(松本会場) 塩尻市広丘郷原1780

駒ヶ根商工会館(駒ヶ根会場) 駒ヶ根市
上穂栄町3-1

3 試験の科目及び方法

(1) 試験の科目

試験科目 内 容 等

行政書士の業務に関し必要な法令等
(出題数 46題) 憲法、行政法
(行政法の一般的な法理論、
行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、
国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)、
民法、商法及び基礎法学の中からそれぞれ出題し、
法令については、平成20年4月1日現在
施行されている法令に関して出題します。

行政書士の業務に関連する一般知識等
(出題数14題) 政治・経済・社会、情報通信・
個人情報保護、文章理解




さて、今日は「家系図」のお話です。
幅広い行政書士業務の中に
「家系図」の作成もあるのです。

昨年、行政書士資格を持たない北海道の人物が
この家系図を作成し、報酬を得た咎で逮捕されました。
ただで作成したのであれば、まだしも「報酬」を得た
場合は罰せられます。

家系図を作成するにあたっては
戸籍謄本から調べますが、我々行政書士が
用いる「職務上請求書」欄に「家系図作成」の
為では役所が認めないケースもあります。

戸籍謄本が悪用されたり
または興信所・調査会社などに「転売」されたり
する悪質な事例があとを絶たないからです。

全国の行政書士の中には
「家系図」作成をメイン業務としているところも
有り、これ以上は言及しませんが
相変わらず賛否両論の渦が巻いていることだけは
確かですね。

尚、
除籍簿の保存期間は、法律で、
除籍になった年度の翌年から80年と
決っています。
従って明治・大正頃の戸籍は今後消滅
していくことになります。

私は個人的に歴史が好きです。
山城踏査、考古学探訪などは
趣味の領域を超えているかも知れません。
家系図も、そうした意味合いにおいて
興味があります。

学生の頃、一時上田博物館でアルバイトを
したことがあります。
この時は、主に土器への出土地記入と
拓本取りでした。(確か塩田の十人前田かな)
そんな折、家系図を持参された
方が博物館に見えられて「家系図が
本物であるかどうか見て欲しい」と
申されました。
勿論、私にではなくて当時、学芸員をされていた
○○氏にです。
一言。「偽物ですわ」で終わり。

氏曰く、江戸の中期以降に家系図が
盛んに作られていて、今回のものも
その類なのだそうでした。
源平藤橘を祖とする家系図で
江戸中期以降に作られたもの。
皆さんのご家庭に「家宝」としてあるならば
一度「なんでも鑑定団」に見てもらう事を
お勧めします。

自分の祖先が一体何であったのか
調べてみたい。
これはある意味、永遠のテーマかも
知れません。
左近流に申せば、遡って調べても
せいぜい江戸の後期まででしょう。

仮に古い墓石がある。
若しくは寺の過去帳に記載されている。
文書がある等々。
100%繋がっているとは限りません。

家の歴史にも必ず栄枯盛衰があります。
困窮すれば
武士と言えども、刀や槍も質に流れ、
文書は破れ障子の裏貼りに使われ
はたや五輪塔が漬物石にされてしまうことすら
あります。
万一、咎人が出れば、一族離散の憂き目にも
遭い、先祖伝来の地を離れざるを
得なかったかも知れません。

『過去や歴史を学ぶのではなく、
 過去や歴史から学ぶこと』

*自分を生きる*
滝澤恵一先生より

写真は今日の上田公園
終わりゆく秋

上田市の行政書士 青木法務事務所
http://www.aoki-houmu.com/

長野県(北信)・渡邉泰基行政書士事務所
http://members.stvnet.home.ne.jp/law-yasu/index.html

長野県(佐久市)・井出行政書士事務所
http://www.ide-rikon.com/index.html

長野県(東御市)・行政書士事務所マードレ
http://www8.plala.or.jp/madre/


弁護士法第72条の発展的終焉

2008-11-06 21:52:40 | Weblog
先月、北海道のとある行政書士が、
弁護士法違反で逮捕された。
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行政書士業務は、取り扱う内容の上で
弁護士業務と重なり合う部分が多くある。
但し、弁護士法第72条の厚い壁があり、
これに違反することはできない。

以下、その条文である。

(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)
第72条
 
弁護士又は弁護士法人でない者は、
報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件
及び審査請求、異議申立て、再審査請求等
行政庁に対する不服申立事件その他一般の
法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは
和解その他の法律事務を取り扱い、
又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。
ただし、この法律又は他の法律に
別段の定めがある場合は、この限りでない。

行政書士は相続業務にあたっても、それに関連する
書類作成ができるが、相手方との
直接交渉は禁じられている。
今回は直接交渉したために刑事告訴され
逮捕に至ってしまったと
記事を見る限りでは判断できる。
しかし○○行政書士容疑者は、それを否認している。
真意は定かでないが、私自身も
いつもそれで悩まされる。

翻れば
ここ10年の間に行政書士試験は
合格率数%の難関資格に変わり
質実ともに弁護士に負けないほどの
実力をつけてきていると思っている。
そうした意味においても
弁護士の法律事務独占の根拠は、
最早崩れ始めていると言っても決して
過言ではないと思っている。

物事には必ず「現象」と「本質」がある。

現象面で言えば、それが事実であったと
したならば第72条違反で「罪」になる。
しかし
本質面で言えば「行政書士は何もできなくなる」
は核心を突いている。
この第72条が改正されない限り
我々行政書士は「日蔭の部分」とも言える
負をずーっと背負わなくてはならない。

以下は、その記事内容の抜粋である。

札幌地検は28日、札幌市○○区
行政書士、○○功容疑者(76)を
弁護士法違反(非弁護士活動)容疑で逮捕した。
札幌弁護士会と北海道行政書士会が4月、
同容疑で刑事告発していた。

 調べでは、○○容疑者は06年春ごろ、
弁護士資格がないのに札幌市内の女性から
遺産相続の相談を受け、
着手金100万円など報酬を約束して
解決案を盛り込んだ書類を作成。
同9月6日、相手方に書類を渡すなど直接交渉し、
法律業務をした疑い。
容疑を否認している。

 ○○容疑者は今年2月、毎日新聞の取材に
「行政書士の仕事は法改正で拡大され、
法律上の争いがない契約書などの代理作成は
認められている。
これが弁護士法違反に当たるなら、行政書士は
何もできなくなる」と話していた。
北海道行政書士会の○○副会長は
「私たちも弁護士法違反に当たると考えている。
社会に対し、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と話した。

青木法務事務所
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かくありたい「芯あるサムライ」

2008-11-06 08:12:08 | Weblog
「武士の商法」
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慣れない商売を始めて失敗する
事のたとえ。
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左近次郎流の私見です。

士業。
別名サムライ業とも呼ばれます。
弁護士、行政書士、司法書士、社労士、調査士
税理士、会計士などなど。

明治維新、かつてのサムライが伝家の宝刀でも
ある刀で菜っ葉を切っていたと揶揄されもしました。

だが振り返って見て下さい。
「菊と刀」に象徴される如く、日本の、
そして日本人の精神文化を営々と
築き上げて来たのは武士です。

士業になるには
特認や自動的に資格が貰える人達を除き
難関な試験に合格しなければなりません。
そして、その後も自己研鑽の連続です。

一匹オオカミとして
気高く、そして潔く
ある意味、武士と言えませんか。

私は誇り得る品格を備えた「サムライ」だと
思っています。

但し
サムライ業の廃業は決して少なくはありません。
社会的には
片隅的な出来事ですが
開業と廃業が背中合わせになっている現実。

合格率
数%の国家資格。この難関を乗り越えて
開業しても、2年、3年の間に
仲間が次々と廃業していきます。

世の中の為になる仕事で
あっても、そこには何一つ
として保証はない。

信長流に言えば「切り取り次第」
の下剋上的な争奪戦。

まさに満身創痍の熾烈な競争が
展開されます。
これを良かれと思うか。
または悪しきと思うか。
人様々ですが
過当競争、需要と供給のアンバランスが
更に拍車をかけます。

士業。
試験に受かった後、開業してからの
勉強量は半端ではありません。
多分、受験以上の学習が要求されます。
それも裾野が広い上、内容が深い。

儲けのみを優先して考えれば
実は割の合わない士業。
その中でも、行政書士はその傾向が強い。
しかし
腐っても鯛。
人様のお役に立って
何とか、家族が食べていかれれば
「至福」。

更に私見ながら
介護・医療・法律・教育の現場
に競争原理を導入することは
いたずらに価格破壊を招き、
不正や質の低下を助長し
最後はお客様に多大な迷惑と負担を強いることに
繋がるのだろう。

私は左様に感じています。

青木法務事務所
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方法論ノート3:ブログ考

2008-11-04 22:41:40 | Weblog


ブログを継続して書くには、
相当なエネルギーと精神力を要する。


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1回で終えてしまうブログ。
波の如く押し寄せて投稿されるブログ。
かと思えば何日も間が開いてしまっているブログ。
そして、いつしか消えてしまうブログ等々。

内容の質、的の絞り方、様々な角度から見れば
或る程度、その人の「人となりし」
人格、性格が垣間見られる。

露骨な商法であれば、辟易するし
得るものがなければ、義理で見る必要もない。

見たいと思うもの。

そこには、多分しなやかな
人間性が盛り込まれていて、それが
見る人に感動を与えたり共鳴を与えたり
するものだろう。

さて
別の○○ブログのお話ですがご容赦下さい。

私が一番、気に入っているのは
各記事に対するアクセス数が見れるところである。

ブログもある意味「商売のツール」として重宝させて
頂いているので、読者の傾向がどうしても
知りたいところである。

記事の内容は
法律系・郷土史系・考古学系・雑記など
かなりバラけている。

矢張り、郷土史系、考古学系のアクセスは極端に少ない。
代わって法律系・雑記系など
テーマを絞ればアクセスが多くなる。

今日の小室哲也、もとい小室哲哉の事件などは
投稿したと同時に一気にアクセス数が跳ね上がった。

法律系でも
「離婚問題」「告訴・告発」は、他の業務内容と
大きく水を開けている。
それだけ日常的に起きている、或いは関心を持たれている
と言えそうだ。

行政書士の業務内容は複雑多岐に及ぶが
形あるものを売って「なんぼ」でもない。

例えば靴を売るとすれば「なんぼ」と言った代金が示される。
菓子でも飴でも、そこに買うべきものが、欲しいものが
形になってはっきりしているから
お客さんはお金を払う。

だが、しかし
見えないもの、結果が明確ではないものに
お金を払う場合は、別問題である。
事件が長引いたり、想定外の問題が起こったり
すれば、その分新たに費用が発生する。
そうすれば、当初の見積もりとかけ離れてしまうことになる。

この点は業務を受任するにあたり
一番神経を使うところである。

お客様が結果に満足され
更に
料金面でも満足されること。

いつも考えながら、私は仕事をしている。

青木法務事務所
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2本のオール:「持続」と「いい仕事」

2008-11-03 22:28:55 | Weblog

8時20分が就業開始であったが、
サラリーマン時代、7時には会社にいた。
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7時を回って会社の門をくぐる事は、私に
とって「遅刻」を意味していた。
朝は5時15分に目覚め、6時半には家を出た。
約26年間、判を押したようにそれを繰り返した。

会社に着くと、先ずは掃除。
フロアーを掃き、テーブルを拭き、トイレを掃除する。
時間がある時は、外の草むしりもした。

調達関係の業務であったので
必ず来客がある。
テーブルに埃が溜まっていたり、椅子が
乱雑に置かれたりしていたら、それだけで
マイナス印象だ。
メインは仕入先なので「毎日しなくとも・・・」
と言う仲間もいたが、敢えて毎日の日課にした。

雪の降った朝などは、更に早く着くよう
心掛けた。
雪が降る降らない、雪が積もる積もらないなどは
前の晩の気配でおおよそ分かる。

雪が積もった朝、いつもの通り
公道から雪かきを始めていたら、あとから
来た管理職が、会社の構内から
雪をかき始めた。

私は唖然とした。

公道は「黄色のマーク」が付された身体障害者
用の歩道でもあり、同時に小学生の通学路
でもある。

構内は当然あとだ。
先に公道の雪かきだ。

そんな言い知れぬ怒りを感じながら
黙々とかいた。

こんな人が我々の上に立っているのかと
思うと情けなくなった。

26年で会社を去るまで
一度も仲間からデスクを拭いてもらったは
なかったが
今、私は事務所を構え
7時には着き、掃き掃除、テーブル拭き、
トイレ掃除をこなす。

してもらったことはないが
したことが「持続」という確固としたる
足跡として、私の中で活かされている。

2本のオール。

1本は「持続」のオール。
もう1本は「いい仕事」のオール。

この2本のオールの意味を忘れずに
いれば、必ず「道」は開ける。

青木法務事務所
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今日は郷土史「小泉氏」

2008-11-03 18:52:16 | Weblog


日本にある姓の殆どが、
地名から起こったと云われています。
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民俗学者であった柳田國男は
その大著「地名の研究」で
1 利用地名
2 占有地名
3 分割地名
の三つに地名を分類している。

最近では山口恵一郎による
1 地形語
2 法制語
3 社会語
4 生活語
が一番分かり易い。

友人の一人に
上田の小泉の小泉さんがいる。

普通、地名と姓が同一場所にあるのは
稀有な事例である。
多くは何百年間の歴史の中で
流転を繰り返し
全国各地に散らばってしまうものである。

今日はそんなことで
この話を取り上げてみました。

以下はその引用文であります。



標高479m、比高28m。

小泉氏の館跡と伝えるが、伝承・史料等は不明。
小泉氏の居館地については他に籏鉾館がある。

小泉氏は、泉小次郎親衡の末裔とされる。
戦国時代の天文十七年(1548)小泉重成は村上義清に属して
上田原の合戦で武田信玄と戦う。
村上氏が越後に走り没落すると、武田氏に属し、
武田勝頼滅亡後、浪人したという(『図解 山城探訪』『長野県町村誌』)。

小泉氏は二十騎の将として武田軍で活躍した
(『甲陽軍艦』)。
小泉氏の詳しい歴史は判然としないが、
武田勝頼は天正三年(1575)十二月十六日
「討死ならびに忠節人の遺跡は、
継ぐべき人が幼少の場合、十八歳になるまで
武勇の人に陣代を申しつけ、
遺族への給与などは不足なく渡すようにせよ。
しかし十八歳になった翌年は速やかに知行や
被官などを返すと誓詞をもって定めるよう」
という内容の書状を小泉重成(昌宗とも)
に送っている(『信濃史料 十四巻』、
笹本正治『戦国大名の日常生活』)。

館跡は、字東寺畑で、大日堂への参道が通る
台地の先端部になる。
東西南の三面は崖にあり、
北側は台地へ続くが、その範囲などははっきりしない。
東西70m、南北60mほどの規模であったと
推定されるのみで、遺構は無い(『図解 山城探訪』)。

真田昌幸の築城による上田城も
元は小泉氏の居城であっった
別名尼ヶ淵城を改修したものであると言われている。

(註:和田合戦と泉親衡について)

和田合戦(わだがっせん)は、
鎌倉時代の1213年(建暦3年)5月に起こった、
鎌倉幕府有力御家人の和田義盛が横山党と
結び執権北条義時を打倒するために起した
クーデターである。

鎌倉幕府では、1204年に将軍源頼家が幽閉された
後に暗殺され、北条氏によって
源実朝が将軍に擁立された。
幕府有力御家人のうち
和田義盛は三浦氏の一族で、
幕府創設以来の功臣であり、侍所を務めていた。

1213年には、信濃源氏の泉親衡が
頼家の遺児千寿を将軍に擁立して
北条氏を打倒する陰謀が発覚。

2月、鎌倉では義盛が上総国に下っている最中に、
事件に関係して義盛の子の義直・義重、
甥にあたる和田胤長らが逮捕される。
鎌倉へ戻った義盛は一族の赦免を要求するが、
胤長のみは許されず、3月に陸奥へ配流され、
屋敷は没収された。

*泉親衡に纏わる事件は
 未だに「謎」の部分が多いと云われている。

青木法務事務所
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「活かしてなんぼ」の行政書士資格

2008-11-01 22:34:38 | Weblog


世の中には溢れるほどの色々な資格がある。
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国家資格をはじめ、公的資格、民間資格等。
調べた事もないので、その実数は知らない。
中にはマニアの如く、多数有する人もいる。

私も10を超える国家資格・公的資格・民間資格を
持つが唯一「主な生業」に寄与している資格は
行政書士のみである。
その他の資格は既に「飾り」になりつつあり
使い道がない。

お金と時間を費やして取得しても
案外使いはしないのである。




行政書士の資格は取得して
「活かす」ことに本来の意味があると思っている。

「活かす」とは文字通り看板を掲げること。

創業には必ず冒険が付き物である。
それは士業の世界でも例外ではない。

少し前まで取れば生涯食えると云われた
弁護士でさえ廃業者が出るご時世である。

要するに100%完璧な資格もないし
100%準備万端などもあり得ない。
最後の決断は「やってみないとわからない」
と言うことである。
しかし船出した以上、全力で漕ぐ。

但し、漕ぎ方が問題だ。
いくら一生懸命オールで漕いでも
1つのオールだけでは駄目だ。
ただ同じところを堂々めぐりするだけなのである。
必ず2つのオールでバランスよく漕ぐ。
そうすれば自然と前へ前へと進んでいく。

勇気ある者とは敢えて棘の道を求める事もある。
私のレベルから言えば、
第一に開業して軌道に乗せた者。
第二に開業してあえなく失敗した者。
第三に資格があっても活かせない者。
第四に取れずに或いは取らずに誹謗中傷する者。

士業は孤独な業務でもある。
強靭な精神力がないと耐えられない。
同時に毎月「山あり谷あり」の連続だ。

そんな中で勇気ある
一人の女性行政書士が誕生した。
「行政書士事務所マードレ」
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サムライ左近から見れば
八面玲瓏な「女流剣士」とも呼べる。

ついでに
青木法務事務所も宜しくです。
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「経営人間学」:中小企業診断士

2008-11-01 20:38:05 | Weblog


かねてより中小企業診断士である、
滝澤恵一先生からお誘いを受けていた。
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今日11月1日は、その経営人間学講座の
開催日。
上田駅前のパレオビル4階に着くと
既に大勢の受講者が来ていた。
主に長野県全域。
駒ヶ根市、飯山市、岡谷市、長野市、須坂市
佐久市、小海町、そして上田市。
各方面から経営者や責任ある立場の方
が集う講演会。
滝澤先生の
知名度の広さと人脈の深さを端的に
物語っている。

世間では今日から3連休。
経営者や責任者が休日であるにも
拘らず熱心に聞き入っている姿を
そこの社員や従業員は知らないのだろう。

経営者など責任ある立場の皆さんは
土曜日であろうが日曜日であろうが
常に会社のこと、社員のこと、従業員のこと
そして社会に役立つ会社のことを考えている。

私も振り返れば個人事業主。
ここに来ると否応なしに、その現実に
直面する。

・日々勉強。
・過去から学び、未来を読む。
・活学、実践哲学

錆付き始めていた脳裏に
今日は、大きな刺激剤を頂いた。

来る11月6日は
「ともにいきる街をつくる」と題して
講演会が開かれる。

申込先:長野市市民公益活動センター・ぷらっと

場所:もんぜんぷら座304・305

電話:026-223-0051

定員:50名

参加費:500円(資料代)

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