写真の土偶は長野県の棚畑遺跡から出土したものです。
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その造形美から「縄文のビーナス」と呼ばれていますね。
国宝の土偶でありまして縄文時代の中期ごろに
作られました。
土偶は縄文時代の早期からつくられ始め
中期以降、その製作が盛んになり縄文時代の終末まで
続きます。
通常は遺構外やゴミ捨て場などから
バラバラに砕けた状態で発見される訳ですが
棚畑遺跡の土偶は
殆ど完全な状態で、お墓とおぼしき所から
発見された例外に近いケースと言えます。
土偶はと言えば、そもそも
壊すことを前提として作られ、そしてバラバラにされ
あちこちの場所に埋められた形跡を留めています。
『考古学から見た日本人』の中で著者である
大塚初重氏は以下のように書いています。
「母なる女性を体現した土偶が、どうして壊されて埋められたのか。
なぜ土偶をそのように扱ったのか。その精神構造を解き明かすことは、
縄文文化の深層構造にふかくかかわっているので、容易に結論は出ない」
と述べるとともに、こう結んでいる。
「母なる女性は新しい生命を生み出す根源の存在であり、その母なる女性の土偶を
壊すことは、母に死を与えることを意味する。
だが、そのことによって次なる新しい生命の誕生を考えたのではなかろうか。」
考古学では
理解に苦しむ遺物が出ると
呪術的か祭祀に関わるものと解釈する傾向がある。
未だに多くの謎を残していると言えるだろう。
相続・告訴告発・離婚・内容証明
会社設立・在留資格・成年後見
↓
行政書士 青木法務事務所HP
http://www.aoki-houmu.com/
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国宝の土偶でありまして縄文時代の中期ごろに
作られました。
土偶は縄文時代の早期からつくられ始め
中期以降、その製作が盛んになり縄文時代の終末まで
続きます。
通常は遺構外やゴミ捨て場などから
バラバラに砕けた状態で発見される訳ですが
棚畑遺跡の土偶は
殆ど完全な状態で、お墓とおぼしき所から
発見された例外に近いケースと言えます。
土偶はと言えば、そもそも
壊すことを前提として作られ、そしてバラバラにされ
あちこちの場所に埋められた形跡を留めています。
『考古学から見た日本人』の中で著者である
大塚初重氏は以下のように書いています。
「母なる女性を体現した土偶が、どうして壊されて埋められたのか。
なぜ土偶をそのように扱ったのか。その精神構造を解き明かすことは、
縄文文化の深層構造にふかくかかわっているので、容易に結論は出ない」
と述べるとともに、こう結んでいる。
「母なる女性は新しい生命を生み出す根源の存在であり、その母なる女性の土偶を
壊すことは、母に死を与えることを意味する。
だが、そのことによって次なる新しい生命の誕生を考えたのではなかろうか。」
考古学では
理解に苦しむ遺物が出ると
呪術的か祭祀に関わるものと解釈する傾向がある。
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