ついこの頃の事件。隣近所での積年のトラブルが
死を伴う大きな事件に発展してしまった。
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事件に至る真相が全て明らかになった
訳ではないが、記事を読む限り
「容疑者Aさんが公道に出るため、被害者Bさん
所有の土地の一部に車が踏み込む」。
これが長い間続き、両人の間に深い溝ができた。
そして、取り返しのつかない
痛ましい事件になってしまった。
隣り合った土地・建物・通路。
日常生活の中での身近な問題だ。
・境界を越えた木の枝
・境界を越えた木の根
・境界の塀
・袋地から他人の土地を通る場合
・隣地に水道管を引く場合
・隣家の失火による被害の場合
・日照権
・道路位置指定と通行権
・騒音
・ペットの鳴き声
等
数え上げたら枚挙にいとまがない。
人間、生きている以上
悩み事の一つや二つ必ずある。
悩んだ末、よい解決策が得られれば
それに越したことはないが、現実はなかなか難しい。
今回の事件も
「ある日突然起こった」ものではない。
積もり積もった不平・不満に火がついた訳である。
市民法務・予防法務の観点から言えば
然るべき立場の人に早く相談していたら
最悪の事態は防げた筈である。
毎日起きている様々な事件・事故。
予兆の段階で消し止められれば
もう少し世の中、明るくなるし、被害も少なくて済む。
多くの行政書士は、たとえ
少しでも困られている方のお役に立てばと
日々、考えています。
青木法務事務所
http://www.aoki-houmu.com/