サムライ左近法務事務所の事件帳

本業の法律事件の他、考古学、歴史学、戦国山城等を、その実証から紹介します。

恥なき「清貧」

2008-08-27 21:26:29 | Weblog
生涯
順風満帆などあり得ない。
と思っている。
長い人生
山あり谷ありだ。
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金がなくて貧乏である人。
自分も含め
世の中、大勢いる。
(と思う)

但し
何とか食べていける。
幸せなことだと思う。

金の亡者となり
人を平気で騙し、欺く。
こうした類から
比べれば
はるかに上等な生き方だと
思っている。

今、一番大切なこと。
「人としての心」

「四無量心」の中で
道元は、こう諭している。

(慈)
人を幸せにしたい心

(悲)
人の悲しみを共に悲しむ心

(喜)
人の喜びを共に喜ぶ心

(捨)
人に施した恩
人から受けた害
一切の報い
とらわれを捨て去る心

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
自分もかくありたい。

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裏から見たホームページ

2008-08-25 22:11:56 | Weblog
ホームページの裏側では
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その日
どういった検索で
アクセスがあったか見る事が出来ます。
当事務所でも
基本的に傾向と対策を実施する上に
毎日チェックしています。
ついてですが
ホームページのアクセスカウンターは
自分で改変する事が可能なのだそうです。
(とあるホームページ製作会社談)

さて
最近の傾向としては
①相続問題
②離婚問題
③告訴・告発
④外国人在留許可
⑤農地転用
⑥帰化申請
⑦内容証明
の順位です。

特に
④の外国人在留許可
⑥の農地転用
は長野県の地域的特性と
云えるかも知れません。

一方
会社設立
各種営業許可申請
のアクセスは
この数ヶ月、かなり落ちています。
この辺は
日本のマイナス的な経済動向と連動した
結果とも考えられます。

不景気風が吹くと
何か「争いごと」が増える。
それは
お金の問題であったり
土地、財産の問題であったり
家族間の問題であったり
普段、水面下にあった潜在的な
トラブル要因が顕在化してくる。
そんな印象を強く持ちます。

元首相のボーリングの
スコアーが良かったようで
羨ましい限りです。
ところで
この方
今の元凶を或る意味
招いたのではなかったのでしょうか。
福田先生は
その泥をもろに被ったような気がします。

実は
今日は
これが言いたかったのです。
昔ならサムライであれば
「腹切り」責任ですよね。
およそボーリングなど
してはおれないと感じますが。

斯様に申す私は
非国民でしょうか。

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「ブログ考」-見られている事の自覚ー

2008-08-23 21:36:55 | Weblog
平日、来れない
お客様にあわせて
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土日も事務所営業をする
ことは結構あります。

そんな中、今日お越しになられた
お客様より、当事務所のホームページに
あるブログも見ていらっしゃるとの
お話がありました。

久し振りに「見られている」意識を自覚しました。

行政書士には職務上
知り得たお客様のプライバシーを
守る「守秘義務」があります。
当然ながら行政書士を辞めた以降も
このしばりは続きます。

ブログでは
個人を特定することなく
実名を記載することなく
細心の配慮をして更新している
つもりですが、話の前後の中で
営業上
相手もメリットがあると判断した場合
○○先生とか
○○士とか
使わさせていただくことがあります。
いずれも事後処理に近く
或いは迷惑されているかも知れません。
ただ
幸いなことに、今のところ
苦情は来ていませんので
「大目に見てくれている」と
勝手に解釈している次第です。

私の場合は
ブログを通して
私の存在を知ってもらい
それを今の行政書士業務と
繋げていきたいという
目的を持っています。

但し
扱う業務内容は、場合によって
非常にデリケートなもので
或る意味、反復修正を「可」としません。

困っている
悩んでいる
この状態の中に
笑いや冗談が入り込む隙間は
本来ないのです。

同業のブログを
最近見る機会が多くなりましたので
大変参考になっています。
私が今まで気がつかなかった
ものの見方、ものの考え方が
そこには広がり、業務を遂行する
上にも大いに役立ちます。

一方
完全に商業ベース化されたもの
読む側の「受け」を狙ったコミカルなもの
等、様々なブログがあります。

情報が飛び交うインターネットの世界。
この中で、踊らされることなく
しっかりと「腰骨を立てて」歩くことにします。

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誇りとしての徽章

2008-08-19 22:12:03 | Weblog
徽章とは
身分・職業を表す印。
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行政書士の徽章には
「コスモス」があしらわれています。
「秋桜」と書き、コスモスと呼びます。

コスモスは調和を意味しています。

私は暫くの間、意識的に
この徽章を机の引出しに
しまって置きましたが
これからはスーツの襟に
付けて表に出ることにします。

弁護士の先生方の徽章は
「ひまわり」です。

夏のひまわりの時期は過ぎ
これからはコスモスが全盛を迎えます。

徽章を暫く、外していたのは
スーツを着る機会がなかったことと
自分自身が付ける資格があるのかと
悩んでいたからです。

しかし
全国に4万弱いる
仲間の皆さんが
日々、一生懸命努力し
自己研鑽されている様子を
研修会、会合、ブログで
目にするにつけ、気持ちを
切り替えました。

社会に誇れる仕事である行政書士。

弁護士
司法書士
といつも比べていた自分を
情けなく感じていました。

法律系の3士は
扱う分野が一部において
重なっていても、多くは
各々独自な分野を持っている。

そう思えば、はじめから
比較する必要などなく
行政書士としての独自分野を
開拓し、その道の
本当の意味でのプロに
なれば良い筈。

士業
何が上で何が下か
はじめから、そんなものはない。
そんな低次元なところで
惑わされずに
もっと考える視点を
お客様に向けるべきである。

先の創業塾研修で
滝澤恵一氏から得たものを
私の行政書士としての
独自分野で生かすこと。

人脈形成の中で
媚び諂うことがなく
対等に渡り合えるような自分を
鍛え上げること。

競争相手、戦うべく相手は
同業者でもなく
弁護士でも司法書士でもない。

己の貧しい心との戦いである。
これに勝てば自然とその先が
開けてくる。
よりはっきりと本質が見えてくる。

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考える視点

2008-08-18 20:59:58 | Weblog
最近、色々迷うと
必ず取り出す
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冊子がある。
経営人間学講座
『自分を生きる』
滝澤恵一氏の本。

今日はその中で
「考える視点」の目次が
目に止まった。

以下、中略の無礼を顧みず
ポイントを抜粋してみたい。

先を読むとは、過去を読む力が必要になります。
時間を遡ってみること
過去を振り返ってみることです。
過去は否定することができない事実の重みを
持っています。
現在は、この過去の積み重ねの上に
成り立っています。
この積み重ねから将来を読むのです。
歴史、過去を振り返って、表層的な
現象を並べてみるのではなく、
なぜ、その現象が起ってきたのか
と原因と結果、関わりを問うのです。

過去や歴史を学ぶのではなく、
過去や歴史から学ぶことです。

(中略)

本質をつかむとは、どうでもいいものを
捨て去るということでもあります。
最も大切なこと、
根本的なこと、
本質からものごとを考えることです。
本質をつかむということを意識して、
これを習慣化していると
直観が働くようになります。
推理や経験を必要とせずに、
ものごとを直接に
判断できるようになってきます。

また
深く考えることは
重点化集中化にもつながります。

なんでもやるというのではなく、
もっとも大切なものを明確にして
これに集中することが
できるようになります。

余談で申し訳ないのですが
先の「創業塾」研修で
<内観>という言葉を
初めて耳にした。
滝澤先生も
創業塾で一緒だった
春雅さんも
この<内観>の時間を
一日の中で必ず取っているとのこと。
最近、私も朝の涼しい時間帯に
<内観>=本当の自分を知る
黙想を取っている。

<内観>とは

本当の自分を知る方法。
内観で本当の自分を知ると
不幸の原因を自分が
作り出していたことに気がつく。

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憂国:70.8%の暗い影

2008-08-17 14:19:44 | Weblog
70.8%の数値を見て
ピンと来た賢明な皆さん。

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内閣府が調査した「国民生活に関する世論調査」
対象20歳以上の男女1万(回収率61.5%)

「日常生活に悩みや不安を感じている」と
回答した
70.8%の数値である。
つまり
10人の成人が集まれば
そのうちの7人は「日常生活」
に悩みや不安を抱えている訳である。

そう言えば
事務所に来られる
お客様で見れば
「会社設立」に関するご相談→(ゼロ)
間違いなく地方においては
停滞しています。(HPアクセスも全体の5%)

それに代わって増えたのは
①内容証明(金銭にまつわるもの)
②離婚相談
③外国人在留関係
④農地の売買
⑤相続
などです。

会社設立は、云わば
地域の活性化をもたらしますが
(お金がプラス方向に動く)

離婚相談・内容証明などは
不景気になると増える現象が
あるとさえ言われています。
(お金がマイナス方向に動く)

日々、不安の中で
日々、悩みの中で
国民の成人男女の70%が
暮らしている現実は
日本という国がまともに
機能しているのか
はなはだ疑問である。

いや、既に猜疑心の固まりにさえ
なりつつある。

政府が「一生懸命、努力している」には
わかる。(わかろうと努力している)

しかし
今の時代
勝ち残っている多くの企業が
そうであるように
「努力するだけでは、どうにもならない時代」
である。

国民の大半は
それでもまだ「日本政府」を信じている。
しかし
国債残高800兆円
長期金利が6%までに上昇した場合、
48兆円の利払いが必要になる。
すなわち国家の税収は
全て国債の利払いで消えていく。

この70.8%の数値が
近い将来の破綻を予兆するものでは
ないことを願う。

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憂国:コンビニ論議

2008-08-16 18:35:09 | Weblog
「コンビニの深夜営業はなくてもOK」
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が84%もあったそうである(朝日新聞調査)。
地球温暖化を阻止する為のCO2削減
がお題目であるが
実際はどうなのであろうか。
仮に深夜12時までと規制した場合、
熱電源消費が抑制されるのは
蛍光灯とエアコンだろう。

今はもう終えた洞爺湖サミットに
向けての「ポーズ」作りで
あったようで、最近では
この話題も下火になり始めた。

但し
コンビニの深夜営業規制には
もう一つの顔があると云われている。

それは深夜コンビニにたむろする
若者の排除。
犯罪の温床になっているとの位置付けである。
何となくこちらの方が本当の目的
ではないのかと疑ってしまう。
しかし
「排除」は当然、抜本的な対策ではない。

ものごとには
全て「現象と本質」がある。

コンビニの営業時間を規制することによって
深夜、たむろする若者を一時的に排除しても
また別な場所を探すだろう。

要するに何故、深夜若者がたむろするのか
本質的なことろで考えない限り
堂々めぐりになってしまう訳である。

これは
今、日本でかなり前から起きている
家庭の在り方
地域の在り方
教育の在り方
強いては
国の若者に対する取り組みが
どこかずれているかに他ならない。

極端に言えば、この国の未来像
将来像が描けない
「漂流する国家」になりつつある
黙示録を示しているとも言える。

最後にもう一つ。
コンビニの深夜の「ともしび」は
子供たちの
女性たちの
”駆け込み寺“
でもあると思っている。

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なだいなだ『人間、この非人間的なもの』

2008-08-15 18:11:41 | Weblog
この夏の文庫
百冊ではないが
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1972年に筑摩書房から
発刊された『人間、この非人間的なもの』
を改めて読み返している。
1972年と言えば
今から36年前に書かれた本。
表紙は
既にセピア色に変わってしまった。
なだいなだ。
奇妙な名前である。
精神科医であり、文筆家でもある氏が
書いたこと。

殴られて育った子供が
親になると、その子を殴ってしまう。
虐待の連鎖であり
当時としては一大センセーショナルを巻き起こした。
あれから36年が経過した。
なだ氏の指摘は
更に深刻な社会現象をもたらした。

虐待されて育った子供たちは
心身の発達が遅れ、表情が乏しくなる。
学校集団に入ると親と同一化して
弱い子供に暴力を振るう。
中には、暴力を受けている状態にいないと
存在感が自覚できなかったりする
ケースも見られる。

被虐児が成長して親になったとき
今度は自分の子供を虐待する側に
転じてしまうケースが非常に
多いと云われる。

児童相談所に寄せられた虐待の
相談件数は、10年前に比べて
約20倍に急増した。

そして
これから先、10年後、20年後には
50倍、数百倍に膨らむ恐れが
あると指摘されている。

今日8月15日は終戦記念日。
この戦争で亡くなられた
310万もの尊い命が
未来を担う子供たちの
親に警鐘を鳴らしていると
感じる。

写真は通りすがりに見つけた
栗の木。
自然に逆らうことなく
着々と秋の準備を始めていた。

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塗炭の苦しみがやってくる

2008-08-14 16:28:04 | Weblog
忍び寄る
再びの世界大恐慌。
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今から約90年前の事件。
この当時の皆さんの多くは
既に地上にはいらっしゃらない。

1929年10月24日木曜日。
アメリカのニューヨーク株式市場の
株価大暴落に端を発した世界的な恐慌のこと。
世界的な農作物や工業製品の生産過剰などが
原因とされ、いつしか
歴史の中で風化されつつある大きな
「過去」の事件であった。

そして、今の状況が
その当時とかなり酷似していると
危惧する政治家は少ない。
そんな中で
早くから危機意識を提起していたのは
僅かな経済評論家のみであった。

サブプライム問題、原油価格高騰、
それらに伴う新エネルギーのための穀物高騰。
連鎖の物価高騰は我々の生活をどんどん
脅かし始めて来ている。
収入は上がらず、むしろ減り気味の中で
物価は高騰し、更に税金が高くなるとなれば、
庶民は、苦しいを通り越して
「ひもじい」二進も三進もいかない
困窮状態に追い詰められていく。

 世界規模での恐慌が近づいて来ている。
日本はすでに税金を800兆円近くも無駄に使っている。
草ぼうぼうの荒れたままの公共施設。
誰も通らない山道の一般道路以上の舗装。
需要に満たない高速道路建設。

富める者はさらに富み
貧しき者はさらに貧しく
の二極分化。格差社会。

今、中国は北京オリンピックの
真っ只中である。
人口13億。
経済成長の著しい沿岸都市部の
一人当たりの所得を、内陸農村部と
比較すると、その差はじつに
12〜15倍と言われる。
中国経済はソフトランディングに
成功するというのが大方の見方
であるが
果たしてそうであろうか。

弁護士増員と米国の関係

2008-08-13 22:28:41 | Weblog
2018年、法曹の人口は
5万人に膨れ上がると云われています。
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法曹界には
弁護士以外に
司法書士、行政書士も
含まれると自認していますが
現行の行政書士数約4万を
越える弁護士大増員です。

(行政書士4万の実態も
兼業者がいたり、登録のみで
実態としての業務をしていない書士が
いたり、肩書きだけの書士がいたり
様々なようですが。)

建前として
「国民に身近な裁判をめざす
司法制度改革の一環」として
2004年に法科大学院が開校されました。
現状での弁護士は
約半数近くが東京等、大都市圏に
集中していますので、地方レベルで
見れば人口比に対し、少なくは
感じられるでしょう。

そもそも
法科大学院の発想は
年に20万人以上の法曹を誕生させる
アメリカのロースクールを踏襲している
と言えます。
何故か。
日本の司法制度改革は
ここでもアメリカの要求に応える
為に開始された側面が強い。
米政府通商代表部は、毎年日本政府に
突き付ける『年次改革要望書』の中で
延々とす進まない日本における
裁判の迅速化を図るため
法曹人口の増員を求めてきた。
が、背景として挙げられます。

アメリカでは毎年5万人以上の弁護士が
誕生し、現在その数100万人を優に超えている。
云わば供給過剰の飽和状態なのです。

数百人もの弁護士を抱える弁護士事務所
「ローファーム」は日本を新たな市場として
進出の機会を狙っていると云われ
彼らを補佐する大量な日本人弁護士を
必要とする。

そうした意味で
ロースクールの設立は
日本進出に向けた大事な布石なのである。

日本は今、質実ともに
アメリカ並の訴訟社会を迎えつつある。

そう言えば
裁判員制度導入の背景の一因に
「裁判の迅速化」が掲げられていたような・・・。


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法律と法務は違う?

2008-08-12 19:24:11 | Weblog
法律事務所と法務事務所。
紛らわしい名前を選んでしまいました。
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「法律事務所」の名前を
掲げられるのは弁護士です。
一方、行政書士の場合
「法律事務所」はご法度です。
通常は○○行政書士事務所が
多いのですが、小生は気負いで
「○○法務事務所」と掲げました。

両隣りは
弁護士先生の事務所と
司法書士先生の事務所。

たぶん
「どこの馬の骨」とも
分からない新参者が
ある日、突然真中に
「○○法務事務所」の看板を出した
ので、さぞ驚かれたことだろうと
想像に難くない。

先程のFAXも
よく見れば「○○法律事務所」に
なっていた。

わたしが原因を作った張本人である。
○○商工会議所様も○○役所様も
悪くは御座いません。

因みに
行政書士が為し得ない他士業の独占業務
とは

①「法律事件」である行政不服申し立てに
 に関して代理人として不服申立書を作成すること
 (弁護士法第72条)
②「裁判所」提出書類
 「検察庁」提出書類
 「法務局」提出書類(主に登記申請書)
 (司法書士法第73条他)
③「税務書類」作成
 (税理士法第52条他)
④労働・社会保険諸法令に基づく申請等。
 (社労士法第27条他)
⑤「特許庁」への出願書類
 (弁理士法75条他)
⑥「船舶・港湾・海運」関係法に基づく申請他。
 (海事代理士法3条他)
⑦「建築設計」関連
 (建築法3条他)
⑧「不動産表示登記」の申請書他。
 (土地家屋調査士法68条他)

以上ですが
イメージ的には
一般法律専門職である点で
弁護士に近いわけです。

弁護士と言えば
訴訟代理人のイメージが強いでしょうか。

余談ながら
開業間もない小生は
ちょくちょく隣の
司法書士先生宅にお邪魔しています。
先生は、いつも丁寧に分かり易く
教えてくれますので、感謝で一杯です。

それから
事務所の名前ですが
変えずに「○○法務事務所」で
続けます。
紛らわしくしたのは私ですから
続けることで責任取ります。

写真に映りし
建物は法務局+検察局
の一角です。


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影を読む眼

2008-08-11 20:29:23 | Weblog
私の仕事は、ある意味
影の部分を引き出してしまいます。
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お客様のできれば
他人に知られたくない
所謂「影」の部分を
話の中で引き出してしまいます。
弁護士ほどでは、なくとも
かなり、込み入った内容を
お聞きし、整理し、良い解決策を
考えなければならないからです。

お客様は、敢えて言いたくない事を
話す訳ですから、聞く方の私も真剣です。

お客様は、全幅の信頼を寄せて
話されます。
真実が判らないと、私自身が間違った
判断をし、結果的に相談された
お客様にご迷惑が掛ることになります。

人格的にも
人間的にも
未熟な私が相談を受ける。
然も報酬を頂戴して。

しかし、法務業の末席に位置する者と
して最大限の成果を導かなくては
お客様の望んだ姿を得られません。

「やったけれどの駄目だった」では
済まされません。

離婚問題
相続問題
内容証明
等々
そもそも
トラブルが付随
していないものなど
ないのです。

故に、予想される様々な
トラブルを未然に防ぎ
お客様が望まれた姿に仕上げる。

結構、大変であります。

本当は光の部分だけ
見ていれば良いのでしょうが・・・・。

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あなたは行政書士?司法書士?

2008-08-10 19:35:53 | Weblog
お客様にとっては
ややこしいようです。
--------------------------------------------------------------------------------
当事務所は
平日、仕事でお越しになれない
お客様の為に土日も事務所を営業しています。
さて、今日の
お客様は、金銭トラブルに関する「示談書」。
お話の中で
行政書士と司法書士の業務がゴチャゴチャ
していることが良く分かりました。

おそらく、一般の方の多くは
同じなのではないかと感じました。
そこで、今日は行政書士が
何たる存在なのか以下に書き出してみました。
参考になればと存じます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

● 行政書士がお手伝いできること(主要業務一覧)

・建設業許可申請(個人・法人)

・経営状況分析申請

・経営規模等評価申請及び総合評価値請求申請

・農地法第3条・第4条・第5条許可申請

・開発行為許可申請

・宅地建物取引業者免許申請(知事・大臣)

・建築士事務所登録申請(新規・変更)

・測量業者登録申請(新規・更新)

・解体工事業者登録申請

・道路位置指定申請

・屋外広告物設置許可申請

・道路占用許可申請・道路使用承認申請

・一般貸切旅客自動車運送業許可申請

・出張封印代行

・旅行業登録申請

・倉庫業登録申請(約款・料率表含む)

・自動車保管場所証明書(車庫証明)

・風俗営業許可申請(1号から8号)

・古物商許可申請

・危険物製造所設置認可申請

・貸金業登録申請

・介護保険制度申請(指定居宅サービス事業者申請)

・介護保険制度申請(指定居宅介護支援事業者申請)

・介護保険制度申請(介護保険施設開設許可申請)

・医療法人設立認可申請

・産業廃棄物処理業許可申請

・薬局開設許可

・化粧品製造販売許可

・医薬品製造販売許可

・医療器具製造販売許可

・飲食店営業許可

・食品製造業許可申請

・旅館営業許可申請

・宗教法人設立(規則認証)申請

・学校法人設立認可申請

・地縁団体認可申請

・著作権登録申請(プログラム関係を除く)

・帰化許可申請

・在留資格認定証明書交付申請

・在留資格変更許可申請

・在留期間更新許可申請

・永住許可申請

・会社設立

・会社の合併、分割

・会計記帳・決算書類作成

・酒類販売業免許申請

・公共物使用許可申請

・営業譲受届

・議事録作成

・遺言書の起案及び作成指導

・遺産分割協議者の作成

・相続人及び相続財産の調査

・遺言執行手続き

・内容証明郵便作成

・クーリングオフ

・告訴状・告発状作成

・公庫等金融機関に対する融資申込

・社会福祉法人設立認可申請

・社団法人設立許可申請

・財団法人設立許可申請

・非特定営利活動法人設立認証申請(NPO法人設立)

・任意成年後見契約に関する手続き

・警備業申請

・自動車運転代行業申請

・保険業申請

・生命保険募集人、損害保険代理店(登録)届出

・給水装置工事業届出(指定)

・毒物・劇物製造業(登録)届出

・有料老人ホーム業届出(届出)

・理容所・美容所届出(届出)

・墓地、納骨堂、火葬場申請(許可)

・石油販売業届出(届出)

・家系図作成

・契約書(委任状作成、示談書作成、合意書作成、贈与・売買・貸借・請負他)

(内容証明関連の具体例)

・慰謝料の請求

・養育費の請求

・貸したお金の催促

・クーリングオフ

・オークション詐欺

・セクハラ被害

・時効の主張

・履行されない契約の解除

・債権の譲渡通知

・債権の放棄

・債権債務の相殺通知

・未払賃金の請求

・過労死による損害賠償請求

・マルチ商法による契約解除

・内職商法による契約解除

・協議離婚の申し入れ通知

・相続遺留分の減殺請求

・交通事故による損害賠償請求

・医療ミスに対する損害賠償請求

・迷惑駐車の中止を求める請求

と、言う事であります。

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10年後の日本

2008-08-09 21:49:55 | Weblog


昨日、上田商工会議所で行われた
「携帯新時代」

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ユビキタス社会の到来に
関する講演を聞く機会に恵まれた。
講師は田端茂徳氏。
その余波もあってか2005年に
発刊された『10年後の日本』
(『日本の論点』編集部編)
を改めて読み返している。
発刊されてから既に3年が経過しようと
しているが、内容的には
今、現在も同じ状況が続いているのに
愕然とした。

様々なジャンルから構成されているが
その中でも
特に食糧問題。

1996年「世界食糧サミット」が2015年までに
世界5億分の栄養不足人口を半減させる・・・である。
10年以上経過した現在
国連食糧農業機関(FAO)の調査によると
世界の飢餓人口は1996年以降、逆に
毎年400万人ペースで増え続けていると
指摘している。
但し、この飢餓は食糧そのものの不足ではない。
世界の穀物生産量と消費量は
共に増加しながら、ほぼ均衡を保っている。

今日の飢餓人口の増加は
食料の枯渇ではなく、経済格差に
よるものである。

しかし
今後は食糧自体が足りなくなる恐れがある。
2015年の世界人口予測は72億人。
現在の人口より、ざっと7億人ほど
増える勘定になる。
生産はと言えば、その需要に追いつけず
更に世界の耕地面積は減少し
農地自体も年々500万ヘクタールずつ
砂漠化している。

今の日本は、そうした中
3食しっかり取ってのダイエット。
田端氏の云う「我が家の春の謳歌」
そのエピローグに
寒い予兆を感じた。

生き残るもの
進化とは
写真の草と同様、
環境に順応出来たもの
だけに許された
生存領域なのであろうか。
 
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労働の国際化と在留資格

2008-08-07 20:20:20 | Weblog
長野県商工会連合会から
講師の依頼を受けて
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上田商工会議所に出向きました。
今日も暑い一日。
前回は事業譲渡に関する相談。
今回は介護サービスと外国人派遣に
関する相談でした。

昨日の新聞報道でも
インドネシアの介護士・看護師の記事が
大きく取り上げられていました。
政府が想定していた介護士300人、看護師200人。
しかし実際の受け入れは、その半分にも満たなかった。
介護・看護現場で深刻化する人材難の打開策として
期待がかかる一方、
言葉や習慣の違い、受け入れ側の費用負担の大きさ
などがネックになっているようである。
受け入れ手続きや日本語研修にかかる費用は
一人当たり約60万円。
居住費などとともに施設側が
負担しなければならない。

言葉や習慣の違いと言った
「壁」以外に、今後は「在留資格」の問題も
発生してくる筈である。
在留資格は現行において全27種類。
いずれも厳しい制限が設けられている。

労働の国際化に伴って
在留資格の規制も緩和されざるを
得ないと認識できる。

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