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宇宙は膨張している?<宇宙のお話②

2007-12-21 22:20:48 | Weblog
宇宙はビッグバンで誕生して137億年目といわれています。
そして、宇宙は現在も膨張中といわれています。
この話は良く聞きますが、宇宙の果てが見えないのに、なぜ「現在も膨張中」ということが分かるのでしょうか?
一寸、文献で調べたところ、次のように書いてありました。

「ドップラー効果によって、遠ざかる星の光は波長が長くなり赤く見える。遠くの星ほど赤く見えるから遠ざかっている。」と書いてありました。

なお、「ドップラー効果」とは高校時代に物理で学びました。例えば、踏み切りで電車を待っていると、電車が近づく時は高い音(例えばビーン)がし、踏切を通過した後は低い音(例えばブーン)がします。これは音速は光に比べて物凄く遅いので(秒速340m)、電車の速度が影響して、電車が接近する時は音波の波長は短くなり(音質は高くなる)、逆に遠ざかるときは波長が長くなる(音質は低くなる)ためです。

しかし、広大な宇宙に付いて、ドップラー効果のみで判断することは個人的には次の疑問があります。
その主たる理由は、宇宙はスカスカで密度は極めて低いとはいえ、宇宙は広大ですから遠方の星と地球の間には障害物がある可能性が大きいということです。
その場合は、波長の短い光(青色系統)は障害物に反射され易く、地球に届きにくい。逆に波長の長い赤色系統の光は障害物を迂回して地球に届き易い、という事実です。
例えば、天気の良い日の青空は青色の光が大気にぶつかって乱反射するから青く見えるのです。赤い光は大気を通過してしまいます。
また、夕焼けは太陽の光が大気に直角ではなく水平方向に近く入り込むので、青色の光は大気の前方で全て反射されて地球には届かないのです。逆に赤い光の一部は、大気に反射された後に地球に届くために「夕焼け」の現象が見られる訳です。

上記の理論を、宇宙の星の観測に当てはめた場合、「赤い光の星だから地球から遠ざかっている」・「青い光の星だから地球から遠ざかっていない」とはかならずしもいえないのではないでしょうか。
いいたいことは、地球から遠い星の光は「障害物で波長の短い青い光が反射されるために赤く見える」、地球からそれ程遠くない星は「障害物が少ないために青い光も届く」ということです。

もしかしたら、「宇宙は膨張している」ことは間違いであって、「無限に広大な宇宙」かもしれません。
実は、かのアインシュタインも当初は「静的な宇宙」観を持っていたのですが、1930年にハッブルの100インチの望遠鏡を覗いて、初めて「宇宙は膨張している」と宇宙観を変えた、といわれています。

皆さん、宇宙は現在も本当に膨張していると思われますか?

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