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船員の年金は5年早く、5割り増し<時効年金2750万円

2007-12-19 07:39:48 | Weblog
85歳男性に12年分、特例法で時効年金2750万円支給(読売新聞) - goo ニュース

一般の人はあまりご存知ないでしょうが、「船員」と「炭鉱労働者」は年金の支給開始時期が一般の会社員よりも5年早く支給され、かつ年金支給額は一般の会社員より5割増しだったのです。(現在はどうなっているか知りませんが)
と、いうのは以前に大型船の「船長」さんと「一級航海士」の人と知り合って初めてこの事情を知りました。
なぜこの様な制度ができたかといえば、昔は「船員と炭鉱労働は特別の重労働」と規定され、この職業の人々の保護のために上記の制度ができたということでした。
確かに、炭鉱労働者は重労働で労災も多かったから納得できます。
しかし、船員は終戦直後は船荷は人力での作業でしたから重労働だったのですが、高度成長経済社会と共に機械化され、特段の重労働ではなくなりました。
船員さんに聞くところによれば「船乗りなんて、何ヶ月も船に乗ったままで暇で暇で毎日することがない。仕方が無いから、毎日麻雀ばかりしていた。」と説明されました。
実際、一緒に麻雀をしたところ、プロか?と思うほどうまい。
「こんな人たちが、5年早く年金を支給され、また一般の厚生年金受給者よりも5割り増しの年金とは世の中不公平だな~」と思っていました。
しかし、公の制度というものは一度厚遇したら、これを削減することは至難です。
現在もこの制度が残存しているかどうかは知りません。

さて、12年分で2750万円を一括支給されたということですから、実際の年金額を逆算してみましょう。
2750÷12年=約229万円となります。
この金額は基礎年金の上乗せ部分のみと思われます。昔は働いていればかならず基礎年金の部分は支給されましたから、月当たり約6万円の部分は支給されていたと思われます。
ということは、6万円×12月=72万円を加算すれば、本来の年金額となります。
229+72=301万円(年額の年金額)
これが、55歳から支給されるということは今の若者から見ればうらやましい限りではないでしょうか。(月々の年金25万円)
ぼくも恨めしい、訂正、うらやましいです。

公務員の年金も民間に比較すれば、かなり恵まれています。そもそも年金の計算方法が根底から違っています。
書けば長くなりますし、読んでいる皆さんも腹が立つかも知れませんので今日はここでおしまいです。

[追記]
国民年金→基礎年金の誤りでしたので訂正しました。
(りせっと)

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