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排気量と車重のバランスが大切<車の燃費

2008-08-04 07:34:07 | Weblog
牧野茂雄の「深読み自動車マーケット」 ガソリン高騰時代のクルマ選び(2) 軽自動車は1000cc車より「燃費がイイ」のか?(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

車を動かすにはエネルギーが必要である。
エネルギーとは、力(ちから=トルク)×回転/秒である。
従って、力とは瞬間的なものであり、エネルギーとは時間的な概念である。

また、力=トルクとはエンジンの場合排気量に比例する。
しかし、エネルギーは力に回転数を積算しなければならない。逆にいえば、同じエネルギーを発生させる場合、大排気量のエンジンは低回転でも良いが、小排気量のエンジンの場合は回転を上げなければならない。

例えば、500ccのエンジンと2000ccのエンジンで比較した場合、力は単純計算で4倍だから、同じエネルギーを発生させようとすれば500ccのエンジンは4倍の回転数を必要とする。つまり、2000ccで毎分1000回転の場合は500ccエンジンでは毎分4000回転を必要とする。

一方、ガソリンエンジンの場合、燃費の効率良い最高値は毎分1500~2000回転、といわれている。この回転数を上回れば、燃費効率は下がる(悪くなる)訳だ。

軽四車は車体が小さい割りに、最近は背丈が高いので車重が重くなっている。
例えば、ダイハツのブーン1000ccは900kgに対して、軽四タント(前の型)は890kg、ムーブXは820kg、ミラXは750kgである。

これでは加速時に軽四は力がないので、回転数を上げないとエネルギーを取り出せない。だから非常にバランスが悪い。例えれば、まるでクラウンにヴィッツの1300ccのエンジンを載せたような感じではなかろうか。

以上のことを考えると、軽四の燃費を良くしたいのであれば、ミラのように背の低い車を選択すべきだ。しかし、現在のように背の高い車が主流になっていることうを考えれば、「燃費向上=エコの為に軽四の排気量アップ」を提言したい。
具体的には、660cc→800cc位がベストではないかと思われる。

ちなみにインドのタタ自動車の「ナノ」は623ccであるが、日本の軽四車のように3気筒エンジンではなく、2気筒エンジンだ。
シリンダーの数が多くなれば、回転は滑らかになるが一瞬のトルクは小さくなる。そして、同じ排気量の場合は気筒数が少ないほど燃費は良い。例えばアメリカのベストセラーカー「トヨタ・カムリ」は2400ccだが4気筒だ。

また、ガソリンエンジンの場合、1シリンダーの排気量が330cc~350cc位が最高の燃費効率といわれている。ということは、330×4気筒=1320ccとなり、ヴィッツ、フィット、デミオなどのスモールカーは皆1300cc台であることからも納得できる。

(りせっと~♪♪)

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