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我が県の自治体病院も全て赤字。

2007-09-25 18:31:35 | Weblog
「倒産続出」病院ビジネスに明日はない(ファクタ) - goo ニュース

先日、我が県の自治体病院の決算がチホー新聞に出ていた。
記憶だから正確な数値ははっきりしないが、県立病院を含めて全て赤字であった。(前年度は2病院が黒字だったと思う)
赤字幅が少ない病院は1億円程度とあまり負担にはならない金額だったが、多い病院は5~6億円くらいの赤字と記憶している。
また、ある市民病院は今後の経営が危ぶまれて、08年4月より「公設民営化」が決まった。職員のボーナス1ヶ月カット等で一応の経営努力をしてきた様だが、これ以上の税金補填には耐えられなかったと市が決断した。

自治体病院の場合は、職員が公務員なのでいつかはこの様な事態になると思っていた。公務員は年功序列賃金で身分も保障されているのでどうしても事務員の人件費が私立病院に比較して割高になる。
これに追い討ちをかけたのが、記事にある如く法令改正による医師不足だ。

その中でもNHKでも放映していたが、産婦人科の医師不足は非常に著しいことが分かった。
例えば、午前中に診察し、午後から手術かまたは入院病棟を回診し、晩より翌朝まで救急患者の処置をする、という。この間の仮眠時間は2~3時間もあっただろうか?
これじゃ、医師の身体はもたない。手術の訴訟リスクの増大もあり、医師の卵は産婦人科を敬遠して、眼科などへ流れているという。
国は「少子化だから子供をもっと生め」な~んてことを言っているが、その前に安心して子供を生める環境を造らなければならないと思う。

この現象もいわゆる「構造改革」の余波だと思うが、遅かれ早かれ問題になったと思う。