実家でトランプに興じる

久しぶりに実家へ
息子はバイトがあって、後から電車でやってきた
くたくたの息子は食事をとったら寝てしまったけど
みんながそろってワイワイと楽しく過ごせた。

術後一カ月半の父を心配してやってきた兄夫婦
でも、あまりに元気なので心配する必要もなく、トランプ大会に
昔は長く続かなかったトランプを、みんなで楽しいと思いながらできるのは
息子を含め、子供たちが、負けて怒りだしたり、ケンカにならなくなったから
そんな訳で、まだあまり外出したくない父の事も考え、エアコンの効いた部屋で
夜中まで＆翌日も一日中トランプ大会
朝寝坊もでき、特別何かに追われる事もなくただただのんびり楽しく過ごした。
何とも贅沢な
でも義姉と一緒に、こんな過ごし方ものんびりできていいね～と話した。
毎日毎日、意味がない事に価値がないっと意味ある事、結果の出せることばかりを
求められ、それが習慣になってしまい、何もしないって事がいけない事のような・・・感覚に
でも、主婦は家にいるとやる事が次から次と有り過ぎてやらざるを得ないんだけど・・・

実家からの帰りにレンタルでＣＤを借りに行ったけど、そういえば5月から行ってなかった。
６、７月と忙しく娯楽的な事を全くしてなかったように思う。
父の病気が分かり、手術の為の入院・・・っとホントにあわただしい日々だった。
あっという間すぎて随分昔に事のように思える。

父はトランプに興じる私たちにあきれていた。
「オレの見舞いに来たんじゃないのか」と。
でも、楽しかったからこれでいいのだ

お別れの雨・・・

今日、利用者さん宅を訪問途中に、
以前末期がんの方で突然亡くなってしまった方の家の前を通りかかった。
亡くなってから始めて、ちょっと遠回りをして通った道
利用者さんの家が見えた時、今までになく気持ちがこみ上げて来てきて
自分でも驚いてしまった。
利用者さんの家のカーテンは閉まったまま・・・
この家の主人がもうこの家にはいない事、誰も住む人のない家になってしまったこと
嘘のよう・・・
少しの間車を止めて黙とうした。
後悔ばっかりが浮かんできてたまらなくなった。

今日は、若くして半身麻痺になってリハビリを続けてきた方のお葬式があった。
他のケアマネの利用者さんだったけど、ちょこちょこっと関わったので
その突然の死は本当にショックだった。
命なんていつなくなるか、ホントに分からないんだ！
分かっているのに、いつの間にか忘れてしまう事・・・

午前中、突然すごい激しい雨が降って数分で止んだ。
なんだか突然亡くなった方を悲しんで、激しく泣くような雨だったので、
その方の事を　ふと思い返した。
後で担当のケアマネが同じように、あの雨は○○さんとのお別れの雨に思えた、って言っていた。
彼女は告別式の前に最後のお別れに行き、奥様と一緒にただただ涙だったと言っていた。
いいケアマネさんだったに違いない。

今日は、訪問、訪問の一日だったけど、
この訪問も、会話も、大事な一瞬のようで、後悔のないように・・・と思った。
今日、後回しにした事が、後悔してもしきれない事にならないように！！
89歳のおじさん、戦時中の話、ボロボロのアルバム、軍服姿の写真を見せてくれながらの会話
家族はもう、聞く耳もない、そんな存在のおじいさん。
でも、若い頃の写真には生き生きと、堂々と家族を支える大黒柱だったその人がいた。
切ないなあ～。よぼよぼで手のかかるだけの存在。
でも、この写真をもう一度おじいさんと一緒に見て欲しいな～
死んでから見つけても、遅いんだから！
思い出して！！あなた達をずっと、支え、育ててきた人なのだから！
軍服姿の写真を本棚に飾ってきた。
おじいさんはずっと照れて笑っていた。でも、嬉しそうだったんだよな～。

言語療法を見学

今日は、最近担当することになった脳梗塞で右方麻痺の方のリハビリを見学
作業療法と集団言語療法を1時間ずつ。別の日に個別言語療法が1時間ある。
集団言語療法ってどんなふうにやるのか、興味があって見学させて頂いた。

6人の患者さん（4～5人が通常らしい）が、順番に絵カードを見て
その絵の内容を他の人に伝える。絵にしても、言葉でも、ジェスチャーでもいい。
他の人が、それを見て答えを当てて行く。
簡単な事だけど、失語症や様々な高次機能障害がある人にとってはとても大変なことらしい。
一つの問題に10分くらいかかる事もあって、その事に驚いた私。
記憶がすぐに消えてしまう人、言葉が出なくて笑ってる人、オウム返しにしかしゃべれない人
読めるけど、言葉がうまくしゃべれない人、話したい事とは別の言葉が出てしまう人、今一やる気のない人

1時間でできたのは5問くらい。健常者がやれば10分もかからないような事なのに
患者さんにとっては真剣でとても疲れるゲームらしい。
1対１ではスムーズでも大勢いてガシャガシャシしていると思考がうまく働かないこともあるらしい
だから、あえて集団でのリハビリを行うのだと言う事。

言葉の少ない患者さんに引き換え、付き添う家族のうるさい事。
絵をもっと大きく書けとか、患者さん同士でやるはずのヒントをどんどん言ってしまう。
いいのかいな～？

しかし、1時間に5～6個の単語を言葉にする（それだけ）
こんな事をしてホントに効果あるのかな～とも若干思う
でも、発症時「ななななな・・・」しか言えなかった方が今は、挨拶や簡単な単語が言える
読む事も格段にスムーズになった。
維持期に入っている患者さんなので劇的変化はないだろうけど、
それでも、続けていって、少しづつ、少つづつ・・・なんだと思う。
あきらめずに・・・ってことなんだろうな～
いろいろな人がいて、いろいろな疾患があって、みんな苦しんでいる
なんか、頑張れ～
そして、厚生省のお役人様、発症後1年とかって勝手に枠を作らないで納得のいくまで
リハビリが受けれるようにして下さいね

初の家族会

ケアマネが企画した初の家族会が無事終了
いろいろ、反省点はあるが、思いの外出席者も多く
こんな猛暑の中なのにわざわざ足を運んでいただけたこと、本当にありがたく思う

今回は、認知症ってなあに？と言う内容の講話の後に座談会というプログラム
認知症の方を介護する家族の方がほとんどだった。

ただ、時間も限られていて家族間の充分なコミニュケーションが図れたとまではいかなかったかな～
もっと、日頃の介護の中で思っている事あれやこれやと話し
ちょっとストレス解消になってくれれば、一人じゃないんだと感じてくれれば・・・
との思いもあったので残念。

でも、他のケアマネの家族の方と会え、体験を聞けたこと、良い体験になった。
涙ぐみながら、この先の事、親の人生の最後をどうやって過ごしてもらうのがいいのか
親の思いを確かめる事ができず、このままでいいのか・・・悩まれている娘さん

介護しながら、少しずつ現状を受け入れ、今は上手に相手に合わせ演技している
「女優なの！(笑）」と家族と褒め合ってるんだけど、ホント最近いい演技できるようになりました！
と言われる方も、そこまで割り切るのには時間がかかり、つらかった・・・と。

介護されるより介護する側でよかったのよ、とお互い励まし合われたり。
こんな言葉、部外者やケアマネが言ったら素直には受け止められない事
同じ介護者だけらこそ言えること。

うんうん！短い時間だったけど、良い時間だった。
私もまた、頑張ろ～う

訪問介護のキャンセル料って？？？

最近、何やら訪問介護の当日キャンセル料について、ゴタゴタしている
何を今さら・・・って感じもある、ケアマネとしては

事業所で決めているキャンセル料は利用料全額。
4,000円を超える事もあり、時に「殺生な～お代官様ご勘弁を～」ってな時もある
この、当日キャンセル料は事業所が独自に設定できるもの、らしく
一律1,000円から身体１の全額・・・などいろいろある
実際にその通り頂いているのかな～？

うちの事業所は、体調不良などによるキャンセル以外は当日キャンセルが発生する
でも、この理由なら取らないで欲しいな～って時もあり、自分の担当の利用者さんが
当日キャンセルの電話をしてきた時は、キャンセル料がかかるから・・・と
内容を変更しても（入浴を清拭や部分浴などに）利用できないか・・・と勧める
利用している人達は年金だけが収入という人たちがほとんど。4,000円はイタイはず

しかし、高齢、病気や認知がある、連絡できなかった事情があるなど、いろいろな事情がある訳で
グレーゾーンになると、何とかならないかな～と思ってしまうのは確か。
どんな場合でも一律には厳しい
とは、思う。でも、この体制で今までやって来て、実際キャンセル料を頂いている人たちもいるのに
「グレーゾーンがあるから」とか「キャンセル料で儲けてはいけない（儲かってないが・・・）」
「ヘルパーが訪問していなければキャンセル料は取れないはず」などなど
今更ながらの問題提起に振り回され、現場は大迷惑
実際にはシフトを組む労力と、ヘルパーを確保すること、その為に他のサービスを断っている可能性も考えると
キャンセル料は頂いていいように思う。ただ、1時間のキャンセルで4,000円は大きい。
妥当な金額の検討は必要かも。
安易なキャンセルは減らしたいけど、難しい。

なのに、なのに、中心にいるはずの利用者さんが置き去りにされ、感情的になっているような・・・？
いいのかな？
ゴタゴタもめているのは意地の張り合い・・・勘弁してほしいよ。