雑にゃん日記<俺ってズレてる?>

文章を書く練習で始めました。
いろいろな趣味や語りを書きたいと思いまーす

そして誰もいなくなった。名作は、やっぱり名作

2023-05-07 19:25:18 | 読書

私、移動時間に読書をしています。

紙の小説は、やっぱり良い。

1ページ、1ページに出来事に対する「イメージのしおり」が出来上がります。

そうすると、本に対する思いが強くなり、どんどん話にのめりこんでいきます。

電子書籍とは、また一風違う感情移入感があります。

 

そして、ついに手を出してしまいました。

外国の作家さんによる、ミステリーの名作。

アガサクリスティさん著「そして誰もいなくなった」。

私は、今まで日本の作家さん、それも現代の作家さんの本しか読んできませんでした。

何を思ったか「読んでみよう!」と思ってしまいました。

読んでみた結論として・・・本当に名作でした。

考えてみれば、現在でも色々なミステリー作家さんに影響を与え、テレビのサスペンス物にも強い影響を与えています。

そして、名探偵コナンなどにもおなじみの影響力です。

 

とにかく、派手さや極端な盛り上がりはありません。

センセーショナルな感じもありません。

映画でありがちな、大アクションや、意味のない恋愛ドラマ的な要素があるわけでもありません。

日本のドラマであるような「怒鳴り芸」もありません。

ただただ、会話劇の中で淡々と一人ずついなくなります。

これこそが、人が恐怖の中に置かれた場合の「本当の姿」なんだと思います。

そして、最後まで読者に犯人を悟らせないプロットの鮮やかさ。

物語の最後にやってきた警察にすら犯人はわからず、その後に付け加えられた告白で「全て」が明らかにされるという、真犯人側に立った物語の構成も見事。

 

ほんと、色々なミステリー作家が手本とするような話でした。

 

と言う感じで、解説は一言も書きませんでした。

素晴らしいという感想しか出ません。

1939年に書かれた物語、未だに色あせない面白さは見事ですね。

読んでみてはいかがでしょうか。

 

 


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