早上好2010

天池針灸院による日常生活から中医学(中国伝統医学)や中国針などの情報を提供します。

湿気対策(麻婆豆腐 マーポードウフなど)

2018年07月13日 | 癒し系

中国の四川省の名料理として、

代表的なのは麻婆豆腐

(マーポードウフ)があります。

似た様な料理は 

麻辣汤(マーラータン)、

(マーラー味のスープ)

紅油水餃(ホンヨウシュイジャオ)、

(マーラー味のタレをつけるギョウザ)

 

鴛鴦火鍋(ユェンヤンホウゴオ)・・・

(辛いと辛くない二種類のスープを

一つの鍋でしゃぶしゃぶします)

沢山の美食の中

町のどこにでもある屋台の

「担担麺」(ダンダンメェン)は

(マーラー味のつけメン)

庶民的の食べ物でした。

その味はとても素朴で、

面に味が浸み込む、

スープはほとんどなく、

ちょっとしかないひき肉と

榨菜(ザーツァイ)のみじん切りをのせて、

アツ~イ、カラーイ、

舌がしびれる強度の刺激を感じます。


東洋医学は「医食同源」という

考え方があり、日常生活中で

「食」で健康を守り、

「食」で体調を整え、

つらい症状を改善する事です。

一方、食文化の存在は

人間が自然と共存するため、

生活している環境から学習し

環境に応じた生活習慣が生まれます。

体が必要であれば好み、美味しく感じ、

体が必要でなければ拒む。

この様に地元の風習や食文化が成り立ちます

日本語では「身土不二」という言葉があり、

中国語では「一方水土養一方人」

との言い伝えもあり、どちらも

地元の水や食物が体に

一番合っている事を教えてくれました。

 

四川省は中国の真ん中で

山に囲まれている盆地です。

環境と気候の特徴は

湿気が多く、夏は暑いです。

食生活の中では唐辛子⇒カライ、

椒(カジョウ)⇒シビレが

欠かさない食文化であります。

代表的な「麻婆豆腐」は

大量な唐辛子とを入れるため、

カライ、舌先がシビレ感が

地元の人間でないと

とても受けられる美食とは思いません。

食べた後大量な汗をかき、

体の熱と湿気と共に発散し

新陳代謝が良くなります。

体のだるさや頭のボーッとする感覚は

すっきりします。

食欲も増進し、便通も良くなります。

正に夏バテの予防対策の優れた一品です。

今年の夏は雨が多く降り、

気温の急昇降の日が多く、

湿気を強く感じています。

この様な気候の中では

一番美味しいのは

からい食べ物ではないでしょうか?

私達の体が必要とし、

健康が守られるので、

体が教えてくれるものであります。 


西日本で起こった被害は

こころが痛みます。

急変の多い天候の中

体調管理を整えて頑張って下さい。

いつも、皆様のご健康をお祈りします。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 近況のお知らせ | トップ | 営業再開のお知らせ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

癒し系」カテゴリの最新記事