斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

札幌~釧路間の臨時列車と列車代行バス

2016-12-21 20:14:21 | 鉄道
 8月31日、北海道を襲った台風により、石勝線トマム~根室本線芽室間で橋梁の流出なの大きな被害を受けました。復旧の間、暫定的に
 臨時列車及び代行バス
 が運行されました。その臨時列車と代行バスに乗車しましたので、レポートします。



 釧路からスタートします。釧路~帯広間は
 臨時快速列車
 として運行されました。臨時快速は帯広~釧路間に3往復が設定され、車両はキハ283系が充当されていました。臨時快速とはいえ、停車駅は特急と同じく池田、浦幌、白糠の3つのみで、実質的に特急と変わらない感じです。1両のグリーン車以外全て自由席で、普通列車と同じ感覚で乗車できました。ただ、帯広~釧路間のみの運行なので、編成は5両編成とやや短めでした。



 釧路での案内表示です。札幌行きとして案内している事がポイントです。そもそも臨時列車は札幌~釧路間の利用を意識してダイヤを組んでいるので、そうなっても無理ありませんね・・・。一部指定というのはグリーン車の事ですが、グリーン券は車内での販売だったため、実質自由席だったようです。



 特急並みの走りで帯広に到着。ここで代行バスへ乗り継ぐ事になります。列車はここでしばらく停車し、そのまま釧路行き臨時快速として折り返します。案内表示ではきちんと臨時快速釧路行きと表示されていました。



 帯広~トマム間は
 代行バス
 での移動となります。不通区間は芽室~トマム間ですが、代行バスはあくまでも特急の代行という形なので、帯広から出ています。途中停車は無く、ノンストップで運行されていました。臨時列車と接続する形で3往復が設定されていますが、これとは別にトマム~十勝清水・新得間も1往復が設定されていました。
 代行バスは南口から出ていました。事業者はJRバス、十勝バス、北海道拓殖バスの貸切車が充当されていました。




 代行バスは列車案内表示にもきちんと案内されていました。ただ、ホームからは出ないので、東側コンコース(南口)より出るという旨も案内されていました。とはいえ、列車案内表示に出るとは驚きです・・・。


 私が乗車した時はJR北海道バスが担当していて、私が乗ったのはエアロエースでした。尚、代行バスは3台が出ていて、自由席でした。
 帯広を出たバスは北の方へ走り、音更帯広ICから道東道に入り、トマムICで下車し、トマム駅へ向かうという流れでした。


 帯広を出て約1時間20分でトマム駅に到着しました。バスはトマム駅に横付けされ、乗客はホームで待っていた臨時列車へ乗り換えていきました。



 トマムからは
 臨時特急列車
 で札幌へ向かう事になります。札幌~トマム間は臨時特急列車として運行されていました。もちろん、停車駅もスーパーおおぞら及びスーパーとかちと同じで、新札幌、新千歳、追分、新夕張、占冠と停車して行きます。3往復の設定です。釧路側がなぜ快速として設定されたのかは分かりませんが・・・。臨時特急列車はグリーン車以外全車自由席となっていました。私が乗車した時はキハ283系6両編成で運行されていましたが、キハ261系が充当される便もあるとか・・・。



 トマム駅は相対式ホームの2面2線ですが、臨時列車は駅舎側の1番ホームのみ使用している関係で、2番ホームは閉鎖されていました。


 私は夕方の航空便に乗車する関係で新千歳で下車しました。その時の新千歳での案内表示です。臨時特急と案内されていました。

 復旧工事が続けられていたトマム~芽室間ですが、復旧工事が完了したため、明日の12月22日より運行再開されるの事です。複数の橋梁が流出していただけに復旧まで年単位かかるだろうと思っていたのですが、大動脈であることから懸命な復旧工事が続けられていたそうです。復旧工事に係わられていた方々お疲れ様です。
 以上です。

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