斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

小湊鉄道キハ5800形一般公開

2017-10-22 17:41:52 | 鉄道
 8月27日に小湊鉄道創立100周年を記念して
 キハ5800形一般公開
 が開催され、これを見てきましたので、レポートします。



 キハ5800形
 は小港鉄道オリジナルではなく、鉄道院の電車が期限で、三信鉄道へ譲渡されたのち国鉄を経て1960年に小湊鉄道にやってきたものです。やってきた当時は制御車のクハ5800形になっていたようですが、小湊鉄道にやってきたときにディーゼルカーに改造され、ディーゼルカーとして運行されました。キハ5800形はキハ5800とキハ5801の2両がいて、キハ5801は1978年に廃車されましたが、キハ5800は以後も走り続け、1986年を最後に休車そして、1997年に廃車となったものです。キハ5800は廃車後も機関区にて非公開で保管され、今に続いているわけですね・・・。
 しかし、元々電車だっただけに車体そのものはディーゼルカーらしくない雰囲気ありますが・・・。


 キハ5800形といえば、おでこに付いている2つの前面灯でしょう。小湊鉄道への移籍後に付けられたものですが、目立っている存在です。周辺には錆が付いていますが、電球まで残っているようで・・・。



 車内
 です。今回の公開では車内も公開されており、中に入ることが出来ました。キハ5800形はロングシートとなっていますが、ロングシートそのものは状態がよいようで、座ることも出来ました。青系で、腰部分はビニール張りになっていました。尚、車内の構造は旧型電車の雰囲気そのままでした。時代を感じさせる車内でした。
 車内の状態が良好であったことが一番驚きました。



 運転台
 です。運転室は全室式ですが、運転台部分以外は簡単な仕切りがあるだけで、実質的に半室式でした。しかし、運転台部分だけドア付き仕切りで囲まれており、いかにも狭そうな雰囲気でした。運転台パネルはシンプルで驚きました・・・。しかも、パネルには「キハ5800」の文字が・・・。
 助手側は簡単な仕切りがあるだけだったので、前面展望にもってこいという感じでした。


 「キハ5800」の車号と銘板です。車号は5800のみで、キハの文字はありませんでした。そして、銘板は小湊鉄道への移籍そしてディーゼルカー時のものになっていました。ディーゼルカー化改造は日本車両で行ったことがわかりますね。1960年にディーゼルカー化改造を行っているだけに車体は1950年代以前の旧型車両ながらエンジンそのものは当時の標準形だったDMH17形を搭載していますが・・・。


 車内ではキハ5800形の現役時代の写真が展示されていました。


 留置中のキハ200形です。機関区には多数のキハ200形が留置されていましたので、撮影してみました。

 キハ5800形の一般公開ではキハ5800を屋外に出しての展示も行われましたが、時間の関係で見れませんでした。しかし、普段は非公開のキハ5800形をいろんなところから眺めることが出来、いろいろ勉強になりました。
 以上です。

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