La vie en rose

食べログ化している元ロリバンギャのオタブログ

映画「ソロモンの偽証」

2015-03-17 10:42:27 | 映画
国立新美術館でニキ・ド・サンファル展が開催されると知り、
今から楽しみな音猫です。
こんにちは。




レイトショーで「ソロモンの偽証」を観て来ました。








今月初映画だ。
ミステリかつ宮部みゆきだからキャストも豪華だろうから…
だなんて軽い動機で観たら劇薬だったわ…
中学生時代のトラウマが蘇って来た。

じゅりちゃんとまつこちゃんもが可哀想で仕方ないよ。
幾ら親から暴力受けているからって、大出はざまあとしか思えない。


しかしじゅりちゃんもまつこちゃんも大出も、彼女らがああなった
原因に親の存在が大きく起因していると言わざるを得ない。
主人公の
「子供は親を選べないんだよ」
が皆にあてはまる。



主人公が裁判を決意する動機が弱い。
個人的にはそこまで謎な事件には思えないんだよね。
確かに鑑賞者はまつこちゃんが事故に遭った経緯を見ているので、
そこまで疑問に思わないのかもしれない。
主人公の立場からしたら、また別なのかもしれないけれど。

主人公がいじめを見て見ぬふりをした罪滅ぼしという名の自己満足で
皆を巻き込んでいるようにしか見えんのだが。
事件を受けて自殺しようとするのも中二病のそれにしか思えない。


それにしても森下?先生は可哀想だわー。
いじめを見て見ぬふりをした糞ぶりはあるけれど、同僚に責められ、
折角得た公務員の職を隣人のキチババアにより奪われた挙句引っ越し
も余儀なくされてる訳でしょ。
踏んだり蹴ったり。
後編ではな何故だか頭に怪我をしていたし。


松重さんのいい先生ぶり。
いねーよ…
糞教師とのギャップ半端ねぇ。
校長は可哀想だったな。
こんな事件がなければ無事このまま定年だっただろうに。


全編だけでもあまりに心苦しい内容に、後半を観ることが躊躇われるほど。
後半の方が更に切ない結末を迎えそうじゃない。

しかし謎の美少年の正体が気になるんだ…





「【悲報】猫、オタマに大興奮して炒められる……(閲覧注意でない) 」
http://hamusoku.com/archives/8726688.html