La vie en rose

食べログ化している元ロリバンギャのオタブログ

雄弁な君を見てると 解ってはいても

2015-03-11 11:49:02 | 小説・漫画・アニメ
紅茶の利尿作用ぱねぇー!
カレryの紅茶を職場で飲んでいるんですが、トイレに行く
頻度がいつも以上に上がっている音猫です。
こんにちは。



読んだ本の紹介です。








萩尾望都「王妃マルゴ」3巻
集英社



3巻まで一気に買ってしまったよ。
アンリ(兄の方)にホモォ気質が表れて嬉しい限り。
私はカトリーヌ・ド・メディチを澁澤龍彦の悪女列伝で読んだため、
恐ろしいイメージしかないのですが、本作では割と普通…。
毒殺の描写もあまり見られませんね。

猫を殺したのはシルエットのみしか見えなかったものの、アンリだろうし、
赤子の件といい、いいキャラしているなあ。
ホモォ気質もあらわしながら、マルゴへ執着するという一見、
アンビバレンツに思えつつ(BLでは絶対ない要素)、美しいものが
好きならば女装趣味も自分と似た顔立ちのマルゴを好きになる
ナルシシズムも理解出来ると言えばその通り。
プチ・エルといい、マルゴを愛しつつも彼女の会瀬に手を貸す辺りが、
今後どういった展開になるか読めない。
誰が敵か味方か分かりにくいね。
新キャラダイアナ様がいい味出しておる。
彼女を見ると宮廷で生き残っていくため駆け引きが垣間見えるよ~


そしてギーズは割とクズだった。
妹さんはなかなかいいキャラだったが、夫が可哀想な展開だったので、
ギーズを手玉に取る方向にならんかな。



興味のある時代で面白いことは面白いのだけれど、(ある程度の年齢の)
女性向けを意識した恋愛描写がやはり好きにはなれないなあ…。
マルゴの恋愛脳が…。

萩尾作品はやはりSFが面白い。
「残酷な神~」と「メッシュ」は別だけれどね!










佐藤 賢一 「粛清の嵐 」小説フランス革命 15
集英社文庫


粛清と聞くと攻殻を連想してしまう。
しゅくせぇしゅくせぇー!(タチコマの声で)
いやあ滅茶苦茶な時代に突入したものだ。


影の薄かったロベスピエールが出番って来て嬉しい限り。
ここのところエベールがメインに据えられていて何だかなーという感じだったので。

ロベスピエールに関してベルばらを見ると高潔で素晴らしい人格の
描写しかなかったため、本作品での臆病な様子は人間味が感じられる。

それにしても顎に銃弾を受けた状態で処刑ってむごすぎるわ…。







「人間が大好きなライオンwwwwwwwwwwwwwwwww」
http://hamusoku.com/archives/8719378.html