ペルージュ(Perouges)で出会った犬たちは皆、鎖は付けずに自由に歩き回っていました。
ヨーロッパの人達は狩猟民族の子孫ですから犬との付き合い方をしっかり身につけています。犬は人間の従属物でご主人様は人間であると言うことを犬にしっかり教え込んでいます。どこかの国の愛犬家と称する一部の人のように犬を猫っ子可愛がりして、自分が犬の僕(しもべ)のように振る舞ったりはしません。勿論犬を大事にすることは忘れませんが、それは犬が自分の役に立つ存在であり財産だからです。
箒を持ったおばさんが犬の頭をなでていますが、これは私がこの犬の写真を撮ろうとしているのを見て犬にポーズを取るよう言いつけているとこをなのです。
犬は見知らぬ外国人のために何で俺がサービスしないといけないいんだ!とばかりに私にポーズはとって呉れませんでした。
狩猟民族と農耕民族の違いかも知れませんが、日本では昔から犬は有閑階級の愛玩物でした。一部甲斐犬などがマタギの狩猟犬として使われていた程度でした。
そうゆう民族性もあるのでしょうが、要は個人の自立がしっかり確立できているかどうかの違いであると思います。