Cinema Cafe ~シネマ・カフェ~

ようこそシネマ・カフェへ
あなたの観てない映画探せます
どうぞ、ごゆっくり

たそがれ清兵衛

2008-03-20 | 邦画(さ・た)
 たそがれ清兵衛


  あらすじ 
井口清兵衛は幕末の庄内、海坂藩の平侍。妻を病気で亡くし
二人の娘と老母の3人を養っている。生活は苦しく、下城の
太鼓が鳴ると付き合いは断ってすぐ帰宅し、家事と内職に
励む毎日。そんな清兵衛を同僚たちは“たそがれ清兵衛”と
陰で呼んでいた。ある日、清兵衛は幼馴染みの朋江と再会する。
朋江は嫁いでいたが、夫の度重なる酒乱で最近離縁していた。
清兵衛は朋江に想いを寄せていたが、朋江との縁談を勧められ
ても貧しさを理由に断ってしまった。だが清兵衛は、ある時
藩命が自分に下されたことによって、ひとつの決断を下す。

【出演】
真田広之、宮沢りえ
田中泯、岸惠子、伊藤未希




  感想  ※ネタバレ注意

山田洋次監督が描く日本人の心は、他のどんな映画よりも心の
溝を突いてくる。その監督が、時代小説の匠・藤沢周平の小説を
映画化した本作は、時代の波、運命の波を静かに見つめる侍魂を
情感豊かに描いたヒューマン時代劇。



山田洋次監督による藤沢周平の小説を映画化した3部作の
1作目。ボクは個人的には、この作品が1番好きです。
たそがれと呼ばれながらも、実は凄腕の剣士というところが
時代劇によくあるパターン(遠山の金さんみたいな、苦笑。)
でも時代劇が小さい時から好きなボクとしては、このパターンは
王道パターンというか(笑)。

この映画で1番注目するべき点は、やはり果し合いシーンの迫力
のすごさだと思います。
間に入る会話と、殺陣の鋭さの間が素晴らしい。
何といっても、清兵衛の一言で急に顔色を変える余吾の不気味な
迫力が怖い!こっちまでドキっとして本当に怖かったのが印象に
残ってます。恐るべし余吾…苦笑。


【評価】
 (4.5点/5点満点中)

 たそがれ清兵衛 HP