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下妻物語

2008-03-10 | 邦画(さ・た)
 下妻物語



  あらすじ 
田園風景が広がる美しい茨城県下妻市。
青空の下フリフリのロリータ・ファッションで闊歩する
少女・桃子(深田恭子)の生きがいはお洋服。ロリータ
一直線で他人を必要としない桃子の前に、真っピンクの
改造原付きに乗った地元のヤンキー少女(土屋アンナ)
が現れる。

【出演】
深田恭子、土屋アンナ
宮迫博之、篠原涼子、阿部サダヲ




  感想  ※ネタバレ注意

ロリータとヤンキー、価値観が真逆のふたりの少女の友情と
成長を描いた青春コメディ。
カンヌ国際映画祭に併設されたフィルム・マーケットで、
「Kamikaze Girls」(神風ガールズ)と題して上映されると
評判になり、7カ国で上映が決定し、公開された。

深田恭子
土屋アンナ

前半からもぅ飛ばしてますよ、この映画は(笑)!
ジャスコのCMになってるところとか「面白いから」という
理由で父親と一緒にいたり、離れるお母さんに整形とかして
グランプリで優勝してとか斬新で面白いです。
しかも本当にグランプリに出てるところとか無茶苦茶です(笑)。

普通色んな企業名とかは、映画とかTVでは見せなかったり
出さないのですが、この映画ではおもいっきり出ていて
ベルサーチのバッタもんのやりとりで2人が出会うところとか
本当に面白いです。

ヤンキーになったくだりで、妃魅姑の伝説のアニメーションは
面白すぎです!!それに阿部サダヲ演じるリーゼントが
長すぎる一角獣の竜二の登場シーンは最高です(笑)。

ロリータ役の深田恭子も、ヤンキー役の土屋アンナも見事に
ハマっていて、深田恭子って「富豪刑事」とかこういう役柄が
ぴったりな子ですよね☆
ラストのヤンキー言葉を使って、レディースを黙らせるシーンは
一瞬彼女が本当に言葉にして発しているのか、目が点になって
しまいました(苦笑)。
いやぁ、もっと早く観といたら良かったです☆




【評価】
 (5点/5点満点中)

 下妻物語 HP

サイドカーに犬

2008-03-10 | 邦画(さ・た)
 サイドカーに犬


  あらすじ 
不動産会社勤務の薫(ミムラ)は、ある日、有給をとって
釣堀に出かける。彼女は少女にエサをつけてあげながら、
20年前の刺激的な夏休みを思い出していた。母の家出後、
ヨーコ(竹内結子)という若く美しい女性が夕飯を作りに
現れる。型破りだが温かい心を持つ彼女に、小4の薫
(松本花奈)はすっかり魅了されるのだった。

【出演】
竹内結子、古田新太、松本花奈
谷山毅、ミムラ




  感想  ※ネタバレ注意

長嶋有のデビュー作を『雪に願うこと』の名匠、根岸
吉太郎が映画化。主演は、2年ぶりの映画出演となる
竹内結子『いま、会いにゆきます』など、はかなげな
役が多かった竹内結子が、ぶっきらぼうで、おおらかで
愛情深いヨーコを颯爽と演じている。
今までにない、カッコいい竹内結子を楽しめる。



久しぶりの竹内結子は、本当に今までの愛くるしい
役や、ほんわかさせてくれる役とは違う颯爽と大人な
カッコいい演技をしていて、新しい役どころを見せて
くれてます。
もぅ少し過去と現在を織り交ぜて、ミムラをもっと
出してほしかったと思います。

でもこういうノスタルジーな雰囲気が漂う邦画らしい
スローなテンポの映画は、昔はそんなに好きではない
ボクでしたが、最近はこんな映画を観ると心が切なく
なったり、あったかくなったりします。

邦画らしいなって思うシーンで、好きなシーンは、
薫が父親に頭突きをし「ワンワン!」と吠えるシーンが
印象的で、何ともいえないです。
そして、ラストの自転車で颯爽と通り過ぎて行くところ
とかもラストとしては良い終わり方やなぁ~って関心
してしまいました。




【評価】
 (4点/5点満点中)

 サイドカーに犬 HP

図鑑に載ってない虫

2008-03-10 | 邦画(さ・た)
 図鑑に載ってない虫



  あらすじ 
月刊「黒い本」の美人編集長(水野美紀)から
仮死体験ができるという謎の“死にモドキ”を
探し、死後の世界をルポするよう依頼された
ルポライターの“俺” (伊勢谷友介)。締切り
に間に合わなければ半殺しにすると言われた彼は
アル中のオルゴール職人エンドー(松尾スズキ)
を相棒にしぶしぶ旅に出る。

【出演】
伊勢谷友介、松尾スズキ、菊地凛子
岩松了、ふせえり、水野美紀




  感想  ※ネタバレ注意

ひとりのルポライターが謎の“死にモドキ”を探し、
奇妙な人々と出会うロードムービー。



いきなり、壊れてしまった女編集長の水野美紀に、
びっくりさせられる。いったい彼女は何でこんな
壊れ下品な役を引き受けたのか謎が残るけど、
それ以上に松尾スズキのイカレ具合の方が目に
しみた(苦笑)。

「岡」という字がアザラシに似てるって言ったり
ゲロをお好み焼きみたいにしたり、途中噴水で
身体を洗っている変質者らしき人のくだりなんかは
壊れすぎて、笑ってしまいます。

ブラックユーモアが好きな人には、おすすめです。
ボクは単純に笑いたい時に観るには良いと思います。
「バベル」でアカデミー賞を受賞した菊地凛子が
出演してますが、こっちも特に秀でて、何が良いと
感じる部分はありませんでした。
こんなコメディでは、それを出すのも難しかったと
思いますけどね(苦笑)。


【評価】
 (3.5点/5点満点中)